45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第208話 ウェンディとメーネアとエルヴィーラ

取り敢えず店に入ろうと思ったんだけどね・・・・
しまった・・・・おっさんとウェンディ、めっちゃ汚れてる・・・・
「なあウェンディさんや。」
「何かね、シラカワさんや。」
お、何かノリがいいぞ!
「店に行こうと思ったんだけど・・・この汚れじゃね・・・・」
「え・・・・え!しまったあああ!駄目!見ないで近付かないで!」
「えっと・・・・温泉入らない?」
「入る!入る!!」
即答だね・・・・
「あの、シラカワさま?ご一緒してもよろしいです?」
「おっとニーナさん、遠慮なくどうぞ!今日は館の温泉を堪能してもらおう!」
「本当ですか!うわさで聞いてたんです!ここの温泉より館の方が豪華だって!感激です!」
ニーナさん何処情報だよ・・・・
「あ、着替えがない・・・・」
「その心配はいらないよ。こっちで適当に用意するし、温泉の後は店で好きな服を選べばいいし。」
「よかった!でも、持ち合わせがないよ!どうしよう!」
「ウェンディさんや、あんた冒険者の時は稼いでたんじゃないの?」
「う・・・・ないものは仕方ないじゃない!」
「えっとね・・・・おっさんの妻になるんだから・・・全部タダでいいんだよ。」
「シラカワさま!ただというとあれもこれもですか!凄いです!」
「ニーナさんや、貴女実家は金持ちでしょ!そんなのではしゃがなくても。」
「でもでも、アクセサリーもですよね!一度してみたかったんですよ。」
「えっと・・・アクセサリーって高いの扱ってるの?ちょっと見てみたい!」
2人とも目が輝いてる・・・・
「その前に温泉!レッツラゴー!」
「なにそれ?でも、さんざんな目にあっちゃったから綺麗になりたい!」

・・・・
・・・
・・


「もしかして!シラカワさまとご一緒できるんですか?」
えー女2人で入ってよ・・・・
「いや、おっさん男湯、君たち女湯、オーケー?」
「えっと、まだ何かあるの?」
「ウェンディさん、貴女は知らないでしょうけど、全員で入れる家族専用の温泉があるんですよ!ね、シラカワさま!是非ご一緒しましょうよ!」

えーできれば入りたいけどね・・・・
「そ、そんなの不潔よ!私は女湯に行くわよ!」
そうやって騒いでたら・・・・メーネアと香苗ちゃんとエルヴィーラが現れてね。どうやら三人で温泉に入りに来たらしい。
「あ、シラカワさま!この時間にお風呂は珍しいですね。宜しければ久しぶりにご一緒しませんか?」
エルヴィーラ、いい事言うねえ。
そういう事なら。
「そうだなあ。久しぶりにみんなで入る?」
「それがいいですわ。あら、ニーナじゃない?どうしてここに?もしかして旦那さまを攻略できましたか?」
「エルヴィーラさま、おかげさまで。メーネアさまも香苗さまも、これからよろしくお願いしますね。」
「だんなさま?もう妻は増やさないって言ってなかった?仕方ないわねえ。」
ごめんね、香苗ちゃん、おっさん頑張ったけど駄目だったよ。

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