勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第143話 そんな事より

「ちょっと待って下さい。僕は一体どうしていたのでしょう?確か魔王がが襲撃してきていて・・・・その後魔王と戦った気がしますが、その後の記憶があやふやで・・・・」

何か魔王に仕掛けた気がするけど・・・・
気が付けばベッドの上だったからね・・・・

あ、みんな顔を見合わせている?

「それに、何だか僕は変なんです。思いだそうとしても、何かこうあったのだと思いますが、思い出せない・・・・」

先程のアーダさんの事もあります。
僕とアーダさんは、少なくとも僕の中ではあんな関係になる余地が無かったはず。

察したのかアーダさんが・・・・

「私でよければ、色々説明しようじゃないか。」

何故かアーダさんも上から目線。だけど、その視線は僕に・・・・

いやあ、あんな美女に見つめられると、落ち着かない。

・・・・
・・・
・・



アーダさんの話によれば・・・・

魔王との色々は色々端折ってましたが・・・・

魔王がこの城を襲撃しに来たのを、何とか皆で防ぎ、戻ってきた僕がスキルで魔王を拘束、魔王は撤退したらしい・・・・

そして、今の僕の状態を・・・・

「先ず、常山殿は、現在スキル中毒症状が出ている。」


何それ?

「スキル中毒?何ですかそれ・・・・?」

「どうやって得たのか知らぬが、常山殿は通常絶対ない方法でスキルを得たはずだ。それもいきなり多数のスキルだ・・・・」

そう言われたらそうだね。
並行世界で得たスキルが全部今の僕の所に来ちゃったみたいだからね。

「そして、通常スキルは、一度に増えるのは良くて3つほどだ。常山殿は・・・・いきなり大量のスキルがその身に入ったのではないか?しかも転移者にはレベルの概念があったはず。そのレベルも軒並み上がったはずだ。」

アーダさんの指摘に・・・・そうですね・・・・ツリーが解放されたとかは、その都度スキルが増えたのでまだいいのでしょうが、並行世界で増えたスキルが、全て一瞬でこの身に入り込んだから・・・・

「ええ、確かにある時、一瞬でとんでもない数のスキルが身につきました。」

アーダさんはしばらく考え込んでから、

「やはりそうか・・・・恐らくその後、頭痛や体の不調、意識障害等があったのではないか?」

「・・・・頭が痛くなったことがありますが・・・・意識障害?わかりません。」

「・・・・例えば、だ、ある女性・・・・例えばそこにいる森江女史だが、つい抱きしめたりキスしたり・・・・なかったか?」

「え?そんな事しませんよ?」

何を言っちゃってるんですか?

「はい、それはもう濃厚なキスを・・・・」

え?森江さん何言ってんの?

「私もしてもらったぞ?」

え?古手さんまで・・・・

「私も人前でされちゃったかなあ?」

矢坂橋さん?

「あ、先日私も抱きしめられ、キスを貰っちゃいました!」

ええ?吉安さん何を言ってるの。

「うん、私も、凄いキスしてもらった!」
伊知地さんまで?

「私・・・・人前で服を胸の所まで順平さんがたくし上げて・・・・キスされながら・・・・・直接おっぱい触ってもらってた・・・・」

え?そんな馬鹿な!僕が才村さんにそんな事をするわけが?ないよね?

「ほう・・・・やはりそうか、そして常山殿はその事に関して記憶が無いのだな?」

「ええ・・・・そんな、無理やりしませんよ!」

え?皆の目線が・・・・僕本当にしたの?

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