初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第87話ジャイアント・レッドベアーのステーキとオープレイ料理
「主~腹減ったよ~」
「ミャミャミャミャァ~」
「ごめんな、お腹空いただろ、直ぐステーキ焼いてやるからな」
冒険者ギルドでの解体作業と査定は半日も掛かってしまったが、普通命懸けで狩った獲物の買い取り価格に必死になるのは当然だろう。俺の場合は、リュウや白虎が狩ったくれた魔獣やモンスターが大半なので、ついついいい加減な考えになってしまう。
急いでアグネスが待つキャンプ地に戻ったが、白虎はギリギリまで俺が戻るのを待つ心算だったようで、アグネスに食事を与えてくれていなかった。まあセイのアドバイスに従って、ジャイアント・レッドベアーの試食をしてもらう心算だったから、腹が立つ訳ではないが微妙な気分だ。
急いでオープレイでステーキを焼いた時に美味しかった、シャトーブリアン・サーロイン・テンダーロイン・ロース・ランプを使ってみた。蒸らす時間がいるけれど、煮込みなんかよりは断然早く出来上がる。
「白虎、お前は自分で焼けるだろ」
「え~主に作ってもらった方が美味しいよ」
「アグネスが先だから直ぐは無理だぞ、それよりは自分で焼肉すれば直ぐ食べれるぞ」
「う~ん」
「ジャイアント・レッドベアーの1番美味しい部位を、俺の故郷のタレをつけて焼くと無茶苦茶美味いと思うぞ」
「そうか! じゃあ自分で焼く!」
「これを使え」
俺は白虎にロース・カルビ・ハラミを渡したが、早速風魔法を駆使して焼き始めた。アグネスが、俺と白虎のどちらから貰おうかと迷っているようだったので、白虎に後れを取るのが嫌で、急遽ステーキから焼肉に変えることにした。ステーキは後で焼き上げてアイテムボックスに入れておけばいいが、アグネスの歓心は今手に入れなければならない!
先ずは薄切りタンの塩焼きを素早く焼き上げて、白虎に先んじてアグネスの歓心を買う事に成功した!
次に薄切りタンと同時に焼き始めていた、厚切りの芯タンを食べてもらう。
続けざまに醤油ダレでカルビ・カイノミ・ハラミ・リブロースの順番で焼いて行く。アグネスの満腹具合を考えて、量を慎重に決めていく。
最後に味噌タレのウルテ・ミノ・センマイ・ギアラ・ハチノス・シマチョウ・ヤンと焼いて行ったが、アグネスだと最後まで食べ切ることは出来なかった。
「焼く順番」
薄切りタン塩
厚切り塩芯タン
カルビ
カイノミ(特上カルビ)
ハラミ
リブロース
ウルテ
ミノ
センマイ
ギアラ
ハチノス
シマチョウ
ヤン
アグネスは、食べ終えてしばらくすると眠くなったようで、ホテホテとベットの方に歩いて行った。ちゃんと安全なベットに入った事を確認して、自分も同じ物を焼いて食べることにした。
お腹いっぱい焼肉を堪能した後で、最初に予定していたステーキを焼きあげた。
今日はこの後やることもなかったので、コープレイを使った料理を作り置きすることにした。
今日もあまり人気がないだろう、肩肉を使った料理を試作することにした。
「醤爆牛肉片」
1:薄切り肩肉を4cm程度に切り醤油と日本酒を合わせたものに漬ける
2:ピーマンをたてに4つ切りにして種を取る
3:セロリは筋を取って斜めに薄切りにする
4:干しシイタケを水でもどし、食べ易い大きさに切る
5:1の肉に片栗粉をまぶしてよく混ぜる
6:中華鍋にラードを適量入れて溶かし、肉を入れて強火で手早く炒める
:ザルにあげて脂きりをする
7:中華鍋をきれいにして、ラードを適量入れてピーマンとセロリを色が変わる程度炒める
:軽く塩をして味付けする
8:6の肉を戻してから海鮮醤を加えて味をからめて完成
牛肩肉 :600g
ピーマン :4個
セロリ :2茎
干しシイタケ:6枚
醤油 :大さじ3杯
日本酒 :大さじ3杯
片栗粉 :大さじ3杯
海鮮醤 :大さじ6杯
ラード :適量
塩 :適量
まあリュウと白虎には、野菜抜きで肉だけ炒めるのがいいだろう。
「乾焼茄子」
1:茄子の皮を剥き縦2つ切りにして水にさらし灰汁抜きをする
2:茄子の丸みのある面に火が通り易いように斜め格子状の切込みを入れる
3:肩肉を5mm程度の粗みじん切りにする
4:ニンニク・タマネギ・ニラをみじん切りにする
5:熱した中華鍋に適量のラードを入れてニンニクと肉を強火で手早く炒める
:ザルに移して脂を切る
6:中華鍋をきれいにしてから適量のラードを入れる
:種を取ったトウガラシを入れて弱火で炒めて辛みをラードに移す
:黒くなったトウガラシを取り除きタマネギとニラを入れて手早く炒める
:茄子を加えて柔らかくなるまで炒める
7:肉を中華鍋に戻して合わせ調味料を加え、混ぜながら煮汁が無くなるまで炒り煮する
「肉400g当たりの材料」
茄子 :20個
タマネギ :2/3個
ニンニク :2かけ
トウガラシ:2個
ニラ :60g
ラード :適量
(合わせ調味料)
スープ :1カップ
ウスターソース:大さじ2杯
砂糖 :適量
塩 :小さじ2杯
リュウと白虎には茄子抜きで作る
「牛肉のマリネ」
1:すね肉の塊をバターを溶かした中華鍋に入れ、表面に焼き色をつける
2:中華鍋に水とタイム・ローリエを加え、煮立ったら中火にして茹でる
3:茹で汁の中で冷やしてから食べ易い大きさに切る
4:サラダ油・ワインビネガー・塩・胡椒を合わせて泡だて器で白濁するまで混ぜる
5:みじん切りのタマネギとパセリを加えビネグレットソースを作る
6:5のソースで3の肉をあえる
7:トマトはヘタをくりぬき放射状に8つ切りにする
:卵は固ゆでにして十文字に切る
:キュウリは塩を少し塗してまな板の上で転がして色出しする
:キュウリは水ですすいで蛇腹切りにする
8:6の肉を皿の中央に置き、7の野菜と卵を交互に置いて飾りつける
9:肉の煮汁は塩胡椒で味を整えてスープにする
牛すね肉塊:800g
タマネギ :1個
タイム :小量
ローリエ :小量
トマト :中4個
キュウリ :小4本
卵 :4個
バター :大さじ10杯
(ビネグレットソース)
サラダ油 :大さじ16杯
ワインビネガー:大さじ6杯
塩 :小さじ4杯
タマネギ :適量
パセリ :適量
胡椒 :適量
これは卵だけは使って、野菜は抜いたほうがリュウと白虎の好みだろう
「ミャミャミャミャア~」
これだけの料理を作っていたら、いつの間にか陽が暮れていたようで、アグネスがゴソゴソとベットから起き出してきて、お腹が空いたと言っている。
白虎にアグネスを取られないように、素早くアイテムボックスからステーキを取り出したが、以外に働き物の白虎は、俺が試作していた料理を真似て自分用の料理を作っていた。
もしかしたら働き者と言うよりも、食欲の権化なのかも知れない。俺が以前買い与えていたビールを焼肉を食べながら痛飲していたようで、酔ってフラフラしながらも風魔法で3種の料理を作っては、試食していた。
しかも試食しながら、これも俺が以前買い与えていた泡盛を飲んでいたので、一向に酔いが醒める事はなく、今もフラフラしたままだ。
まあ今日はこのままマッタリとした1日を過ごせればいい。無理に狩りをしなくても十二分な食料と金は有るし、煩わしい人間関係にこちらからかかわる必要も無い。ただただ可愛いアグネスとの時間を愉しめばいい。
「だがなミノル、リュウがジャイアント・レッドベアー欲しがるかもしれんぞ」
「不吉な事を言うんじゃない」
「おいおいおい、リュウの食欲を甘く見ていないか?」
「セイが開拓村の分身体に解体法と料理法を伝えれば済むことだよ、リュウなら俺からジャイアント・レッドベアーを取り上げなくても、簡単に自分で狩ってしまうよ」
「それはどうかな、ミノルの手料理の方が美味しいと思ってるはずだぞ」
「もうそれ以上不吉な事を言ううんじゃない!」
「ミャミャミャミャァ~」
「ごめんな、お腹空いただろ、直ぐステーキ焼いてやるからな」
冒険者ギルドでの解体作業と査定は半日も掛かってしまったが、普通命懸けで狩った獲物の買い取り価格に必死になるのは当然だろう。俺の場合は、リュウや白虎が狩ったくれた魔獣やモンスターが大半なので、ついついいい加減な考えになってしまう。
急いでアグネスが待つキャンプ地に戻ったが、白虎はギリギリまで俺が戻るのを待つ心算だったようで、アグネスに食事を与えてくれていなかった。まあセイのアドバイスに従って、ジャイアント・レッドベアーの試食をしてもらう心算だったから、腹が立つ訳ではないが微妙な気分だ。
急いでオープレイでステーキを焼いた時に美味しかった、シャトーブリアン・サーロイン・テンダーロイン・ロース・ランプを使ってみた。蒸らす時間がいるけれど、煮込みなんかよりは断然早く出来上がる。
「白虎、お前は自分で焼けるだろ」
「え~主に作ってもらった方が美味しいよ」
「アグネスが先だから直ぐは無理だぞ、それよりは自分で焼肉すれば直ぐ食べれるぞ」
「う~ん」
「ジャイアント・レッドベアーの1番美味しい部位を、俺の故郷のタレをつけて焼くと無茶苦茶美味いと思うぞ」
「そうか! じゃあ自分で焼く!」
「これを使え」
俺は白虎にロース・カルビ・ハラミを渡したが、早速風魔法を駆使して焼き始めた。アグネスが、俺と白虎のどちらから貰おうかと迷っているようだったので、白虎に後れを取るのが嫌で、急遽ステーキから焼肉に変えることにした。ステーキは後で焼き上げてアイテムボックスに入れておけばいいが、アグネスの歓心は今手に入れなければならない!
先ずは薄切りタンの塩焼きを素早く焼き上げて、白虎に先んじてアグネスの歓心を買う事に成功した!
次に薄切りタンと同時に焼き始めていた、厚切りの芯タンを食べてもらう。
続けざまに醤油ダレでカルビ・カイノミ・ハラミ・リブロースの順番で焼いて行く。アグネスの満腹具合を考えて、量を慎重に決めていく。
最後に味噌タレのウルテ・ミノ・センマイ・ギアラ・ハチノス・シマチョウ・ヤンと焼いて行ったが、アグネスだと最後まで食べ切ることは出来なかった。
「焼く順番」
薄切りタン塩
厚切り塩芯タン
カルビ
カイノミ(特上カルビ)
ハラミ
リブロース
ウルテ
ミノ
センマイ
ギアラ
ハチノス
シマチョウ
ヤン
アグネスは、食べ終えてしばらくすると眠くなったようで、ホテホテとベットの方に歩いて行った。ちゃんと安全なベットに入った事を確認して、自分も同じ物を焼いて食べることにした。
お腹いっぱい焼肉を堪能した後で、最初に予定していたステーキを焼きあげた。
今日はこの後やることもなかったので、コープレイを使った料理を作り置きすることにした。
今日もあまり人気がないだろう、肩肉を使った料理を試作することにした。
「醤爆牛肉片」
1:薄切り肩肉を4cm程度に切り醤油と日本酒を合わせたものに漬ける
2:ピーマンをたてに4つ切りにして種を取る
3:セロリは筋を取って斜めに薄切りにする
4:干しシイタケを水でもどし、食べ易い大きさに切る
5:1の肉に片栗粉をまぶしてよく混ぜる
6:中華鍋にラードを適量入れて溶かし、肉を入れて強火で手早く炒める
:ザルにあげて脂きりをする
7:中華鍋をきれいにして、ラードを適量入れてピーマンとセロリを色が変わる程度炒める
:軽く塩をして味付けする
8:6の肉を戻してから海鮮醤を加えて味をからめて完成
牛肩肉 :600g
ピーマン :4個
セロリ :2茎
干しシイタケ:6枚
醤油 :大さじ3杯
日本酒 :大さじ3杯
片栗粉 :大さじ3杯
海鮮醤 :大さじ6杯
ラード :適量
塩 :適量
まあリュウと白虎には、野菜抜きで肉だけ炒めるのがいいだろう。
「乾焼茄子」
1:茄子の皮を剥き縦2つ切りにして水にさらし灰汁抜きをする
2:茄子の丸みのある面に火が通り易いように斜め格子状の切込みを入れる
3:肩肉を5mm程度の粗みじん切りにする
4:ニンニク・タマネギ・ニラをみじん切りにする
5:熱した中華鍋に適量のラードを入れてニンニクと肉を強火で手早く炒める
:ザルに移して脂を切る
6:中華鍋をきれいにしてから適量のラードを入れる
:種を取ったトウガラシを入れて弱火で炒めて辛みをラードに移す
:黒くなったトウガラシを取り除きタマネギとニラを入れて手早く炒める
:茄子を加えて柔らかくなるまで炒める
7:肉を中華鍋に戻して合わせ調味料を加え、混ぜながら煮汁が無くなるまで炒り煮する
「肉400g当たりの材料」
茄子 :20個
タマネギ :2/3個
ニンニク :2かけ
トウガラシ:2個
ニラ :60g
ラード :適量
(合わせ調味料)
スープ :1カップ
ウスターソース:大さじ2杯
砂糖 :適量
塩 :小さじ2杯
リュウと白虎には茄子抜きで作る
「牛肉のマリネ」
1:すね肉の塊をバターを溶かした中華鍋に入れ、表面に焼き色をつける
2:中華鍋に水とタイム・ローリエを加え、煮立ったら中火にして茹でる
3:茹で汁の中で冷やしてから食べ易い大きさに切る
4:サラダ油・ワインビネガー・塩・胡椒を合わせて泡だて器で白濁するまで混ぜる
5:みじん切りのタマネギとパセリを加えビネグレットソースを作る
6:5のソースで3の肉をあえる
7:トマトはヘタをくりぬき放射状に8つ切りにする
:卵は固ゆでにして十文字に切る
:キュウリは塩を少し塗してまな板の上で転がして色出しする
:キュウリは水ですすいで蛇腹切りにする
8:6の肉を皿の中央に置き、7の野菜と卵を交互に置いて飾りつける
9:肉の煮汁は塩胡椒で味を整えてスープにする
牛すね肉塊:800g
タマネギ :1個
タイム :小量
ローリエ :小量
トマト :中4個
キュウリ :小4本
卵 :4個
バター :大さじ10杯
(ビネグレットソース)
サラダ油 :大さじ16杯
ワインビネガー:大さじ6杯
塩 :小さじ4杯
タマネギ :適量
パセリ :適量
胡椒 :適量
これは卵だけは使って、野菜は抜いたほうがリュウと白虎の好みだろう
「ミャミャミャミャア~」
これだけの料理を作っていたら、いつの間にか陽が暮れていたようで、アグネスがゴソゴソとベットから起き出してきて、お腹が空いたと言っている。
白虎にアグネスを取られないように、素早くアイテムボックスからステーキを取り出したが、以外に働き物の白虎は、俺が試作していた料理を真似て自分用の料理を作っていた。
もしかしたら働き者と言うよりも、食欲の権化なのかも知れない。俺が以前買い与えていたビールを焼肉を食べながら痛飲していたようで、酔ってフラフラしながらも風魔法で3種の料理を作っては、試食していた。
しかも試食しながら、これも俺が以前買い与えていた泡盛を飲んでいたので、一向に酔いが醒める事はなく、今もフラフラしたままだ。
まあ今日はこのままマッタリとした1日を過ごせればいい。無理に狩りをしなくても十二分な食料と金は有るし、煩わしい人間関係にこちらからかかわる必要も無い。ただただ可愛いアグネスとの時間を愉しめばいい。
「だがなミノル、リュウがジャイアント・レッドベアー欲しがるかもしれんぞ」
「不吉な事を言うんじゃない」
「おいおいおい、リュウの食欲を甘く見ていないか?」
「セイが開拓村の分身体に解体法と料理法を伝えれば済むことだよ、リュウなら俺からジャイアント・レッドベアーを取り上げなくても、簡単に自分で狩ってしまうよ」
「それはどうかな、ミノルの手料理の方が美味しいと思ってるはずだぞ」
「もうそれ以上不吉な事を言ううんじゃない!」
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