45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第512話 90層・・・・グリフォン

今いる全員でボス部屋へ。

90層・・・・あと3つなんだよな?何もなければ?

部屋に入ると・・・・

あれ?何もいない?
見渡してもいないんだよ・・・・

「上!」
ナターリヤが叫ぶ。
うん?上を・・・・見上げれば、そこには大量の魔物が・・・・

その複数の魔物が、おっさん達が全員部屋に入り、戸が閉まったのを見計らうかのように、視界の外から急降下してきた。

つまり・・・・おっさん達が入って来た扉。
この後ろに空間があって、そこに魔物がひしめき合っていたんだよ。
扉を開ければ、正面に居ると思うよね?

ナターリヤが気が付いてくれたとはいえ、完全な不意打ち。
何かわからない魔物の襲撃を受ける。
クィンシー達は難なく魔物の攻撃を剣で受けているが、皇帝は一応エルヴィーラに守られている。
そんな中、危ないのは3人の娘さん。
おっさんの直ぐ近くにいるんだけど、狙われたらひとたまりも・・・・おっさん謹製の防御力のある服羽織ってるから、まあ死にはしないだろうけど、危険だ。
なので、カバンから手あたり次第何かを取り出し魔物に向かって投げつける。
いくつかは硬いものだったので、当たった魔物は、吹き飛ぶ。
そして・・・・何か布?が散乱してしまう。
おっさん確認しないで投げたからね・・・・

3人の娘さんが拾ってくれるが・・・・何か様子が変だ。
見ると・・・・夜のムフフ用の、女性用の下着だった・・・・
あれ?そんなのカバンに入れてたっけ?

覚えがないなあ・・・・
あ、顔真っ赤だね・・・・もしかして、自身が着た姿を思い浮かべちゃった?

まあ・・・・それより魔物だ。
見るとグリフォンと出ている。
グリフォン・・・・

そう言えば、最初に襲われたのって、グリフォンだよな・・・・
もう10年以上前の出来事か・・・・

おっさんそんな事を思いながら仕留めていく。

あ、エリザヴェータ女史とは・・・・魔物の相性が悪かったのか、リューク君が一生懸命防いでる、色々と。

そんな中、ナターリヤとカトリーンが無双している。

ナターリヤは元々強かったからね・・・・

カトリーンは・・・・おっさんのスキルを渡してから、おっさんとのダンジョン初めて?おっさんカトリーンの戦闘する姿見てなかったなあ、と。

以前と動き?がまるで違うね。
あんなのに襲われたら、大変だね?
とか思いながら眺めちゃったよ。
そしておっさん、何とか2頭のグリフォンを確保。
あ・・・・後1頭欲しかったな・・・・
そう思っていたら、カトリーンが2頭を、ウェンディも2頭を引きずって持ってきてくれた。
「するんでしょ?さ、早くしちゃって!」

「一応確保しておいたのが・・・・ちょうどよかったのかの?」

ウェンディとカトリーンがそれぞれ2頭、これで6頭・・・・
ガクブル状態の3人の娘さんだったけど、こんな階層でのパワーレベリング何てそうそうないからね?

おっさん無言で3人にとどめを促す。

すると・・・・

「これが乗り越えないといけない試練なのですね!」

「シラカワ様の愛を感じる・・・・」

「これはもしやプロポーズ?」

とか訳の分からない事を呟きながらだけど、仕留めてくれたよ。

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