追放されたら親友が神だと言ってきた

ReiNiaras

Side ルーク

俺はルーク・デイティア
今はそう名乗ってるけど正確にはルークディシアこの世界の断罪と救済の神だ
父は魔法神で母は精霊神
二人はあまり外には出ずに神界でゆっくりと過ごしていた
しかし、とある神にとって俺は邪魔な存在だった


小さい頃に神界で攻撃され、家族みんなで地上に降りてきた
そこで俺はノアと彼の両親に会った
彼らは見知らぬ俺たちにものすごくよくしてくれた


しかし、俺たちを追ってきた神たちによって彼の両親が殺されてしまった
ノアはまだ小さくて理解していないらしい
俺たちはその神と他の天使たちを殺した


そこでノアをどうするかと悩んでいた
父さんは誰か信頼できる天使をつけて地上でゆっくりと過ごさせる方がいいと言ったが、母さんは神界で育てるべきだといいなかなか決まらなかった


しかし、そう言っている間に彼は彼の叔父さんという人に連れて行かれた
しかもそこではどうしても彼は余計なもの扱いされ、雑用をやらされていた
さらに従兄弟なども彼を虐めていた




俺たちはこのままではいけないと話し合い、俺が地上に降りてノアと遺書に過ごすことになった
ちなみに神界と地上では時間が違うため、この時俺はすでに23歳(ノア6歳)だ




そこから俺はノアと一緒に遊んだり、騎士学院に入ったりなどした
最初はめんどくさかったのだが今では彼と一緒にいる時がとても楽しい


しかし、学院を卒業した後彼は近衛騎士になり僕は騎士団に入った
ほんとは同じところを希望していたのだが、ノアの叔父が邪魔したようだ




「一体どれだけノアを苦しめれば気が済むんだ」


俺はこの時から彼の叔父をなるべくノアに近づけないようにしていた


その後も他の貴族たちに邪魔されて俺とノアは同じ配属にはなれなかった
そのうえノアは近衛騎士団だからと他の人より下に見られている
どうやら色々な仕事を押し付けられているようだ


俺は一回怒ってノアを傷つける相手を本気で殴ったことがある
その後そいつはどこかに行ったが周りからのノアへの視線がさらに強くなった
なのでそれ以降はなるべく手は出さないようにしている


しかし、ノアのことは心配なので両親に相談すると快く天使を貸してくれた
今はノアには天使をつけている
上位の天使なのでノアが万が一傷つけられそうになっても助けてくれるだろう


そう思っていたのだが、まさかノアを国外追放するとは思っていなかった
しかも国外追放と言いながらも魔の森だ
あそこは天使が戦うことは厳しい
なので護衛は役に立たない


俺は任務先から急いで魔の森へ向かった
するとノアが魔物に殺されそうになっていた
僕はいそいで魔法で魔物を殺すとノアを抱えた


ノアを鑑定してみるとどうやら魔力がほぼないようで体力をかなり減っている
ギリギリ間に合った
俺は急いで隣国の帝国へ向かった


ノアは途中まで起きていたようだが、寝てしまった
隣国に入るのには苦労しそうだったが両親が用意してくれた協力者のおかげでスムーズに入れ、すぐにノアを寝かせることができた




そしてノアが起きるとノアに俺のことを話す
ノアは驚いているようだが信じてくれた
そしてこれからのことを話し、一緒に冒険者になることが決まった




俺は楽しみとワクワクしているノアを見ながらノアを追放したカーナー王国だけは許さないと決めた


ノアを追放した時点で俺だけでなく両親の怒りまで買っている
なので、すでに配下の天使たちからはカーなー王国に入ったとの報告があった
しかし、彼らが動かなくても王国は滅びるだろう
魔物の殲滅は俺とノアがほとんどやっていた
それがいなくなったらどうなるのか彼らは知らない


それでも俺はノアを傷つけた奴らにはそれ相応の罰を受けてもらうと決めた



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