精霊貴族に転生~精霊の力を使って最強を目指します~

ReiNiaras

第三十八話 ギルドへ

俺とリフィスは馬車に乗ってニアラス伯爵家の屋敷に向かった




そして、屋敷につくと俺とリフィスは父さんの執務室に向かった


コンコン
「ルイトです」
俺がそういうと


「はいっていいぞ」
中から父さんがそう答えた


そして、中に入るとそこには陛下やライル、セオがまだいた
「え、なんで」


俺が驚いていると
「やぁ、ルイトなんで驚いているのかな」
セオが問い詰めてくる


俺がどうこたえるか答えるのに困っていると
父さんが
「どうしたんだ?」
俺の用件を聞いてくる


俺は
「いや、後ででいいよ」
そう答えて部屋を出ようとすると


さっきまで後ろにいたリフィスが
「いいんじゃないか?
このメンバーなら別に意図的にもらそうとしねぇだろ」
そういって俺の首をつかんで逃がさないようにする


俺はそれから抜け出そうとするが


……
抜け出すどころか少しも緩まなかった


そしてあきらめた俺は
「分かったよ
言えばいいんだろ言えば」
要件を話した


「行きたい場所があるから
冒険者になりたい」


あまり理由を話すわけにもいかないのでこれだけ伝えた
ほんとはもっと伝えてもいいかと思ったがめんどくさかったのでこれだけしか言わなかった


しかし、
「どういうことだ
どこに行くんだ」


「ルイトだめだ」


なんか父さん以外の陛下とセオが反対してくる
ライルは何も言わずこの状況を見守っている


そして父さんは
「ルイト、もう少し説明してくれないか?
どこに何をしに行くのか
そしてなぜ行くのか」


そういってきた
そこで俺は
「冒険者になって精霊の祠に行きたい
なぜ行こうと思ったかというと彼女の頼みだから」
俺はそういった


陛下とセオは最後の彼女の頼みというところに首をかしげていたが
父さんは精霊というキーワードから彼女というのがノフィであるということに気付いたようだ


そして、
「分かった
ただし、フィルとほかの執事たちを連れていけ
確か全員高ランクの冒険者たちだ


それが守れるなら許可しよう」
父さんがそういってくれた


陛下とセオも何か言いたそうだったが
もともと冒険者になることへの制限はなかったし
父さんが許可してしまったためどうしようもなくなった


まぁ父さんがにらまれてはいたが


そういうわけで俺の冒険者登録と精霊の祠いきは許可された
俺とリフィスは屋敷(新築)に戻りそこから冒険者ギルドへ向かった


ちなみに今回はリフィスのほかに二人ほど執事がついてきている
どうやら二人ともSランクの凄腕冒険者らしい
実際はリフィスの配下だが


そして冒険者ギルドの中に入ると


ざわざわ


中はものすごくにぎわっていた
その中を進んでいくと
周りからの視線が俺に集まっていた


(まぁそうだよな)
小さい子供を高ランクの冒険者が周りを守っていたら気になるだろう


そしてリフィスは受付らしきカウンターにつくと
「ギルドマスターに話がある」
そういった


すると
「分かりました
しばらくお待ちください」
そういって受付の女の人はどこかに行った


そして少しすると
「お待たせしました
お会いになるそうです
ギルドマスターの執務室で待っているとのことです


そしてリフィスが歩き出したのを見て俺もついていこうと思ったのだが
「坊ちゃん、ここから先は立ち入り禁止なの
だからここでも待っていて」


そうさっきの女の人が言った
俺は仕方がないと思ってリフィスにここで待っているよと言おうとしたら


「その子は俺の連れだから
別に入ってもいいよな」
リフィスがそういった


すると
「分かりました
ですがフィルさんがしっかりと面倒を見てください」
そういって通してくれた


そして廊下を進んでいくと大きな扉があった


コンコン


「はいるよ」
そういうといきなりリフィスは部屋の中に入った
そして俺もほかの執事たちに促されて入った


そこには一人の大柄の男の人が座っていた



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