勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第131話 心と体のバランスが・・・・

「とにかく起きないと・・・・」
僕は起き上がろうとしますが、うまく起き上がれません。

「先輩!今動いちゃダメ!そんな・・・・顔色が悪すぎます!」

そうなのかな・・・・確かに体が言う事を聞かない・・・・
「回復魔法をお願いします。」

誰もしてくれません・・・・仕方がないので自分でしてみます。

あまり効いていない?
精神の回復?
並行世界で得たスキルで回復をしてみますが・・・・あまり効果がないですね。
一体僕はどうしてしまったのでしょう・・・・
並行世界でこのような事は起こらなかったのに。

仕方ないので、何とかベッドへ・・・・誰かが支えてくれて、ベッドにもぐりこみます。
そして・・・・

・・・・
・・・
・・


一体どれだけ時間がったのでしょう?もうすぐ魔王が襲撃してくるというのに・・・・

少し気分がよくなりました。

そして何やら女性陣?が話し込んでいますね。

僕はこっそり起き上がります。
大丈夫そうです。
ベッドを降り、立ち上がってみますが・・・・問題なさそうです。
そして確認すると、もうボーナスタイムが1時間切ってます。47分・・・・

「あ!せんぱ・・・・順平さん!顔色よくなりましたね。」
「さい・・・・友郁、ありがとう。肩を貸してくれるとありがたいです。」
近くにいた森江さんと才村さんが、両脇から肩を貸してくれ、僕は歩きます。

「友郁、あの王女だっけ?王族のいる部屋に向かいたいので、お願いします。」

「わかりました・・・・順平さん気分はどう?」
「今は大丈夫です。」
「常山さん、無理は駄目よ?」
「森江さん「泉と呼んでね?」・・・・泉さん「呼び捨てでいいのよ?」・・・・泉、そのごめんなさい。貴女にまでとんでもない事を・・・・」
すると立ち止まり、優しく抱きしめてくれます。あ・・・・いい匂い・・・・
「常山さん・・・・いえ、順平さん、無理な時は私達を頼って下さいね?一人で何でもしようとしちゃあ駄目ですわ!」
「わかりました。その、そういう性分なものですから・・・・」

「順平さん、ここですよ?」

ここが入り口?そう言えば記憶がないです。気を失い、誰かに運び出された?

一応ノックをし、部屋に入ります。

するとあのアーダという女性が僕に気が付き、やってきます。

「常山順平、大丈夫なのか?」
「ご心配おかけしました。まだ駄目ですが、時間がありません。とにかく魔王がもうすぐ襲撃してきますので、それまでにここに寝ている人を回復させましょう。」

「・・・・できるのか?」
「今度は装置で全員一度にやってしまいますよ。」

あの並行世界を才村さんたちに共有してもらうのに使った装置。あれは色々な機能があるので、今回も使います。
「では、これを寝た状態でいいので、頭に装着して下さい。」

このまま放置で死なせるわけにはいきませんから。

彼、彼女らには何としても生きて、日本に戻る方法を教えてもらわねば!

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