45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第412話 リュークを止めろ!

おっさん、リューク君が心配になり、戻る事に。

「皆順番に来てくれ。ちょっとリューク君が心配だから、行ってくる。」

「かしこまりました、旦那さま。」

アルフォンシーナが送り出してくれる。

彼女がいれば問題ないだろう?

・・・・
・・・
・・


ゲートから出たら・・・・誰もいない。え?ちょ!勇者君?ライナス君?おーい・・・・
何でゲート無防備にしてるんだよ・・・・

当然ながらリューク君もいない・・・・

仕方ないので、後から来るメンバーの為に、おっさんはここに残って見守る。

先ずウェンディがやって来た。

次にアルフォンシーナが。

で、皇帝、エルヴィーラの順番だ。

クィンシー、カトリーンが最後にやってきて・・・・まあ、あの場所へ戻る必要ないからいいけど・・・・一応ゲート回収しとくか・・・

「クィンシー、リューク君がいない。勇者パーティも消えた。周囲を警戒していてくれ。ゲートを回収しに行ってくる。」

おっさん、ゲートでまた向こうへ行き、回収。そして、ゆっくり穴へ向かい、降りた・・・・

他の階層を少し見つつ、降りる。
特に何もなさそうだけど・・・・

で、またもや到着してみると、誰もいない・・・・おいおいどうなってるんだよ?
クィンシーは兎に角、皇帝やアルフォンシーナが居ないのは何でだ?
あ?皇帝が暴走したか?

そう思ってると・・・・背後に何かの気配が微かにしたので、思わず飛び去る。

!!

何かがいるぞ?
しかし・・・見えない・・・・

おっさん剣を取り出し、かまえる。

それと共に、小麦粉を購入、そこらにぶちまける。

お?なんか見えるぞ?

なんだこれ?姿が見えない魔物?だが・・・粉をかぶったそれは、おっさんにはっきりと存在感を示している。

そして・・・・よし、誰もいないな・・・・

「ちぇすとお!」

ふっ・・・一度やってみたかったのよ、このセリフを言いつつ、剣を振るの・・・・
よくファンタジー物の小説に出てくるよね?さらに剣から何かエネルギーとか魔法が飛び出したり、凄い切れ味だったり。

だが・・・・

え?そんな間延びした言い方じゃない?

すまん、おっさんはかっこよく出来なかったよ・・・・

よく分からない魔物の討伐成功。
ゴーストじゃないよな?粉被ったんだから・・・・

お、何か落ちてるな・・・拾っとこう・・・・

で・・・・皆は何処へ行ったんだ?
同じような敵と交戦中?

困ったな・・・・

仕方がないので、一度拠点・・・・今回の作戦の拠点・・・・に行けるゲートを出し、向かう。

「おや、シラカワ侯爵、どうされた?」

何かの大臣が居合わせていたようだ。

「皆がいなくなった。誰も戻ってないか?」

「いえ・・・誰も戻ってきておりませんな。」

「そうか・・・・戻るメンバーがいれば、そのまま此処に留めといて。」

「了解いたしました・・・・」

仕方ない、戻るか・・・・

戻ったはいいが、結局誰もいないままだった・・・・

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