勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第137話 とにかく急いで覚醒させます

「時間がないので、僕の言葉使いににケチをつけないで!いいですね!言葉を選んでいる余裕がなくなりました。もし反論するなら、その一言が残りの人の命を減らすと考えて下さい。」

そう言いながらアーダさんを先頭に走っていきます。
僕の両隣にはザーラ姫とアルノルト王子が。
しかも手を握って・・・・

まあいいんですが・・・・はぐれる訳にはいきませんから。

「何故庶民の手を握らんといかんのだ・・・・」

「ここは貴方方の頭の中です!実際には手を握ってませんから!それと今の両名は僕が握っていないと確実にはぐれます!そしていいですか!現実の身体は今現在危機にさらされてます!恐らく魔王の襲撃です!」

「え?魔王?もう来たの?ねえお姉様!どうなのかしら?」

「それは分かりません。そして、さあ着きました。貴女方は先に戻りなさい。」

「姉上!」

僕は一瞬のスキを突いて3人共元の身体に戻させます。つまり覚醒・・・・

「あ!常山様・・・・私まで?」

「その2人を頼みます。僕は急いで残り全員覚醒させます・・・・」

3人は目の前から消えました。
自身の頭の中に戻ったはず。

そして、目が覚めるでしょう・・・・


僕は順番に・・・・ええと男が3人?女が4人だったかな?まだ小さい子もいるけれど、全員一緒にる。これは好都合。

牢をあけ、鎖を断ち切ります。

「先ほどアーダさんと、ザーラ姫、アルノルト王子が一緒に居るのを見たよね?僕は3人を救出しました。そして今、あの儀式で生き残っている全員を助けに来ました。つまり、あなた達で最後です。」

一番年上っぽい男が・・・・

「え?あの儀式で生き残ったのはこれだけ?そんな・・・・」

「今時間が無いです。いいですか?今は皆さんの頭に装置を付け、意識を共有させてます。そしてあなた達は召喚の時の色んな影響でこん睡状態です。そして魔力を込めれば復帰・・・・意識が戻ります。時間がないので細かい説明はしませんが、今は貴方たちの頭の中です。現実はベッドで寝た切りです。」

そして年長の女性が・・・・
「あの、よく分からないわ!」

「分からなくていいです!今現実には、恐らく僕達の身体が寝ている所に魔王が襲撃にきているはずなんです。急いで戻るので・・・・皆さん手を繋いで輪になって!魔力を流し込みます!」

僕は時間がないので一気に魔力を解放し、皆に魔力をいきわたらせます。

そして・・・・無理やり覚醒させます。

「目覚めたら脱出を!大きい人は妹さん達をかばってあげて!ただ、暫く身体を動かしていないので、自力で動けないようなら誰かに手を借りて!細かい事情は落ち着いたら向こうで聞いて!さあ!」

皆消えました。

僕も急いで戻ります・・・・忘れはないよね?

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