呪いで常識を失ったのでロリと旅に出る
第89話 予定を変更
お腹いっぱいになった俺たちは疲れていたこともあってそのまま寝て次の日になった。俺は一人部屋で寝ていたのでイリスあたりが夜這いに来るんじゃないかとドキドキしてたけどそんなことなかった。
おなかいっぱい食べて眠くなるとか幼女すぎてたまらんですわ。それにしてもフラフィーもこないとはなかなか寂しい夜でもあった。
いや別に二日連続だったから次の日しなくてもいいとか言ったの俺だけどもそれはそれこれはこれだ。
そんなことを考えていると扉がノックされる。鍵をかけているので扉を開けるとそこにはフラフィーが立っていた。
「おはようございます。あれ、お二人がこちらに来てるかと思ってましたが違いましたか」
「うん来てないよとりあえずなんで包丁抜き身なのか教えてもらえる?」
「私の中の獣がやれと言っていたからです」
クルクルと包丁を回し腰の鞘に納める仕草はやたらとかっこよかったけど俺に向けられてると考えると非常にこわい。両手持ちの迫力よ。
この包丁さばきは料理で培われたものなのか俺を攻撃するために鍛えた物なのか判断つかないところがいかんともしがたいです。昨日の料理には使ってなかったようだが。
「なら食堂だろう。一緒に行くか」
「はい!」
良い笑顔で返事をしてくれたことと昨日の料理のお礼も兼ねて俺から手を握ってみる。フラフィーはしてほしいっていう癖に自分からは遠慮してあんまりしてこないこと多いからな。
こうやってたまに不意打ちかますとめちゃくちゃ照れるようなのでやっていきたい。ロリ二人いないときに限るけど。想像以上に早く二人きりになってしまったな。
「あ、あの」
「嫌か?」
「い、嫌じゃありません! はい!」
案の定顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。常にこういう感じだったら料理も出来るしヒロイン力高いと思うんだけどどうしてやんちゃをしてしまうのだろう。
世が世ならお前がメインヒロインだったんだぞ。そんな世の中じゃないから不遇の扱いだけど。
食堂に行くとティティとロリ達が話し合っている姿が確認できたので俺達もそっちに混ざっていく。
「巨乳、昨日は料理ごちそうさまでした」
「ありがとうフラフィー。あなたの事は忘れないわ」
「本当に美味しかったです。今日からこちらで働いてもらえないかお二人に相談させてもらってました」
「行きませんよ!? お二人にそんな権限ありませんし置いてかないでくださいよ!」
どうやらティティは外堀から埋めていくタイプらしい。俺のところに来なかったのはロリ二人が俺に頼み込めば押し切れるとでも思ったのだろうか。その通りだよ、よく人の事見てるなティティは。商才あるよ。
「キミヒトさんもそんなうんうん言ってないで否定してくださいよ!?」
「大丈夫よフラフィー、私たちはここに帰ってくるから」
「私も一緒に行くんですよ! 帰るときは私もそこにいるはずですよね!?」
全員でフラフィーをからかったあと普通に食事をする。食材の提供はしていなかったので普通に宿屋の定食をいただき、鉱石のダンジョンで目的のブツを取りに行く話をみんなにする。
「あのー、昨日聞きそびれてたんですが……」
「どうした?」
フラフィーがおずおずといった感じで俺たちに質問してくる。
「この素材集めのクエストって何を集めるクエストなんですか?」
「……」
ああ、そういえばフラフィーいないときにクエスト受けて勝手に進めてたな。普通についてきてくれてたし説明したつもりになってたけど全然教えてなかったわすまん。
「それはこれだ。イリスのおすすめ」
「ちがう」
クエストを受けようと言ったのがイリスだったのでそういうとちょっと赤くなってうつむいてしまった。愛い奴め。
ロリが精力剤を集めようとしてるこの背徳感とエロさが最高にたまらないんだけどわかってくれるだろか。正直この材料あつめたら余分に作って分けてもらおうと思っています。
「あ、あ、はい。なるほど……」
「巨乳、お前のせい」
「ええと、ごめんなさい」
朝から下ネタ談義になりそうだったけど俺は全然問題ないので食事とともに二人の少女を眺めて美味しくいただいた。クロエは見て見ぬふりをしていたため照れた様子はなし。話をふってやるか。
「フラフィーが激しすぎたってクロエ言ってたもんな。これがあればいけるんじゃないか?」
「ん……っ! ちょっとキミヒト! 確かに言ったけど、この子はってにやにやしないでよもう」
俺がからかっただけなのが分かったのか少し拗ねてご飯をもぐもぐしだす。うんうん、クロエも恥ずかしそうにしてるし俺の食卓の彩りは完璧になったな。
でも実際に精力剤があればフラフィーの相手をちゃんとできるようになると思う。ロリ二人でも。いや俺が使えば全員を同時に……? あかん興奮してきた。
「ええと……ごめんなさい」
フラフィーはもごもごと小さな声で謝り小さくなってしまった。他のテーブルからの視線が生暖かすぎるので俺たちは鉱石のダンジョンに向かうことにした。
しかしその道すがらロンドのメンバーとあかねに遭遇した。
「おおキミヒトじゃねえか。これからダンジョンか?」
「おう、お前たちはダンジョンの帰りか? もしかして攻略しちゃったとか?」
「へへ、やってやったぜと言いたいところだけどそんなすぐ攻略は出来ねえよ。あかねのスキルがあるから一時的に帰ってきただけだ。攻略したのは新人冒険者くらいよ」
そういえばあかねはダンジョンテレポートがあるから毎日街に帰ることが可能なのか。まじで便利だなそのスキル。あと後半の情報はいらないから黙ってて。
「キミヒト君たちはどこのダンジョンに行くの?」
「俺たちはレッドスネークと亜鉛を探しに鉱石のダンジョンに行くところ」
「なんだって? もしかして精力剤のクエストかそれ?」
「おいおいその精力剤の効果やばいんだぜ。前に使ったことあるけど簡単にいっちまったよ」
俺が答えるとたぶんサブロウが食い気味に言葉をかぶせてくる。こいつはロンドの中で下ネタ担当……いや全員そうだが特にと言う意味で。あと使ったことあるんかよお前ら。
「俺達も狙ってたんだが水のダンジョンがおかしくなってたから諦めてたんだよな。よく受けたな」
そうか、普通はダンジョンの状態を確認してからクエストを受けるもんなのか。言われてみればクエスト破棄したら手数料取られるし問題にもなるもんな。勝手に一階層に出ると思って受けたけどあぶなかった。
ギルドでモンスター分布しか聞いてなかったけど次からはもうちょっとちゃんと情報収集しようと心に誓う。今回はラッキーだったか。
「ああ、水のダンジョンは何とかしてきた」
「まじかようらやましー。そこさえ何とかなれば俺達も受けたのになー。もしよかったら俺たち用にも譲ってくれないか? 金は払う! なんだったら身体でも良い!」
「ああいいぜ、といっても作ってもらえるかはわからないからそれでも良ければってなるけど。あとお前ら下ネタしつこいからな?」
「たすかるぜ! あかねが仲間になってから入れ食いでさー、ちょっと困ってたんだ。おっと今のは下ネタ的な意味じゃないんだがそれでもいいぜ」
ナニが困ってたかは聞かないでおこうかな。あかねは腐った目で男どもと熱い握手を交わし健闘をたたえあっているのだろう。あかねもロンドも見た目良いからノンケだろうと本物だろうと新人冒険者とか釣れるだろうしな。
大丈夫かこの街。探索者の大多数が同性愛者とか想像するだけで恐ろしいんだけど。いやそんなまさかだよな? せめて両刀になることを俺は祈るしかない。
「それなら素材譲ってやるよ。今鉱石のダンジョン言ってきたから亜鉛もレッドスネークも余ってる。旅の商人収納袋買ったから色々詰め込みすぎてな」
そう言ってロンドのメンバーは収納袋から俺たちが欲しかったレッドスネークの全身と亜鉛の合金を分けてくれた。これだけあれば充分だろう。
「さんきゅー助かるぜ。これはぜひ恩返しさせてもらうぜ」
「馬鹿言ってんなよ。俺たちの方が世話になったっつうの。いつでも頼ってくれていいからな。どうしてもっつうならキミヒトの身体でいいぞ」
男前に笑ってくれるがこれで女に興味ないって結構やばいよな。めちゃくちゃモテてるのに浮いた噂も一つも出なければそりゃ人気も出るけど実態知ってると何とも言えない。あとさりげなく腰に手を回すのやめてくれな?
「じゃあ俺たちは換金行ってくるわ」
「キミヒト君またね」
「おー、またなー」
フラフィー探索に色々尽力してくれたお礼とかをみんなで言ってロンドのみんなと別れた。鉱石のダンジョン行く必要なくなっちまったな。となるとオーク狩りをすることになるか。
「では予定を変更して肉のダンジョンにいこう!」
「おー!」
おなかいっぱい食べて眠くなるとか幼女すぎてたまらんですわ。それにしてもフラフィーもこないとはなかなか寂しい夜でもあった。
いや別に二日連続だったから次の日しなくてもいいとか言ったの俺だけどもそれはそれこれはこれだ。
そんなことを考えていると扉がノックされる。鍵をかけているので扉を開けるとそこにはフラフィーが立っていた。
「おはようございます。あれ、お二人がこちらに来てるかと思ってましたが違いましたか」
「うん来てないよとりあえずなんで包丁抜き身なのか教えてもらえる?」
「私の中の獣がやれと言っていたからです」
クルクルと包丁を回し腰の鞘に納める仕草はやたらとかっこよかったけど俺に向けられてると考えると非常にこわい。両手持ちの迫力よ。
この包丁さばきは料理で培われたものなのか俺を攻撃するために鍛えた物なのか判断つかないところがいかんともしがたいです。昨日の料理には使ってなかったようだが。
「なら食堂だろう。一緒に行くか」
「はい!」
良い笑顔で返事をしてくれたことと昨日の料理のお礼も兼ねて俺から手を握ってみる。フラフィーはしてほしいっていう癖に自分からは遠慮してあんまりしてこないこと多いからな。
こうやってたまに不意打ちかますとめちゃくちゃ照れるようなのでやっていきたい。ロリ二人いないときに限るけど。想像以上に早く二人きりになってしまったな。
「あ、あの」
「嫌か?」
「い、嫌じゃありません! はい!」
案の定顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。常にこういう感じだったら料理も出来るしヒロイン力高いと思うんだけどどうしてやんちゃをしてしまうのだろう。
世が世ならお前がメインヒロインだったんだぞ。そんな世の中じゃないから不遇の扱いだけど。
食堂に行くとティティとロリ達が話し合っている姿が確認できたので俺達もそっちに混ざっていく。
「巨乳、昨日は料理ごちそうさまでした」
「ありがとうフラフィー。あなたの事は忘れないわ」
「本当に美味しかったです。今日からこちらで働いてもらえないかお二人に相談させてもらってました」
「行きませんよ!? お二人にそんな権限ありませんし置いてかないでくださいよ!」
どうやらティティは外堀から埋めていくタイプらしい。俺のところに来なかったのはロリ二人が俺に頼み込めば押し切れるとでも思ったのだろうか。その通りだよ、よく人の事見てるなティティは。商才あるよ。
「キミヒトさんもそんなうんうん言ってないで否定してくださいよ!?」
「大丈夫よフラフィー、私たちはここに帰ってくるから」
「私も一緒に行くんですよ! 帰るときは私もそこにいるはずですよね!?」
全員でフラフィーをからかったあと普通に食事をする。食材の提供はしていなかったので普通に宿屋の定食をいただき、鉱石のダンジョンで目的のブツを取りに行く話をみんなにする。
「あのー、昨日聞きそびれてたんですが……」
「どうした?」
フラフィーがおずおずといった感じで俺たちに質問してくる。
「この素材集めのクエストって何を集めるクエストなんですか?」
「……」
ああ、そういえばフラフィーいないときにクエスト受けて勝手に進めてたな。普通についてきてくれてたし説明したつもりになってたけど全然教えてなかったわすまん。
「それはこれだ。イリスのおすすめ」
「ちがう」
クエストを受けようと言ったのがイリスだったのでそういうとちょっと赤くなってうつむいてしまった。愛い奴め。
ロリが精力剤を集めようとしてるこの背徳感とエロさが最高にたまらないんだけどわかってくれるだろか。正直この材料あつめたら余分に作って分けてもらおうと思っています。
「あ、あ、はい。なるほど……」
「巨乳、お前のせい」
「ええと、ごめんなさい」
朝から下ネタ談義になりそうだったけど俺は全然問題ないので食事とともに二人の少女を眺めて美味しくいただいた。クロエは見て見ぬふりをしていたため照れた様子はなし。話をふってやるか。
「フラフィーが激しすぎたってクロエ言ってたもんな。これがあればいけるんじゃないか?」
「ん……っ! ちょっとキミヒト! 確かに言ったけど、この子はってにやにやしないでよもう」
俺がからかっただけなのが分かったのか少し拗ねてご飯をもぐもぐしだす。うんうん、クロエも恥ずかしそうにしてるし俺の食卓の彩りは完璧になったな。
でも実際に精力剤があればフラフィーの相手をちゃんとできるようになると思う。ロリ二人でも。いや俺が使えば全員を同時に……? あかん興奮してきた。
「ええと……ごめんなさい」
フラフィーはもごもごと小さな声で謝り小さくなってしまった。他のテーブルからの視線が生暖かすぎるので俺たちは鉱石のダンジョンに向かうことにした。
しかしその道すがらロンドのメンバーとあかねに遭遇した。
「おおキミヒトじゃねえか。これからダンジョンか?」
「おう、お前たちはダンジョンの帰りか? もしかして攻略しちゃったとか?」
「へへ、やってやったぜと言いたいところだけどそんなすぐ攻略は出来ねえよ。あかねのスキルがあるから一時的に帰ってきただけだ。攻略したのは新人冒険者くらいよ」
そういえばあかねはダンジョンテレポートがあるから毎日街に帰ることが可能なのか。まじで便利だなそのスキル。あと後半の情報はいらないから黙ってて。
「キミヒト君たちはどこのダンジョンに行くの?」
「俺たちはレッドスネークと亜鉛を探しに鉱石のダンジョンに行くところ」
「なんだって? もしかして精力剤のクエストかそれ?」
「おいおいその精力剤の効果やばいんだぜ。前に使ったことあるけど簡単にいっちまったよ」
俺が答えるとたぶんサブロウが食い気味に言葉をかぶせてくる。こいつはロンドの中で下ネタ担当……いや全員そうだが特にと言う意味で。あと使ったことあるんかよお前ら。
「俺達も狙ってたんだが水のダンジョンがおかしくなってたから諦めてたんだよな。よく受けたな」
そうか、普通はダンジョンの状態を確認してからクエストを受けるもんなのか。言われてみればクエスト破棄したら手数料取られるし問題にもなるもんな。勝手に一階層に出ると思って受けたけどあぶなかった。
ギルドでモンスター分布しか聞いてなかったけど次からはもうちょっとちゃんと情報収集しようと心に誓う。今回はラッキーだったか。
「ああ、水のダンジョンは何とかしてきた」
「まじかようらやましー。そこさえ何とかなれば俺達も受けたのになー。もしよかったら俺たち用にも譲ってくれないか? 金は払う! なんだったら身体でも良い!」
「ああいいぜ、といっても作ってもらえるかはわからないからそれでも良ければってなるけど。あとお前ら下ネタしつこいからな?」
「たすかるぜ! あかねが仲間になってから入れ食いでさー、ちょっと困ってたんだ。おっと今のは下ネタ的な意味じゃないんだがそれでもいいぜ」
ナニが困ってたかは聞かないでおこうかな。あかねは腐った目で男どもと熱い握手を交わし健闘をたたえあっているのだろう。あかねもロンドも見た目良いからノンケだろうと本物だろうと新人冒険者とか釣れるだろうしな。
大丈夫かこの街。探索者の大多数が同性愛者とか想像するだけで恐ろしいんだけど。いやそんなまさかだよな? せめて両刀になることを俺は祈るしかない。
「それなら素材譲ってやるよ。今鉱石のダンジョン言ってきたから亜鉛もレッドスネークも余ってる。旅の商人収納袋買ったから色々詰め込みすぎてな」
そう言ってロンドのメンバーは収納袋から俺たちが欲しかったレッドスネークの全身と亜鉛の合金を分けてくれた。これだけあれば充分だろう。
「さんきゅー助かるぜ。これはぜひ恩返しさせてもらうぜ」
「馬鹿言ってんなよ。俺たちの方が世話になったっつうの。いつでも頼ってくれていいからな。どうしてもっつうならキミヒトの身体でいいぞ」
男前に笑ってくれるがこれで女に興味ないって結構やばいよな。めちゃくちゃモテてるのに浮いた噂も一つも出なければそりゃ人気も出るけど実態知ってると何とも言えない。あとさりげなく腰に手を回すのやめてくれな?
「じゃあ俺たちは換金行ってくるわ」
「キミヒト君またね」
「おー、またなー」
フラフィー探索に色々尽力してくれたお礼とかをみんなで言ってロンドのみんなと別れた。鉱石のダンジョン行く必要なくなっちまったな。となるとオーク狩りをすることになるか。
「では予定を変更して肉のダンジョンにいこう!」
「おー!」
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