45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第157話 無関係な人々を巻き込む・・・ごめんね・・・

知らない間に入れ替わってたら、確認しないまま市場に流すだろ?それを食べた購入者が一斉に腹を下す訳、ごめんね巻き込んで。
で、購入元は何処なんだとなったら、流石に被害が大きければ卸した商会を調べる事になるだろうし、調べればモーヴェ商会が卸した農作物ってわかるしね。
モーヴェ商会としては作物の出処はわかってるけど、それを公開する事は自分達がおっさんから奪ったって事を認めるわけで、どう転んでもモーヴェ商会にかなりのダメージがあるわけで。
もし、おっさんから奪ったって公開しちゃったら、おっさんすぐさまカバンを取り返すべくモーヴェ商会へ押しかけるし、もし襲撃を公開しなかった場合も、恐ろしい人数の食中毒を自分の商会が卸した作物が原因で発生させてるから商会としてのダメージは避けられないだろうし。

おっさんこっそり下剤を仕込んだ作物に入れ替えてね。しばらく様子を見てたんだけど、どうやら2日ほどしてから中身が消えててね、その日の夕方ロニーさんから報告があって、どうやら帝都に作物を卸したらしくってね。
どうやら別の地域の農作物って事で卸したらしいんだよね。
さて、もう暫くしたら市場に作物が出回るんだよね。
ロニーさんいわく、あと1週間程で市場で売り出されるだろうとの事。
ただ、ひょっとしたらその前に貴族の方に特に出来が良いと言われる作物が流れるんじゃないかってね。

そしておっさん達はモーヴェ商会の動きを監視しながらさらに待ってみたんだよね。
あ、その間におっさん完全武装した商隊を送り込んで、残りの買い付けをしたんだよね。
おっさんが委縮して買い付けを控えるんじゃないかっていうモーヴェ商会の意図があったかもしれないけど、そんなの関係ないからね。
ちなみに、今回の買い付けはエルヴィーラに参加してもらったんだよね、もちろんおっさんソード(仮)装備してもらってね。
「エルヴィーラ、待たせたね、これからリュシエンヌをしっかり守ってやってほしいんだよね。」
「勿論ですわ、旦那さま♪動きたくてうずうずしてましたわ!どうか早く襲ってくださるように!」
・・・・何か違うような気がするけど、まあいいか。
「カトリーン、今度は暴れてもいいから頼んだよ。」
「主よ、妾がモーヴェ商会なら、襲わんじゃろうが、妾に任せてもらえれば安心なのじゃ!」
流石カトリーン、頼んだよ。

そして夜叉の3人娘もね、しっかりと頼んでおいたよ。
最近冒険をしてないから暴れたくてうずうずしてるらしい・・・・。
暴れなくていいからね。

・・・・
・・・
・・



          

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