勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第26話 2人でギルドへ向かう事に

そのまま解散し、僕と才村さんは、街の外へ出てみる事にした。

才村さんが、薬草について教えてくれるみたい。

僕も解体を教えられたらいいけど・・・・

「いえ、解体はちょっと・・・・力が無いですし・・・・血を見るのも・・・・無理です。」

きっぱり言う才村さん。

まあいいけどね。

「あ、ここにある薬草ですが・・・・」

「その薬草ですが、根っこが・・・・」

「ほら、足元にも・・・・」

何故か生き生きしてる才村さん。

「流石だね、わかりやすいよ。」

「え?そうですか?ありがとうございます。」

褒めて伸びる子なのかな?才村さんは。

そして2時間ほどで、結構な薬草が集まり、スキル 薬学Lv1・調薬LV1・採取Lv1

が増えていた。

その後ギルドへ向かうと・・・・

「あ!また来やがったぞ・・・・っておお?すまん、人違いだ!」

いきなり絡まれた・・・・

「あ、あの、どうしたのですか?」

「ああすまないね・・・・君と同じ黒髪の奴が、此処でひと悶着起こしてな、街の外に放り出してやったのだよ。」

僕と才村さんは思わず顔を見あう。

もしかして・・・・?

「まさかとは思いますが・・・・勇者とか名乗ってませんでした?」

「おおう?何だやっぱり仲間か?」

「いえ!とんでもない!知ってると言うだけで、まあ、知り合いと言われればそれまでですが・・・・あんな阿呆とは此方から縁を切りたいですよ?」

「・・・・よく分からんが、仲間じゃないんだな、じゃあやっぱりすまんかったな。」

いかつい冒険者?は、何度も俺に謝り、去っていく。

なにやっちゃったんだ?
まあいいや。

そんな事よりえっと才村さんが言うのは、薬草集めの依頼が常時出てるので、達成できますよ、との事だったので・・・・

「あ、昨日の女の人、今空いてますよ?」

「あ、そうか。才村さんはあの女性がいい?」

「わかりませんが、説明もわかりやすく、性格もいい感じでしたから、何もなければ彼女でいいかな?」

「じゃあそうしよう・・・・」

僕は才村さんと共に、受付に。

「ひいい!!!!」


え・・・・えええ?


「あ・・・・あああ!ご・・・・ごめんなさい!黒髪の人だったからつい・・・・あ、えっと、ようこそギルドへ・・・・って、昨日の2名の方ですね?」

「あ、はい・・・・そしてごめんなさい。」

「え?えっと何故?」

「たぶん貴女が驚いたのって・・・・僕の知り合い・・・・単なる知り合いであって、親しくは全くないですけど。」

「あら?そうだったの?昨日のあれでしょ?勇者召喚の。どうやら凄い犠牲だった割には、外れだったのね。じゃああなたも巻き添えで転移した口かしら?」

「??ええと、転移はそうですが・・・・犠牲とは何でしょうか?」

「え?聞いてない?」

「全く。」

「ええと・・・・それは・・・・また今度、ゆっくり説明しましょうね?それより何か御用ですか?」

「はあ・・・・あ、素材の買取?になるのかな?薬草の・・・・」

「薬草ですか!まあ、そこの才村さん?早速講習の成果が出たのですね?ちょっと嬉しいわ!あ、出して下さい・・・・まあ・・・・これは・・・・思った以上に・・・・」

・・・・素人が採取したから、駄目だった?

「まあ、ありがとうございます!状態もいいですし、素晴らしいですわ!何時も薬草は不足していますから、いつでも歓迎いたしますから、時間があればまたお願いしますね。」

受付のお姉さんは手放しで喜んでくれた。

結局各種薬草が20個ずつの束を5種類、それを2人で5セット用意したんだけど・・・・

ひとつ銅貨1枚20個の束は銅貨20枚・・・・銀貨2枚?
それが5種類なので銀貨10枚・・・・あ、金貨1枚なのね。それが5セットなので・・・・金貨5枚?

・・・・で、金貨は小さいのと大きいのがある?

「状態がいいからですよ?悪ければこの半額ですからね?あ、小金貨5枚ですが・・・・2人ですから、小金貨4枚と銀貨10枚にいたしましょうか?」


「それでお願いします。」

かなりのお金持ちになった?金貨か・・・・
あ、そう言えば、お金の価値が分からないな・・・・

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