初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第75話コープレイ
「狩りに行ったのか?」
「主が牛肉を食べさせてくれたからな、ミノタウルスは主が嫌がるだろうから、四足のコープレイを狩って来た」
「その間アグネスをほったらかしていたのか?!」
「そんなな事はしない、一緒に狩りに行った」
「危険だろうが!」
「そんな事はない、俺に勝てる魔獣やモンスターなどほとんどおらんよ」
「それでも絶対じゃないだろうが!」
「まあまあミノル、この件に関しては白虎も間違っちゃいない、ここに居座るのも狩りに行くのも危険は同じだ」
「セイがそう言うのなら事実なんだろうが、今度から狩りに行くときは事前に話せ、これは絶対だ!」
「分かった分かった」
「今度同じ事をしたら縁を切る」
「え?」
「お前とは縁を切ると言っている、どんな手を使ってでも主従契約を解除する」
「それなら殺してしまえば簡単だ、何時でも我が殺してやるぞ」
「マッテ、まって、待ってください! 二度と勝手に狩りにいったりしません!」
今までは白虎の勝手な言動も気にならなかったのだが、アグネスを狩りに同行させたのは許せない。どうしても狩りに行きたいのなら、そう言えば俺がアグネスを見守ったのだ。産まれたばかりと思われるアグネスを1人にしたり、危険な場所に連れて行くのは絶対に許せない!
ふう!
それはそれとして、白虎が牛肉の代用として狩って来た魔獣と言うか獣を確認してみた。まぁ俺がどれほど見ても分かるはずがないので、リサーチの魔法を使って調べてみた。
コープレイ雄 コープレイ雌
体長: 400cm 300cm
尾長: 95cm 55cm
肩高: 200cm 160cm
体重:1800kg 600kg
脚と尾はこの世界の牛種の中では長いく、雌雄ともに背には小さなコブがあるが、肉垂は雄だけにある。体色は茶褐色から灰色で年を重ねると濃くなる。特に年を取った雄の方が体色は濃いが、脚の下部は雌雄共に白い。
雌雄共に発達した角を持ち、雌は上に螺旋を巻いた琴型で、雄は前に突き出し広がったアーチ型をしている。発情期には雄同士が雌を巡って角を使って戦うし、肉食獣などの外敵が攻撃して来た時も、角を振りたてて戦う。
さて、リサーチの答えも見た目も地球の牛にかなり近い気がするが、実際に食べてみて美味しいかどうかが大切だ。それにそもそも美味しく食べるためには、上手に解体出来なければならないが、俺にはそれは無理な話だ。
「白虎、美味しく食べるためには上手に解体しなきゃいけないんだが、俺には無理なんだ、だからコープレイは白虎のアイテムボックスに収めていてくれ」
「え~それはないよ、だったら解体が出来る街に行こうよ」
「それは駄目だ! 見習達を一人前にするまではこの街にいる」
「いや、行き来すればいいじゃないか、俺がミノルを乗せて翔けるからさ」
「分かった分かった、我が解体してやろう」
「セイ? 食事をしないから解体は出来ないんじゃないのか?」
「出来なかったが、ミノルの為に勉強した」
「おいおいおい、どうやって勉強したんだ?」
「それは秘密だ」
「まさか開拓村以外にも分身体を送り込んだんじゃないだろうな?」
「まぁミノルが気にする事じゃない、それ、解体してやろう」
「主が牛肉を食べさせてくれたからな、ミノタウルスは主が嫌がるだろうから、四足のコープレイを狩って来た」
「その間アグネスをほったらかしていたのか?!」
「そんなな事はしない、一緒に狩りに行った」
「危険だろうが!」
「そんな事はない、俺に勝てる魔獣やモンスターなどほとんどおらんよ」
「それでも絶対じゃないだろうが!」
「まあまあミノル、この件に関しては白虎も間違っちゃいない、ここに居座るのも狩りに行くのも危険は同じだ」
「セイがそう言うのなら事実なんだろうが、今度から狩りに行くときは事前に話せ、これは絶対だ!」
「分かった分かった」
「今度同じ事をしたら縁を切る」
「え?」
「お前とは縁を切ると言っている、どんな手を使ってでも主従契約を解除する」
「それなら殺してしまえば簡単だ、何時でも我が殺してやるぞ」
「マッテ、まって、待ってください! 二度と勝手に狩りにいったりしません!」
今までは白虎の勝手な言動も気にならなかったのだが、アグネスを狩りに同行させたのは許せない。どうしても狩りに行きたいのなら、そう言えば俺がアグネスを見守ったのだ。産まれたばかりと思われるアグネスを1人にしたり、危険な場所に連れて行くのは絶対に許せない!
ふう!
それはそれとして、白虎が牛肉の代用として狩って来た魔獣と言うか獣を確認してみた。まぁ俺がどれほど見ても分かるはずがないので、リサーチの魔法を使って調べてみた。
コープレイ雄 コープレイ雌
体長: 400cm 300cm
尾長: 95cm 55cm
肩高: 200cm 160cm
体重:1800kg 600kg
脚と尾はこの世界の牛種の中では長いく、雌雄ともに背には小さなコブがあるが、肉垂は雄だけにある。体色は茶褐色から灰色で年を重ねると濃くなる。特に年を取った雄の方が体色は濃いが、脚の下部は雌雄共に白い。
雌雄共に発達した角を持ち、雌は上に螺旋を巻いた琴型で、雄は前に突き出し広がったアーチ型をしている。発情期には雄同士が雌を巡って角を使って戦うし、肉食獣などの外敵が攻撃して来た時も、角を振りたてて戦う。
さて、リサーチの答えも見た目も地球の牛にかなり近い気がするが、実際に食べてみて美味しいかどうかが大切だ。それにそもそも美味しく食べるためには、上手に解体出来なければならないが、俺にはそれは無理な話だ。
「白虎、美味しく食べるためには上手に解体しなきゃいけないんだが、俺には無理なんだ、だからコープレイは白虎のアイテムボックスに収めていてくれ」
「え~それはないよ、だったら解体が出来る街に行こうよ」
「それは駄目だ! 見習達を一人前にするまではこの街にいる」
「いや、行き来すればいいじゃないか、俺がミノルを乗せて翔けるからさ」
「分かった分かった、我が解体してやろう」
「セイ? 食事をしないから解体は出来ないんじゃないのか?」
「出来なかったが、ミノルの為に勉強した」
「おいおいおい、どうやって勉強したんだ?」
「それは秘密だ」
「まさか開拓村以外にも分身体を送り込んだんじゃないだろうな?」
「まぁミノルが気にする事じゃない、それ、解体してやろう」
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