勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第66話 調理場でスキルを学ぶ準備

「あの先輩、吉安さんと伊知地さんに、浄化を教えようと思うのですが、いいかしら?」
そう聞いて来る才村さん。
そしてその横で目をキラキラさせている2人の女子高生。
「ええとそれは構いませんが、どうしますか、あの・・・・揚村さんがここにはいませんが・・・・」
微妙な顔をする2人。
「揚村さんには後で私が教えますから、今は邪魔しない方がいいかと思います。」
ええと何の邪魔なのか分かりませんが・・・・何の邪魔?ねえ伊知地さん?

「あ、じゃあその、侍女さん、調理場と言うのかな?そこで実践させてもらっていいかな?」

「調理場に入るのですか?」

「え?駄目なのかな?」

「いえ、そう言った方が今までいませんでしたから・・・・ちょっとお話を、確認をしに行ってきます。」

そうして侍女さんが消えて、僕は少し才村さん、にどうすべきか確認しようと思い声をかけます。
「才村さん、この2人に、浄化だけ教えるのかな?可能であれば家事全般も教えられないかと思ってね。ひょっとしたら、家事全般だけ教えてレベルアップしたら、浄化もみんな増えるのかなとも思ったんだけど。」

「あ、それもそうですね!!ではそうしましょうか?女性なら家事全般、有って損はないですから!では吉安さん、伊知地さん、そういう事ですので、先ずは掃除をしながら、そしてもしレベルが上がらないようでしたら個別に浄化を教えますね。」

「はい!」
「お願いします!」
こうして2人は才村さんに、家事全般を教えて貰う事になったようです。
そして侍女さんが戻ってきました。
「一応良いそうです。ただ、男性の方はご遠慮願いたいらしく、そう言われました。」
「え?そうなのですか?挨拶ぐらいも駄目でしょうか?」

「あ、それは問題ないかと。」

「では一度顔だけ出します。少しお話だけでもさせてもらえるとありがたいので、代表の方と少しでいいので確認だけさせて下さい。では、案内お願いします。じゃあ皆さん行きましょうか?」

・・・・
・・・
・・


中に案内されると、女性の職場でした。
ええと、若い女性が多いですね。
年配の方は・・・・パッと見いません。
30歳以上と思われる方すら見当たらないのは何故?
そして、侍女さんの案内でどんどん中に入っていく3人。
で、別の侍女さんが代表?の方を連れてきてくれました。
ええと、僕と同年代ぐらいでしょうか?

「私に何か用かしら?」
ちょっときつめです。
「お忙しい所、無理を聞いていただき有難うございます。現在あの3人を含めたパーティの代表の常山と申します。3人を受け入れて下さり、感謝いたします。それで、一つお尋ねしたい事があるのですが、宜しいでしょうか?」

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