魔法武士・種子島時堯
第85話侵攻準備と東南アジア交易
1538年8月『筑前国・大宰府』種子島少弐時堯・10歳
以前も説明したが、大宰府が外交と防衛を主任務とすると共に、西海道9国(筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・薩摩・大隅)と三島(壱岐、対馬、多禰)については、掾以下の人事や四度使の監査などの行政・司法を所管している。
何より土佐一条家と周防大内家と婚姻同盟を結んだ以上、勝手に四国や中国地方に兵を送る訳にはいかない。だからまず支配下にある壱岐国と対馬国に侵攻することにしたが、そのためには外海を安全に渡洋出来る艦隊と船員を確保しておく必要がある。
まあ艦船も船員も毎日毎日各国から輸入されるから、日々種子島海軍は拡大強化している。だから交易のための艦船を減らす事無く壱岐国・対馬国侵攻艦隊を準備出来た。もちろん種子島陸軍も日々増員強化されているが、直接戦闘部隊よりは生産部隊・輸送部隊・戦闘工兵部隊の増員増強が優先され、直接戦闘部隊は大砲部隊や士筒鉄砲部隊を増員して個々の戦闘力を強化した。
もちろん交易に関しても日々のルートと派遣艦隊と艦種は変更している。遠距離の珍品や貴重品ほど直接の交易が必要で、日本国内は根来艦隊や日本の海賊衆が活発に交易を始めた。だから渡洋性能のある艦船で編成された艦隊は、東南アジア諸国に直接交易に派遣した。
「安南」
この当時のベトナムの正統な王朝・黎朝を擁立していたハノイの鄭氏政権で、東京(トンキン)ともいう。
「交趾」
当時実質的に中部ベトナムを領有していたフエの阮氏政権(広南国)のことで、その主な交易港はホイアン(會安)及びダナンだった。
「占城」
ベトナム人勢力によって、現在のベトナム南部の一隅に押し込められていたチャンパ王国。
「暹羅」
タイのアユタヤ王朝で、アユタヤには大きな日本人町が形成され、後に山田長政が活躍する。アユタヤからも交易船が長崎に来た。
「柬埔寨」
メコン河流域のウドンを首府とするカンボジア王国。
「太泥」
マレー半島中部東海岸のマレー系パタニ王国で、当時は女王が支配し、南シナ海交易の要港である。
「呂宋」
スペインの植民地ルソン島で、首府マニラが新大陸とのガレオン貿易の要港で、中国船の来航も多かった。
「高砂」
後にゼーランディア城を拠点にオランダ人が支配していた台湾だが、今は原住民の高砂人が住んでいる。台湾も中国商船との出会いの場であった。
そして最終的にはインドを超え、アフリカ・ヨーロッパ・オーストラリアにまで艦隊を派遣すべく、航路を開発し船員の育成も行っている。
以前も説明したが、大宰府が外交と防衛を主任務とすると共に、西海道9国(筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・薩摩・大隅)と三島(壱岐、対馬、多禰)については、掾以下の人事や四度使の監査などの行政・司法を所管している。
何より土佐一条家と周防大内家と婚姻同盟を結んだ以上、勝手に四国や中国地方に兵を送る訳にはいかない。だからまず支配下にある壱岐国と対馬国に侵攻することにしたが、そのためには外海を安全に渡洋出来る艦隊と船員を確保しておく必要がある。
まあ艦船も船員も毎日毎日各国から輸入されるから、日々種子島海軍は拡大強化している。だから交易のための艦船を減らす事無く壱岐国・対馬国侵攻艦隊を準備出来た。もちろん種子島陸軍も日々増員強化されているが、直接戦闘部隊よりは生産部隊・輸送部隊・戦闘工兵部隊の増員増強が優先され、直接戦闘部隊は大砲部隊や士筒鉄砲部隊を増員して個々の戦闘力を強化した。
もちろん交易に関しても日々のルートと派遣艦隊と艦種は変更している。遠距離の珍品や貴重品ほど直接の交易が必要で、日本国内は根来艦隊や日本の海賊衆が活発に交易を始めた。だから渡洋性能のある艦船で編成された艦隊は、東南アジア諸国に直接交易に派遣した。
「安南」
この当時のベトナムの正統な王朝・黎朝を擁立していたハノイの鄭氏政権で、東京(トンキン)ともいう。
「交趾」
当時実質的に中部ベトナムを領有していたフエの阮氏政権(広南国)のことで、その主な交易港はホイアン(會安)及びダナンだった。
「占城」
ベトナム人勢力によって、現在のベトナム南部の一隅に押し込められていたチャンパ王国。
「暹羅」
タイのアユタヤ王朝で、アユタヤには大きな日本人町が形成され、後に山田長政が活躍する。アユタヤからも交易船が長崎に来た。
「柬埔寨」
メコン河流域のウドンを首府とするカンボジア王国。
「太泥」
マレー半島中部東海岸のマレー系パタニ王国で、当時は女王が支配し、南シナ海交易の要港である。
「呂宋」
スペインの植民地ルソン島で、首府マニラが新大陸とのガレオン貿易の要港で、中国船の来航も多かった。
「高砂」
後にゼーランディア城を拠点にオランダ人が支配していた台湾だが、今は原住民の高砂人が住んでいる。台湾も中国商船との出会いの場であった。
そして最終的にはインドを超え、アフリカ・ヨーロッパ・オーストラリアにまで艦隊を派遣すべく、航路を開発し船員の育成も行っている。
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