マリッジブルーは止まらない!!

AMO.

マリッジブルーは続く S1-06

鬼の料金表を提示するプランナー。

一瞬の静けさが僕等を襲います。

ベタベタなリアクションですが、「0」の数を真剣に
数えてみたりして。



有名なCMが、僕の頭をよぎってました。

写真をワンショットに現像代……………30.000円
招待状を一枚友達に送る…………………150円
テーブルに花をおく………………………3.000円 
海遊館で魚にまみれて結婚する…………
               お金じゃ買えない価値がある

            priceless
              MAST○R-CARD


もう…                   アホか と。

MAST○R-CARDでも間にあわへんわっ!

余談ですが、このpricelessの意味は
1 金では買えない
 と言う、意味と同時に

2 考えられないくらいふざけた.馬鹿な。

僕は2番だと思いまーす。
              あ、すみません。話戻します。


いや、真剣に暗算できる冷静さを失いました。
恐らく彼女もこれほどかかるとは思っていない様子。


僕が切り出す前に、彼女が切り出す
「だいだい全部でどれ位するんですかー?」

「どの様にされるかは、お客様次第ですが、おおよそ
       1.500.000円程で出来るかとおもいます。」

「………ふぅ~ん。。いけそうやなぁ」

            いけるかっ!
                いや、いかれへんって!

いや、て言うか、いけるいけない別で、
いつ!  俺が!   「結婚する!」   言うたっ!??


激しく頭の中で突っ込みつつも、黙ってる僕。
しかしながら、考えてしまいます。


       もし、結婚する事になったら…

    頭の後ろで、欲しかった物、行きたかった所、

           夢や希望が、

       「パチン」と小さく響いて…


「では、一応こちらが当式場の予定となっております。」

紙に式場が指定した日の来年のカレンダー。
                 もう見る気もしない。


「では、またご検討していただいて、
              良い返事を期待しております

    って言うか、もうするやろ?絶対。なぁ?彼女さん」

もちろん、最後は言うてませんがそう聞こえます。
このプランナー絶対相当したたかな人。




そして、トボトボと彼女の後ろを着いていき、
                 館を後にいたしました。

続く。

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