悪役令嬢をすくい散らかす、日本の高校生に転生した最強神!

閃幽零×祝@自作したセンエースの漫画版(12話以降)をBOOTHで販売中

56話 もっと、もっと、もっと。


 56話 もっと、もっと、もっと。


「実感するよ……肌肉(きにく)の『メタル化』を、エネルギーの『活性化』を。爆増したミトコンドリアが、俺に、無限のATPをくれている。カルシウムイオンが叫んでいる。細胞の全てが沸騰している。命と魂魄の喝采。――俺は、強い」


 などといいながら、センは、
 オメガバスタードラゴンの腹部を、手刀でかっさばいて、

 その奥でまたたいている魂魄をつかみとると、
 まるで中毒者のように、待ちきれないとばかりに、荒々しく口の中へと放り込む。

 無意味に、強く咀嚼して、
 奪い取るようにゴックン。

「上がる、上がる、上がるぅ! ははははははは! 俺が完成していく! 俺が俺になっていく! 本当の俺、デビュー!」

 オメガバスタードラゴンの魂魄を喰らうことで、
 さらに、オメガレベルを高めていくセン。



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 《レベル》     【1】
 《オメガレベル》  【265】

 [HP]      【10900/10900】
 [MP]      【5200/5200】
 [スタミナ]    【170/189】

 「攻撃力」       【315】
 「魔法攻撃力」     【180】
 「防御力」       【150】
 「魔法防御力」     【100】
 「敏捷性」       【221】
 「耐性値」       【83】
 「HP再生力」     【350】
 「魔力回復力」     【201】
 「スタミナ回復速度」  【77】
 「反応速度」      【?】

 「隠しパラメータ合計値」【?】

 「獲得経験値」     【0】
 「ネクストEXP」   【無限】


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「まだだ! まだ足りねぇ! この程度じゃ満足できねぇ! もっとだ! もっと、もっと、もっとぉ!!」

 ギラついた目で、オメガシャドーを睨みつけ、

「くらってやるから、もっと、よこせ、オメガシャドー。俺は、まだまだ、高く飛べる!」

 その発言に対し、
 オメガシャドーは、ニっと黒く笑い、

「もちろん知っているさ、センエース。君は、もっと、高く飛べる」

 そういいながら、
 ジオメトリを出現させる。

「ここからは、収穫祭といこう。君は進化する。極端に、過剰に、果てしなく! すべてのセンエースを置き去りにして、君は究極の高みへとのぼる」

 その叫びの直後、
 ジオメトリから、まがまがしい鬼が出現する。


「さあ、オメガヘルズ覇鬼よ! 『最強を求める闇』の『糧(かて)』となれ!」


 その命令に対して従順にしたがっている――というわけではないが、
 オメガヘルズ覇鬼は、センに向かって無謀な特攻をしかける。

 オメガヘルズ覇鬼のオメガレベルは1020。
 すさまじく強い化け物で、
 ゼノリカの天上ですら、勝てる者は限られてくるという、
 そんな過剰レベルに達している――が、


「遅いぃい! 遅すぎるぅううう!」


 センは、そんな、オメガヘルズ覇鬼を、
 ワンパンで一蹴してみせた。


「足りねぇええええ! こんなザコじゃ、もはや、俺は満たされねぇええええ!」


 叫びながら、
 センは、オメガヘルズ覇鬼の魂魄を貪りくらう。
 果て無くあらあらしく、飢えた獣のように。

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 《レベル》     【1】
 《オメガレベル》  【523】

 [HP]      【23000/23000】
 [MP]      【8900/8900】
 [スタミナ]    【300/321】

 「攻撃力」       【790】
 「魔法攻撃力」     【330】
 「防御力」       【320】
 「魔法防御力」     【250】
 「敏捷性」       【500】
 「耐性値」       【192】
 「HP再生力」     【800】
 「魔力回復力」     【533】
 「スタミナ回復速度」  【155】
 「反応速度」      【?】

 「隠しパラメータ合計値」【?】

 「獲得経験値」     【0】
 「ネクストEXP」   【無限】


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