奴隷魔法使い

克全

第64話魔晶石創生成功

朝起きて、一番に水晶の出来を確認しに行った。

「旦那様楽しみですね。」

「うん、上手く出来ていればいいのだけど。」

窯から取り出した結晶を確認してみる。
「うむ? 透明な部分は水晶かダイヤモンドか?」

「どうなのでしょう旦那様? 魔力を持っているようですが?」

「うん、これは・・・・・・・魔晶石と同じに見える。」

「本物と比較してみよう、彩も確認してくれ。」

「はい、旦那様!」

「まず彩の意見を聞かせてくれ。」

「はい、旦那様。水晶と同じ成分に見えるところと、金剛石と同じ成分に見えるところが有りますが、どちらにも魔力が含まれています。水晶部分は魔竜から採れる魔晶石と同じに見えます、金剛石部分は見たことが有りません。」

「うん、俺も同意見だ。あとはどれ位の蓄魔力が有るかだな。」

「旦那様、それは既存の魔晶石と同じ蓄魔力が有れば、人造魔晶石の創生に成功したということでしょうか?」

「うん! 大発見だ!」

「おめでとうございます! 旦那様!!」

「うん、ありがとう、彩がいてくれたから努力で来たよ。」

「そんな、私は何もしていません。」

「いや、彩と結ばれたい一心で努力してきたんだよ。」

「旦那様、彩は、彩は果報者です。」

俺達はたっぷり愛欲に浸ったよ!

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品