45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第262話 報告

まだ身動きが取れない皇帝を、自力で歩けるように回復するまでアフェールのシラカワ商会に留め置く事に。
本人はギャーギャー言ってるが、血を失いすぎたからね。
怪我が治っても、失った血は食べ物で補うしかないから。

そして、皇帝は十六夜達に任せ、おっさん達はシラカワ領へ戻る事に。
ただね・・・・

「主に何かあっては妾の矜持に関わる。じゃからのう、しばし待っておれ。」
カトリーンはそう言うと、まずナターリヤがゲートで戻り、次にウェンディが戻ったよ。
そしてカトリーンがゲートに入って、暫くしたらカトリーンが戻ってきてね。
「主よ、向こうの安全を確認できたのじゃ。早う行くのじゃ!」
そう言われせっつかれる。
おっさんがゲートを使った後、すかさずカトリーンがやってきた。
その後ファートとサージュも続いて戻ってきたよ。

そうしていると、ナターリヤとウェンディは早速どこかへ消えて行ったよ。

うーん、ここで突っ立っていてもしゃーないしな・・・・
現状の報告は何処か落ち着いて聞こうかな。
「カトリーン、ここにいても仕方ないから、会議室か控えの間にでも行って、報告があればそこで聞くようにしたいんだけど。」
「うむ、しばし待つがよい。」
「お、流石カトリーン、人の手配してくれてたのかい?」
「ウェンディが動いてくれておるのじゃ。ナターリヤは周囲の確認に行ってもらっておるのじゃ。」
少しして、ウェンディが戻ってきたよ。
「シラカワさん、あっちでもう集まってるよ!さあ行くよ!」
えー何だよ集まってるって?
「誰が集まってるんだよ?」
「ここにいるシラカワさんの奥さん方と、一部の貴族かな?」
将軍とかはいないよな?
「皇子とか将軍もいるのかい?」
「皇子はいるけど・・・・将軍はいるって言ったほうが良いのかな?まあ来たらわかるよ!」
おっさんがウェンディと話をしている間にジスラン君がやってきてね。
「無事の帰還お疲れ様です、辺境伯様。段取りは整っております。」
「お、すまないね。ここの警備はどうだった?」
「は!兄がしっかりやっております。」
「セヴランもご苦労だな・・・・まだ警護してるのかい?」
「兄はこの状況下、離れる事ができません。報告は定期的に行っておりますのでご安心下さい。」
「ジスラン君がいうんだ、大丈夫だな。で、もう集まってるんだっけ?会議室?」
「その通りでございます、辺境伯様。」

おっさん、この場にいた全員と会議室に向かったよ。

・・・・
・・・
・・


「おお、シラカワ辺境伯、無事に戻ってきたんだな!よかった。」

皇子が出迎えてくれたよ。その両サイドにはエルヴィーラとクィンシーが陣取ってるな。

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