45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第253話 緊急会議ですよ

一度帝都へ様子を見に行くか、アフェールかシラカワ領へ向かうか・・・・
おっさんとおっさんの仲間ならシラカワ領へ帰還するという選択でいいんだけど、セアリアス帝国の兵士と将軍、皇子がいるからなあ・・・・。
皇子はともかく、将軍は軍に留まってもらわないと兵士が路頭に迷ってしまう・・・・。
ちょっと相談しとくか・・・・

こうして、主だったメンバーで緊急会議を行う事に。
「ゲートでプレジールにいけないんだけど、これをどう見て、どう対応するか話し合いたいんだけど。」
まずはおっさん、現状について分ってる事を言い、分からない事を含めどう対応するか問題を投げかけたんだよ。
「シラカワ殿はプレジールに何かしら問題があるとお思いか?つまり、プレジール城に異変が?」
「ああ、アフェールのシラカワ商会の店と、シラカワ領のゲートでプレジールと行き来できるゲートが全部使用できなかったからね。普通考えられないから。という事はプレジールで何かが起こったとみて間違いない。そして、現状何が起こってるのか調べる手立てがないから、これからどうするか話し合いたいんだよ。」
「まさか、プレジールが落とされたとでも?」
「父上は無事なのですか!」
・・・・皇子、それはこっちが聞きたいんだよ・・・・
「それを含め考えないと。ただ、ゲートを使用不可能にする余裕というか、行動を起こせれたのだから、何かしらの対応はしていたという事になるけど、皇帝の無事はここからは確かめられないんですよ、皇子。」
「兎に角城へ急ごう!」
つーかあんたらがへましなかったらこんな事態にならんかったのでは?皇子じゃなかったらおっさん抑えてないよ?
「皇子、そうは言ってもシラカワ殿の言うとおり、あちらがどうなっているか分からないのでは、うかつな行動をすることができませぬ!考えたくはないのですが、皇帝陛下に万が一の事があれば、皇子が次の皇帝にならねばなりませぬ。」
そうなんだよね・・・・あの傍若無人な皇帝だけど、死んでしまったら大変なんだよね。
生きてればいいけど・・・・
「ここにいても仕方ありません。アフェールかシラカワ領に先ずは向かいませんか?ゲートを複数設置すれば軍といえどもすぐ移動できます。」
「アフェールはプレジールから近すぎる。先ずはシラカワ領へ向かおう。ゲートさえあればアフェールにもすぐに行けるのであろう?シラカワ殿?」
「アフェール自体の無事はわからないけど、少なくともアフェールのシラカワ領商店は無事なのを確認してるから。ただ、アフェールのシラカワ商店では軍の駐留は無理なので、シラカワ領への移動を勧めるけど。」
はーどうしてこうなった・・・面倒事は嫌だよ、しかも戦争に関する事なんて。
「じゃあ移動する事でいい?エルヴィーラ、ゲート準備するから、おっさんの後から来てくれるかい?」
「??私が先に行くのですか、だんなさま?」
「向こうで受け入れの準備をしてもらいたいからね。これは妻の仕事だよ?」
「つ、妻の仕事!だんなさま、エルヴィーラ、しっかりと妻の務めを果たして見せますね!」
エルヴィーラも父親の安否が不明だからね、少し様子を見てあげないと。それに、頼ってあげたら気も逸れるし。

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