勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
第226話 辛うじて結界で食い止めるも
「森江さん、結界を張ります!」
「分かったわ才村さん。矢坂橋さん、古手さん、貴女方もお願い!」
「これを決壊で封じるのね!」
「壊してどうするの古手さん?字が違うわ?結界よ結界!」
「どっちでもいいじゃない矢坂橋さん!!」
この場で結界を張れるのは、並行世界で魔法を習得した4人だけ。
侍女たちはそこまで習得できなかった・・・・恐らく召喚者と現地の人のスキルに関するレベル等の違いからだと思われるが詳しい事はわからない。
4人は魔王を撃退した部屋の4隅にそれぞれ立ち、床の異変が起こっている場所を中心に結界を張る。
4人同時に行ったそれは、上手く作用し、床の異変を食い止める・・・・が、既に発動してしまっているため、影響がどこまであるか分からない。
こうして4人は結界を張る事に成功、その後は並行世界で常山順平が作った魔法の効果を維持する装置を起動し、結界を維持させ、この場を去る。
そして再びアーダ達の元へ向かったのだが、
ここにきてとんでもない報告が来た。
因みにダンジョンに居た侍女達は、魔道具で直ぐに連絡が取れ、あっという間に引き上げてきたのだが、
ダンジョンから王都の門に戻る間に、とんでもない魔物を見てしまったようなのだ。
《ドラゴン》
この世界最強の魔物であり、恐らくダンジョン最下層にいると思われる魔物。
それ以外にも山頂付近に縄張りを主張しつつ住んでいるドラゴンもいるようだ。
恐らくフェンリルであれば、ドラゴンも仕留める事は出来ると思われるが実際に戦った所をみた者がいないのでわからない。
侍女達が見たドラゴンは、1匹や2匹ではなかったよう。
最低でも10匹はいたようだ。
それが各ダンジョンから引き揚げた侍女からの報告。
なので、最低でも70匹のドラゴンが王都の外にいる訳で。
「ドドドドラゴンがこんなに!お姉様どどどうしよう!!」
狼狽えるザーラ。
「慌てるでないザーラ。我々には常山順平という規格外の強さを誇る勇者がいるではないか!」
「でででも!今この場に・・・・いないわ!」
「それもそうだ。兎に角ここに居ても仕方ない。ここはひとつ弟である国王に相談しようではないか。」
・・・・
・・・
・・
・
「姉上!そんなの無理ですよ!魔王の時でもあんなだったのに、ドラゴンが数十匹とか、魔王以上の脅威ではないですか!」
「そうは言ってもなアルノルト国王、現実にこうしてドラゴンが王都に迫っておるのだ。何とかせねばなるまい。」
「ですが・・・・」
すると侍女の一人が報告にやって来る。
「常山順平さまがお戻りになられました。」
王族の話し合いに侍女がいくら報告といえども待たねばならないのだが、常山順平の帰還は何よりも優先するとの事で、何があっても報告するようにと言明されていたのだ。そしてすぐこちらに来るようにと。
「分かったわ才村さん。矢坂橋さん、古手さん、貴女方もお願い!」
「これを決壊で封じるのね!」
「壊してどうするの古手さん?字が違うわ?結界よ結界!」
「どっちでもいいじゃない矢坂橋さん!!」
この場で結界を張れるのは、並行世界で魔法を習得した4人だけ。
侍女たちはそこまで習得できなかった・・・・恐らく召喚者と現地の人のスキルに関するレベル等の違いからだと思われるが詳しい事はわからない。
4人は魔王を撃退した部屋の4隅にそれぞれ立ち、床の異変が起こっている場所を中心に結界を張る。
4人同時に行ったそれは、上手く作用し、床の異変を食い止める・・・・が、既に発動してしまっているため、影響がどこまであるか分からない。
こうして4人は結界を張る事に成功、その後は並行世界で常山順平が作った魔法の効果を維持する装置を起動し、結界を維持させ、この場を去る。
そして再びアーダ達の元へ向かったのだが、
ここにきてとんでもない報告が来た。
因みにダンジョンに居た侍女達は、魔道具で直ぐに連絡が取れ、あっという間に引き上げてきたのだが、
ダンジョンから王都の門に戻る間に、とんでもない魔物を見てしまったようなのだ。
《ドラゴン》
この世界最強の魔物であり、恐らくダンジョン最下層にいると思われる魔物。
それ以外にも山頂付近に縄張りを主張しつつ住んでいるドラゴンもいるようだ。
恐らくフェンリルであれば、ドラゴンも仕留める事は出来ると思われるが実際に戦った所をみた者がいないのでわからない。
侍女達が見たドラゴンは、1匹や2匹ではなかったよう。
最低でも10匹はいたようだ。
それが各ダンジョンから引き揚げた侍女からの報告。
なので、最低でも70匹のドラゴンが王都の外にいる訳で。
「ドドドドラゴンがこんなに!お姉様どどどうしよう!!」
狼狽えるザーラ。
「慌てるでないザーラ。我々には常山順平という規格外の強さを誇る勇者がいるではないか!」
「でででも!今この場に・・・・いないわ!」
「それもそうだ。兎に角ここに居ても仕方ない。ここはひとつ弟である国王に相談しようではないか。」
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「姉上!そんなの無理ですよ!魔王の時でもあんなだったのに、ドラゴンが数十匹とか、魔王以上の脅威ではないですか!」
「そうは言ってもなアルノルト国王、現実にこうしてドラゴンが王都に迫っておるのだ。何とかせねばなるまい。」
「ですが・・・・」
すると侍女の一人が報告にやって来る。
「常山順平さまがお戻りになられました。」
王族の話し合いに侍女がいくら報告といえども待たねばならないのだが、常山順平の帰還は何よりも優先するとの事で、何があっても報告するようにと言明されていたのだ。そしてすぐこちらに来るようにと。
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