45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第66話 十六夜とエルヴィーラ

・・・・魔術使いまくったせいか、ぼーっとしていたら・・・

何故かエルヴィーラと十六夜が戦っていた・・・凄い口撃・・・

「とりあえず死んどけ、雌ブタ!」

「うるさいです、行き遅れ姫。」

「人のしらかわさまに手を出そうとは100年早い!しらかわさまに手を出すのは私が死んでからにしろ!」

「じゃあ今すぐ死んでね、駄姫。」


「なあ、シラカワモテモテだなあ。」

「あんた肝心な時にくたばってんじゃねーよ!」

「まあいいじゃねーか、全員無事だったんだしよ!」


・・・・そう、全員無事だったけど、どうにかならんのかね、この口撃。

「なあ、そこの二人、今から鑑定したいんだけど?」

おお、ぴたっと止まったぞ!

「しらかわさま、私の事そんなに知りたいのです?大変うれしいです。」

さっきまでの口の悪さは何だったんだ?

「私はご主人さまの奴隷となりました。奴隷を知るのは当然の事。どうぞよしなに。」

鑑定してみるか・・・・



<名前:エルヴィーラ・リーネルト>
<種族:人間>
<年齢:28>
<性別:女の子>
<職業:戦姫>
<力:強い>
<体力:かなりある>
<知力:普通>
<精神力:弱め>
<俊敏:少し早い>
<魅力:恐ろしく高い>
<運:あまりない>
<保有スキル:社交・剣術・護身術・話術・魅了>
<称号・賞罰:王女・ドラゴンスレイヤー・しらかわの婚約者>



<名前:十六夜>
<種族:魔族・夜叉>
<年齢:287>
<性別:女の子>
<職業:舞姫>
<力:弱い>
<体力:そこそこ>
<知力:高い>
<精神力:少し高い>
<俊敏:早い>
<魅力:恐ろしく高い>
<運:平凡>
<保有スキル:社交・舞術・護身術・話術・魅了・テイム・奴隷使い・投擲術>
<称号・賞罰:ガルムの主人・しらかわの性奴隷>


・・・・2人とも女の子なのね・・・・

エルヴィーラはともかく、十六夜の魔族って何?しかも夜叉とか物騒なんですけど?

それに、性奴隷じゃないから!違うから!

で、十六夜は何しに来てたんだ?

「なあ十六夜、お前はここに何をしに来たんだ?」

「ガルムがドラゴンを食べたいというので、ドラゴンを狩りに。」

・・・・

偶然?

「ご主人さまはこの奥には行かれますか?」

「まだ奥があるの?」

「はい。この奥がこのダンジョンの本領です。」

「えーどうなのS級?」

「あんたも覚え悪いな!クィンシーだよ!行く予定はなかったんだが、行くかい?」

「えーもう帰りたいよ・・・・」

「ここまで来たのでしたら、是非に行くべきかと。」

・・・・ちょっとだけなら。

こうしてもう暫くダンジョン攻略をする事になったおっさん一行(何故かパーティメンバー1名追加)だった。

・・・・十六夜、本当に偶然?怪しいけど、まあおっさんの奴隷に自らなったんだし、しばらく様子を見るか。

エルヴィーラは何かあるんかいな?

それにしても、和服の後ろ姿、ええなあ。おしりのカタチとか、ええのお。

完全にエロ親父となったおっさん・・・・

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