約束と秘密〜闇姫と光貴〜

水無月咲夜

プロローグ

「月影さん、今日、合コン行かない?」
「すいません、仕事があるので。また今度、良かったらお願いします。」
「そっかぁ、じゃあまた今度、誘うね。仕事頑張ってね!」
そう言って彼女は、オフィスから出ていった。
「さっきの聞いてた?月影さん、付き合い悪いよね。ずーーーーーーーーーーーっと仕事してさ」
「それな、あと何年かしたらお局様になってそうww」
人の悪口は、本人に聞こえてない所で言えよ
私は、パソコンに向き合いながらそう思う。
気が付くと、あたりが静かになっていて、私以外誰もう残っていなかった。
「はぁ、あいつ、幸せになってるかなぁ」
私が、合コンに行かないのにもずっと仕事をしているのにもちゃんと理由がある。
合コンに行くとどうしてもあいつと比べてしまうし、ずっと何かをしていないとあの時のことを思い出してしまうから。
幼馴染みの光と付き合っていて、楽しくて幸せだった時を

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