奴隷魔法使い

克全

第131話決闘3

国王陛下の一喝で俺達は仕切りに入った。

なんか不安だ!
予知能力が有るわけじゃない。
助太刀4人の雰囲気が嫌なのだ!
ただ殺人鬼の気配だけじゃない、何かおかしい?
妙に位置を気にしている?
俺と彩との距離だけじゃない?
国王陛下の居られる座敷との距離を気にしているのか?
古典的な陛下を背にして構え、俺が刀を向けたら陛下に剣を向けたと言い掛かりをつけるのか?
だがみすみすそんな位置には移動させない速さが俺にはある!
う~~~ん、大丈夫か?
暗器か?
含み針は俺はともかく彩には危険か?
念話で話そう。

「彩、含み針などの暗器で攻撃する可能性もある、いざという時には防御魔法壁を使え!」

「殿様は大丈夫ですか!」

「大丈夫、暗器対策の体術も練習してあるから、それと俺と彩の着物裏地に強靭な魔竜の皮を重ね張りしてあるから、その心算で。」

「はい、でもお気をつけて」

「はじめ!」

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