45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第302話 ユンボで壁を破壊

取り敢えず目の前の生物?は襲ってくる気配がないから、周辺を探る事に。
この状況が罠の可能性があるので慎重に。
うーん、何もないなあ?
ただ、これが罠だとこの後何かあるはず。
そしてこの部屋?をよく見渡すと小さな窓があって、そこから明かりが来てる感じだけど、人が通れる大きさじゃない。
で、机がこの部屋の隅にあって、見てみると何やら手紙らしきものがあってね。
それに目を通すと・・・・

”シラカワ侯爵様へ

中々にゲートというのは便利なものですねえ。それにあの部屋のゲートはひょっとして異世界へ行けるのですかねえ?
私なりに驚きましたので、ちょと置き土産を置いていきますね。
気に入ってもらえればいいのですが。

ここから脱出できればいいのですが、ご縁があればインダルチャンス王国で待ってますよ。

ああそうそう、出来れば私も異世界に行ってみたかったのですが、何故か行けなかったのが残念でしたよ。


ミロスラーフ・クプリヤーノヴィチ・ウサーチェフ”

・・・・なんだこれ?
つーかやっぱりゲート悪用してたのか!
将軍何やってくれたんだよ!

っと、今はそれどころじゃない!
先ずは帰る手立てを。
おっさんゲートを・・・一応館に通じるゲート持ってきてるんだよ。
それを設置し、一度使ってみたけれど・・・・駄目か?
魔術が遮断されてる?
じゃあ異世界売買は?
予備の表示プレートを取り出し、試すと・・・・こちらは大丈夫。
試しに飲み水を購入すると、買えた。
ちょっと安心。
で、この部屋・・・・出口はあるけど怪しいな。
しゃーない、壁を壊すか・・・・

おっさん、小型のユ●ボを購入したよ。
小型とはいえ、部屋の中なら大きいな。
で、エンジンは・・・・お、かかった!まだ少し燃料入ってるな。
おっさん窓の近くの壁へユ●ボのシャベルを思いっきりぶつけたら、派手に壁に穴が開いたよ。
そりゃあ鉄相手じゃ多分これ土壁だよな・・・・土壁じゃあ話にならんよね。
どんどん壊していくと、充分通れる多きさの穴が開いてね。
その間、謎の生物?はおっさんが壊した壁から離れた所に避難?していて。
で、おっさん壁壊してユ●ボを下げたんだけど、だけど・・・・
確認するのが怖い・・・・

おっさん、一番大きな生物に近づき、震えながら聞いてみた。
「ひょっとして友里奈か?」

その生物は一瞬びくっとなると、何か言いたそう?な感じだったけど、言葉らしきものは発せず、何やら分からない
音が口らしき所から漏れてる。

・・・・あ・・・・たぶんそうだ・・・・どうしてこうなった・・・・

          

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