勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第241話 開き直り?

「ええとその、僕の理解を超えた展開なので、この場はヘルトラウダさんに任せます。家臣団?それもお願いします・・・・」

僕はもう訳が分からないので、ヘルトラウダさんに丸投げしました。
「え?いいんですか?では妻としていきなりこのような重要な事案を任せていただき嬉しいですわ!」

えっと、嫌がると思ったら喜んでる?
「では、旦那さま、この今回の換金、その他は任された・でいいですね?」
「はい、その、マジックアイテムもヘルトラウダさんのいいようにして下さい。」
「そちらもお任せください!では失礼して。では各リーダーは責任をもってこの事案に当たるように!今回の働き次第で家臣団のどの位置になるか決まりますからね!」
「「「「「有り難き幸せ!」」」」」」

・・・・いいのでしょうか?
そして先に家臣団に加わっていた?でいいのかな?ユハニさんがやってきます。
「”火炎の罪”と、その所属のクランですか!公爵さまは素晴らしいクランといつの間に親交を?運がいいとしか言いようがありません!」

「その、貴方達と、この火炎の罪?このパーティ以外冒険者の知り合いはいないんですけど、そんなにいいパーティだったんですか?比べるにしても判断材料が無さ過ぎて、このパーティの振る舞いが当たり前なのか、彼らが特殊なのか知りようがなくて。」

僕は素直に話します。
「あ、そうですね、王都のパーティは、概ね皆紳士的な対応ですが、私達がいたメールローなどにみられる地方都市では、まあ荒くれ共が闊歩してますから、火炎の罪と言うのは、王都では一般的かもしれませんが、この国ではほぼ例外的な優良パーティでしょう。そしてリーダーですが、できれば家臣団を纏める位置にお付けになるか、何かしらの責任あるポストにつけるのがよろしいでしょう。」

僕はこのユハニさんをじっと見ます。
うーん・・・・ゴンザレス達と一緒に居るのが理解できないです。
そうしていると、ビーチェさんだっけ?が僕らの方にやってきます。
「何ユハニ、あれほど貴族を毛嫌いしてたのに、貴族の家臣入り?また復帰?まあ本来はあんたは冒険者やってる器じゃないから、元のさやに戻ったと言うべき?」

うん?もしかしてこのユハニさんは元々貴族の家臣だった?それも重要な地位?それとも貴族も息子?
「ええとビーチェさんだっけ?ユハニさんは元々貴族に仕えていたの?」

「あれ?知らないの?馬鹿な貴族が、ユハニの言葉に全く耳を傾けなかったせいで、とんでもない事になってしまってさ。諫めたのに、逆にユハニのせいになっちまってさ、今じゃ冒険者になってまったってわけさ?」

ええとユハニさんのせいになって、何で冒険者になったの?端折り過ぎでは?

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