勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
第410話 ショックを受けるクサンデル氏とヨランデ女史
「そ、そんな!神聖騎士たる私が、呪いに気が付かないなんて信じられません!」
あれからオイヴィはクサンデル氏も詳しく確認しましたが、ヨランデ女史同様、呪いにかかっているとの結論。
ショックを受けるクサンデル氏。
そしてそれに輪をかけて落ち込んでいるヨランデ女史。
何せ実の兄に対し劣情を催してしまったと指摘されていたからなのだが、もちろん本人は兄を尊敬しているし、好きなのだが、それは兄としての好意であり、決して異性に対しての感情でないのに、自分の知らぬ間にこんな行動をとっていた事にショックを受け、今現在神聖騎士としてあるまじき行動と相当落ち込んでいるのだった。
それはそれで問題なのですが、僕としては別の問題を先に解決してほしいのです。
「それよりも、あの20人ほどのクサンデル氏、あれを何とかしてほしいのですが、どうにかなりませんか?」
「あ?なんですかそれ。」
ええ!もしかしてクサンデル氏、召喚の事も覚えていないの?
未だ元の世界に戻れず、この場にとどまっている20人のクサンデル氏。
この今僕の目の前にいるクサンデル氏が召喚したので間違いないはずなのですが、呪いでこうなったのか本人が召喚のスキルかアイテムを所持しているのか、僕にはわかりません。
「決闘の時に、貴方が召喚したんですよ。私は貴方と一対一で決闘をしていると思っていましたが、気が付けば20人ほどの貴方に囲まれてましたから。」
「何かの間違いでは?召喚なんてできませんよ?」
そう僕に回答をするクサンデル氏ですが、いやいや現実にはしてましたから。
「では何かそう言ったアイテムを持っていませんか?もし持っていないというのであれば、知らないうちに身に着けているとか、吸収したとか。」
「いえ、そのようなアイテム所持していないはずですが、まさか知らないうちに所持していたとか?」
クサンデル氏は自身の装備を外し、今は服だけを着ています。
じゃあこの装備、アイテムを鑑定しましょうか。
「鑑定できますか?」
「勿論できるとも。妹もできる。む、ヨランデよ、念の為装備をすべて外すのだ。」
「はいお兄様。」
そう言って装備を外すヨランデ女史。
彼女も服のみになっので、それぞれの装備、アイテムを机に並べこの場にいる全員で調べます。
一応僕とヨランデ女史でクサンデル氏の装備、アイテムを、オイヴィとクサンデル氏はヨランデ女史の装備、アイテムを調べます。
一応お付き合いのない女性の装備を僕が調べるのはどうかと思ったので、僕はヨランデ女史のは調べません。もし何かあれば調べますが。
で、鑑定を始めるも調べた品は全部至って普通の品。
まあマジックアイテムはありますが、呪いのアイテムや、特殊な・つまり召喚のアイテムは見受けられませんでした。
ヨランデ女史の方も同様だった模様。
では本人の受けていると思われる呪いでしょうか?
あれからオイヴィはクサンデル氏も詳しく確認しましたが、ヨランデ女史同様、呪いにかかっているとの結論。
ショックを受けるクサンデル氏。
そしてそれに輪をかけて落ち込んでいるヨランデ女史。
何せ実の兄に対し劣情を催してしまったと指摘されていたからなのだが、もちろん本人は兄を尊敬しているし、好きなのだが、それは兄としての好意であり、決して異性に対しての感情でないのに、自分の知らぬ間にこんな行動をとっていた事にショックを受け、今現在神聖騎士としてあるまじき行動と相当落ち込んでいるのだった。
それはそれで問題なのですが、僕としては別の問題を先に解決してほしいのです。
「それよりも、あの20人ほどのクサンデル氏、あれを何とかしてほしいのですが、どうにかなりませんか?」
「あ?なんですかそれ。」
ええ!もしかしてクサンデル氏、召喚の事も覚えていないの?
未だ元の世界に戻れず、この場にとどまっている20人のクサンデル氏。
この今僕の目の前にいるクサンデル氏が召喚したので間違いないはずなのですが、呪いでこうなったのか本人が召喚のスキルかアイテムを所持しているのか、僕にはわかりません。
「決闘の時に、貴方が召喚したんですよ。私は貴方と一対一で決闘をしていると思っていましたが、気が付けば20人ほどの貴方に囲まれてましたから。」
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そう僕に回答をするクサンデル氏ですが、いやいや現実にはしてましたから。
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じゃあこの装備、アイテムを鑑定しましょうか。
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で、鑑定を始めるも調べた品は全部至って普通の品。
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