マリッジブルーは止まらない!!

AMO.

マリッジブルーは止まらない!! S02-09

少し話がまとまり出したので、
次の段取りは両親同士の顔合わせだ


あの手の行事は昼間やるのが一般的。
しかしながら、土日休みがないのだ。
会社の先輩に無理を言い、早めに上がれるように手配。


場所は、近くの田舎の都会、
「千○中央」の某日本料亭にて。


仕事を切り上げ、少し早めに現地へ赴き、
両親と、彼女と、彼女の両親を待つ。


待ち時間はたまらん。

緊張?
違う。
不安?
これだ。


うちの両親の快進撃を恐れる僕。
そうこうしている内に、親父がTEL

「もし?場所わかる?」
 「おー?まだ家や」

遅い!来る気あるんかっ!

「じゃぁ何?」
 「あー、あんなぁ、お前の嫁さんの名前教えてくれ。」

「……は?」
 「ミキちゃんやったか。」

「違う!それ幼馴染!」
 「カナデちゃんやったか?」

「違うっ!それこの間生まれた従兄弟の娘!」
 「チサトちゃんや、そうや」
 「それ元カノ!そんなん言ったらぶっ飛ばすぞ!」

「……○○や。」
 「おーそうか?!○○ちゃんか」
そこで電話切断。
たまらんわ…
うわっ!またかかってきた!

「もう、何っ!」
 「苗字がわからん」

「あぁ●●!忘れたらアカンで!てかオカンに聞け!」


不安や。。。
紛らわせるために友達にメール。

そうするとすぐさま携帯がビビビ・・・。「受信アリ」
良いタイミングで返事してくれた

すぐに返信
---ちょっと聞いてよ、、親父さぁ
彼女の名前知らんかってん…---

また受信
---------キャサリンですっって紹介したら?------

なんでや

----あの親父を紹介するん嫌やわぁ-----

すぐさま受信
---------志村けんですって紹介したら?----------

お前もぅアカンがなっ!?( ̄Д ̄;)!!



そうこうしている間に「彼女と彼女の両親」到着。
待合室に案内し、少し雑談。
何処となく彼女の両親にも緊張が伝わる。


「なぁ??お前、両親に、俺の親父の話したんか?」
 「うんwした。面白いもん。そしたら緊張してる」

この待合室は、親父の為の緊張感で包まれていると
親父からまたTEL。

着いたとの事なので、彼女達を待たせて迎えに。



親父達と一緒に再度店に向かうと、店前で彼女の親父が出迎えてる。
俺が「お待たせですわ」と言い寄って
親父を目でかくにn…って通り過ぎてるーーΣ(゚д゚lll)

「おい!親父!」
 「あ~!どうも!はじめまして」
「こちらもはじめまして!」
 「え~…あのぉ…」

僕が小さい声で「●●さん」
 「●●さん、奥様は?」

大丈夫か、今夜…

つづく

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