45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第318話 おっさん対ドラゴン

ゲートから飛び出した直後、背後から衝撃が!
「グハ!」
またですかそうですか。おっさんいきなり背中に当たった何かのせいで吹き飛んだよ。
すげー勢い。やべえ。見た所普通に地面がある。
一瞬考えたけど、土魔術でおっさんすれすれに地面をせり出させ、少しずつ角度をつけて減速する。
そしてすかさず回復魔術。

何が起こった?罠だった?あまりもの用意周到さに考えなしにゲートに突っ込んだおっさん、自分に腹が立つ。
で、背後は土魔術で囲ってるので、正面を見渡すと・・・・なんじゃこりゃ!
目の前は沢山のドラゴンがいたよ!
それもデカい奴が10匹ほど?
恐らくカトリーンの竜化した感じの強そうな個体が。
つーかここ何処だ?
そんな事を考えてると一匹のドラゴンがすごい勢いで突っ込んできて。
すかさず防護盾・・・・あ、無い!剣を構えて迎え撃つことに。
あの勢いを殺せられるのか?
おっさんドラゴンの下を行くようにあお向けに・・・背中から倒れ、おっさんすれすれを飛んでいくドラゴンに剣を突き立てたよ。
刺さらず腹を切り裂く事には成功し、ドラゴンが地面に突っ込んで暴れまくってる。
その間に地面に落ちてる防護盾を回収。まあ、その前の戦闘でボロボロになってるんだけど。
そうすると今度は別のドラゴンがブレスを吐こうとしている。やべー!
すかさず土魔術で壁を作り、ブレスを防ぐ・・・が、あちー!熱気がすごい!
ドラゴンがブレスを吐き終わった直後、おっさんはそのドラゴンに突撃、剣で鱗を切り裂いたよ。
流石おっさんソード(仮)。ドラゴンの鱗を軽々と切り裂き、深手を負わす事に成功する。

それを見たほかのドラゴンが警戒するようにおっさんを囲もうとしてくる。
そしておっさんゲートの近くをちらっと見ると、何やら2人ほどの人間の姿が。
???ドラゴンと戦ってる!?
それに何だか見た事のあるような気がするんだが・・・誰だっけ?
気になったのでその2人の・・・ゲート付近に向かおうとするも別のドラゴンが阻んでくる。
「これでもくらえ!」
おっさん、剣に魔力をこめ、剣をふるって剣からすごい魔力が飛び出し、目の前のドラゴンに命中。そのまま吹き飛び別のドラゴンに命中。
おーおー派手に吹き飛んでいく。

その間に警戒しつつ、2人の元に行ってみると・・・・
「は・・・伯爵さま!」
?伯爵?おっさんが伯爵の時に会ったやつか?
ジーッと顔を見ると・・・・どうやら敵対する気がないみたいなので・・・・誰だっけ?
「あ。僕です!ヨーリスです!こっちで死にかけてるのがライナスです!」

およ?誰だっけ?忘れた・・・・
「お忘れですか伯爵さま、勇者と言えば思い出せますか?」
「お・・・おおおお!そうだ!思い出した!そう言えばいたね、君たち!」

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