マリッジブルーは止まらない!!

AMO.

マリッジブルーは続く S1-03

ギィィィィィ…


ふっと振り返って言葉失いました。

すげーって。
真っ暗な部屋に………
左と正面の壁から、、蛍光色と言うか、やわらかくした水色の光、
つまり大水槽の水色が、部屋をゆっくり照らしてるようで
何ていうかノスタルジック!?

彼女も言葉失ってました。。


これはアカン。って言うかズルイ。
説明受け、この景色を見た今の段階で、断る術が見つからないのだ。


もちろん『海遊館の大水槽』な訳で、
館の代名詞のジンベイザメはもちろん
エイ・マンボウ・サメやタイ。いや、タイはいたかな?
とにかく魚が泳ぎ倒して、目線を送らずとも沢山の視線ならぬ魚線。


オロオロしてる僕らに、プランナーの方は、
『部屋の状況を説明すると、
 要はあの大水槽が大きい円柱の水槽とすると、
 円の半分が一般客様通路。こちら側の半分が一般様では入れません。
 VIP-ROOMとなっております。』


…ホンマやっ!よぉく見たら、魚の向こうの反対っ!
 チビッコが両手・顔面引っ付けてこっち見てるやんっ!!
 いや、僕らじゃぁ無く、魚でしょうけれど。

それからプランナーの方はアレコレ説明をして頂いたのですが
 残念ながら、僕も彼女も、魚に必死になっちゃって
 話そっちのけでした。詳しく話しできません。ドーモ。


ただ、『へぇ』なんは、どうやらこの部屋、
 元は皇太子等の皇室の方々や、海外の大使等が視察に来る際に
 使われる部屋なんだとか。どっちでも良いです。誰が使うとか。

とにかく、言葉みつかりませんでした。

おかげで館を出る時は、脱力感一杯で、そのまま改めて事務所へ…


続く

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