45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第409話 映像を確認すると?

あれ・・・・この映像・・・・途中で何かに引っかかってる?

未だ底に到着してない感じだけど。

少し引っ張って・・・・お、カメラが少し回転を始めた?

するとそこには・・・・なんて言うのかな・・・・道っぽいのが網の目?蜘蛛の巣?みたいになってて、そのうちの一つに引っかかった感じ。

このままロープのカメラは固定し、いよいよドローン。


先ずおっさんの操縦するドローンが降下。

モニター越しに降りると・・・・

ところどころ、階層みたいになってるのが分かる。

これ、この穴からじゃなくても下に降りれるんじゃね?
そう思ったんだけどね・・・

「まあそう思うだろ?だから探したんだよ、俺ら。見つからなかったけどさ。」

クィンシーがそんな事を呟く。

「そうなのか?」

「ああ、此処がこのダンジョンの一番下。あくまで普通に進むのではな。」

「だからと言ってこの穴はな・・・・」


そんな事を話しつつ、ドローンはどんどん降下していく。

これって・・・・一気に下に降りるのと、手短な所に降り、そこから挑むのと、どうなんだろうな・・・・

「俺も一度、ウェンディ達と下に降りた事があるんだよ。その時にな・・・・ちょっとあって・・・・」

クィンシーが何か言うが、

「何がちょっとよ、けだもの!」

ウェンディが言い出す。

「なあ・・・いい加減気が付けよ・・・・ありゃあ、不可抗力だって。」

「あ、そう言えば、ウェンディが男嫌いになったのって・・・・この事か?」

そう、ウェンディは、クィンシーと何かあって、その所為で男が嫌いになったらしいんだが・・・・詳しくは知らなかったんだよ。どうでもいいかなあと思ってたから。

で・・・・詳しく話を聞こうとしたら、何故か遮られた。

「言わなくていいから!」

「言わないさ、はあ・・・・」

苦労人だなクィンシー・・・・


そう話しつつ、ドローンはあのカメラの近くへ。

そして、ライナス君の操縦するドローンは、おっさんのドローンを撮影しつつ、降下中。

おっさん、最初のカメラを避けて、もっと下に向かったんだけど・・・・

「あ!」

ライナス君が何か喋ろうとしたんだけど・・・・

「どうした?」

おっさん聞き返したら・・・・突然画面が思いっきり揺れ?あ、どうやらどこかに激突したらしい・・・・
映像が、変な角度で映ってる・・・・

ライナス君ので見ると・・・・

何かに襲われてました・・・・

「・・・・という訳で、このカメラの所までは安全に降りられそうだから、一度降りようと思う。」

ロープを伝い、降りる事になったんだけど・・・・ちょおこええええ!

少し降りようとして、おっさんギブアップ。

無理だから!ロープだけで降りるとか・・・・

なので、魔法を併用して降りる事にしました・・・・

魔法だけで降りた場合、万が一魔法がキャンセルするような仕掛けがあった場合、即、死に繋がるからね・・・・



余談だが・・・・

その昔、女性陣がお花を摘みに行ってる間に、待機していたクィンシー達が襲われたらしく、クィンシーが女性陣に知らせに向かった所・・・・ウェンディが真っ最中だったらしく・・・・

まあ、黒歴史だね、色々と・・・・

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