勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第40話 パーティとは

「あの、それと魔法ですが、どういったら良いのでしょうか?魔力と言うべきなのでしょうか、精神力と言うべきでしょうか?そのようなものを消費しますので、使いすぎにはお気を付け下さい。ギルドでは魔力と言う事が多いのですが、魔力が無くなれば意識が無くなります。意識が無くならずとも、魔力を使いすぎれば疲れが出たり、思考能力の低下、意識を保つのが困難、身体も思うように動かなくなる等、良い事は何もありませんので、安全な場所で、魔法を使い、どのあたりが自身の限界かと言った見極めはした方がよろしいかと。」

・・・・受付の女性がそう言ってくれるけど、確かに回復魔法を使った後、少し頭がくらくらしましたね。

「ええと、ありがとうございます。魔法はまたこちらで色々考えて、聞きに来ます。」
「あ、はい、そうして下さい。ええとでは、次の質問、お答えしても?」
・・・・何だっけ?
僕が困り顔をしているので、侍女さんが指摘してくれる。
「パーティの事です。」
「あ、ありがとうございます。そうでした。パーティ、どういった役割とかとかさっぱりなんですよ?」

「はい、では簡単にですが、ご説明いたしますね。パーティですが、色々役割がありまして、冒険者に成られますと、実力、活躍に応じ、パーティのランクが上がります。F級から始めりEDCBAそしてS級までございます。これらはギルドでの依頼を受ける時の目安になり、実力に応じた依頼を受けるようになっています。実力がないのにいきなり高位の魔物の討伐、確実に死にますから。」
いきなりランクの話?
「あ、冒険者にはランクがあるんですね。」
「はい。そして、外での活動はいいのですが、パーティを組む最大の目的は、ダンジョンです。ダンジョンには魔法陣があり、もしくはゲートと呼んでいますが、その魔法陣、一度に6名まで同時に転送してくれるので、おのずとパーティメンバーは最大6名になった経緯があります。そして、ランクですが、経験値を元に算出する事になります。これは魔物の討伐、依頼の達成時などに付与され、逆に依頼を失敗すれば・・・・あ、忘れていました。ランクはポイントで決定されますが、先ほどの経験値が元となりポイントとなり、先ほど言いかけました、依頼の失敗時は、このポイントが減る事になります。ですので、依頼をお受けになる場合、あらかじめ実力に見合っているか、達成できそうかなどよくよくお調べになられた方がよろしいかと。そして、パーティメンバーはこの経験値、ポイントが等しく付与されます。」
ええとよく分からないけれど・・・・
「ええと、そのランクですが、個人にですか?パーティですか?」
「ああ、そう言えば失念いたしておりました。個人のランクにも存在しますし、パーティのランクの方も存在します。そしてもう一つ、パーティの集まり、つまり仲間が7名以上の場合、クランを設立できますわ。この街にも100名以上が所属するクランも存在しますし。」

うーん・・・・クラン?

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