悪役令嬢をすくい散らかす、日本の高校生に転生した最強神!

閃幽零×祝@自作したセンエースの漫画版(12話以降)をBOOTHで販売中

31話 収穫祭は留まることを知らず。


 31話 収穫祭は留まることを知らず。

「あたしは、まあまあオモロかったで?」

「やめて! 気を使わないで! それが一番キツいから!」

「いやいや、ほんまに。ええボケやったなぁって、感心しとるよ。あんたのコトが、エグい程に可哀そうやから気を使っとるとか、そんなんやなくて、普通に、ああ、おもろいなぁって思った。コクとキレがあった。うん」

「本当にやめようか、薬宮! マジで! その配慮の仕方、ほんと、キツいから! お前の、無駄に膨大な優しさは、状況によって、とんでもない兵器だから!」

 と、そこで、ソっと近くまで寄ってきていた黒木も、
 センの肩にポンと手をおいて、

「地獄かってくらい、ドンズベりしましたね。ドンマイです」

「いや、んー、まあ、薬宮の対応よりはマシなんだけど……なんていうか、その……そういう『実は一歩踏み込んだ配慮をされている』というのも、普通に、状況としてはしんどいものがあるな」

「ワガママな人ですね。では、どうするのがベストだというのですか?」

「放っておいてくれりゃいいんだよ。俺の問題は、基本、それで解決する」

「旦那が苦しんでいる時、手を差し伸べるのが妻の仕事です」

「可能であるならば、ぜひ、『黙ってみなかったことにする』ってのも、仕事の一つに加えていただけませんかね?」

 方向性が微妙に異なる『やっかいな彼女たち』に振り回される生活。
 その鬱陶しさに対して、センは、心から『ウザったさ』を感じているものの、
 しかし、どこかで、その『ウザさ』にいくばくかの心地よさを感じているのも、
 また事実だったりする。

(その事実こそが、何よりも厄介だ……)

 なんて、心の中でつぶやきつつも、
 しかし、どうしても、このウザさを捨てきる気にはなれなかった。



 ★



 その後も、センとヒロインズの、まったく先に進まない不毛な攻防は続いた。
 その流れの中で、センは、何度か、腹をくくろうとしたのだが、
 しかし、持前のチキンぶりをいかんなく発揮し、
 結局のところは、最後まで踏み込むことはなく、
 ダラダラと日数だけが進んでいく。

 もちろん、夜のアイテム探索は続けており、
 大量のレアアイテムを山ほど入手していた。

(対人関係においては地獄極まりないが、アイテムに関してだけは、完全に、ボーナスステージって感じだな)

 今回の周で、センは、ハンパなく強化された。
 ボロボロと手に入るレアアイテムのおかげで、
 際限なく強化され続けるセン。

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 ・センエース眷属装備&究極超神化プラチナム使用時。

 《レベル》     【1】
 《オメガレベル》  【639】

 [HP]      【153億/153億】
 [MP]      【18億/18億】
 [スタミナ]    【25万/25万】

 「攻撃力」       【52億】
 「魔法攻撃力」     【38億】
 「防御力」       【120億】
 「魔法防御力」     【98億】
 「敏捷性」       【3200億】
 「耐性値」       【3億】
 「HP再生力」     【78億】
 「魔力回復力」     【9億】
 「スタミナ回復速度」  【6900万】
 「反応速度」      【?】

 「隠しパラメータ合計値」【?】

 「獲得経験値」     【0】
 「ネクストEXP」   【無限】


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「まさか、ここまで爆発的に強くなれるとは思っていなかった。収穫祭、ここに極まれり。さすがに、もう、アウターゴッドにも勝てるんじゃね?」

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