悪役令嬢をすくい散らかす、日本の高校生に転生した最強神!
27話 最高品質の女子高生。
27話 最高品質の女子高生。
「その子に、指一本、触れるなぁああああ!!」
『飛行ユニット』と、
『強力な魔力を放出しているガンブレイド』を、
無詠唱で高速召喚し、
ウムルの元へと特攻をしかける。
もしかしたら、A級ロイガーとも、
それなりに戦えたかもしれない――
そう思わせるほどの速度とパワー。
しかし、
「やはり、強いな。茶柱罪華」
ウムルは、茶柱の全力を難なく片手で受け止めると、
「最初から分かっていた。貴様の魔力とオーラは、極端にハイクオリティ。おそらく、貴様は、この世に存在する人間の中で、ブッチギリの最高品質。精神面には、多少の脆さがみられるが、『資質』という点において、貴様より上の人間は存在しないだろう。人であった時代、私は、自分の事を『未来も含め、地球の歴史上で最高の資質を持つ知的生命だ』と確信していたが……どうやら、ただの、うぬぼれだったらしい。貴様は、この私をも置き去りにしたスーパースペックを有している」
そのセリフには、嫉妬が混じっていた。
心の底から湧き出るくやしさがにじんでいる。
「だが、さすがに幼すぎる。あと100年ほど修行した貴様なら、私を殺しえるだろうが……今の貴様が、私を殺すことは、何があっても不可能」
そんなウムルの発言を、
罪華は、一ミリも聞いていないようで、
「ユウキを解放しろ! その子を、もうこれ以上、苦しめるな!」
要求だけを押し通す。
そんな罪華に対し、
ウムルは、
「サイコパスの分際で! 人の心があるフリはやめろと言っている!」
奇妙な激昂でもって、
罪華の体を吹っ飛ばす。
「黙ってみていろ! 私が貴様を解放してやる!」
そう言いながら、
黒い炎で、
『祐樹の思念』を、無慈悲に炙(あぶ)っていくウムル。
「ぅああああああああ! 熱い! ああああああ! だ、ダメだぁあ! こ、これは耐えられないぃいい! だ、誰でもいい! 誰でもいいからぁ! 助けてぇええ!!」
「っっっ?!」
茶柱は、ギリィっと奥歯を強く噛みしめ、
「やめろと言っているだろうぉがぁあああああ!!」
強く、強く、強く、魔力とオーラを圧縮して、
「フルパレェェドッッ! ゼェタァァ! キャノンッッ!!」
凶悪なキャノン砲を召喚すると、
その銃口をウムルにロックして、
「死ね、吹っ飛べ、ブチ消えろぉお! ブラストオフ!!」
圧縮されたエネルギーが、
ウムルを襲う。
凶悪な波動。
それなりのGOOでも、一撃耐えることは厳しいであろう、
狂気の一撃。
ただ、
「ふふん」
ウムルは笑って、
右手に『魔力のこもったナイフ』を召喚すると、
それを、適切なタイミングで、横にスっと薙(な)いだ。
すると、
フルゼタの波動が、
スパァンッッ、
と、裂けるチーズみたいに、綺麗に切り裂かれ、
そのまま、エネルギーは、スゥっと溶けるように霧散していった。
その光景を一から十まで全て見ていた茶柱は、
「……は……ぁ?」
あまりの困惑に呆けているばかり。
「その子に、指一本、触れるなぁああああ!!」
『飛行ユニット』と、
『強力な魔力を放出しているガンブレイド』を、
無詠唱で高速召喚し、
ウムルの元へと特攻をしかける。
もしかしたら、A級ロイガーとも、
それなりに戦えたかもしれない――
そう思わせるほどの速度とパワー。
しかし、
「やはり、強いな。茶柱罪華」
ウムルは、茶柱の全力を難なく片手で受け止めると、
「最初から分かっていた。貴様の魔力とオーラは、極端にハイクオリティ。おそらく、貴様は、この世に存在する人間の中で、ブッチギリの最高品質。精神面には、多少の脆さがみられるが、『資質』という点において、貴様より上の人間は存在しないだろう。人であった時代、私は、自分の事を『未来も含め、地球の歴史上で最高の資質を持つ知的生命だ』と確信していたが……どうやら、ただの、うぬぼれだったらしい。貴様は、この私をも置き去りにしたスーパースペックを有している」
そのセリフには、嫉妬が混じっていた。
心の底から湧き出るくやしさがにじんでいる。
「だが、さすがに幼すぎる。あと100年ほど修行した貴様なら、私を殺しえるだろうが……今の貴様が、私を殺すことは、何があっても不可能」
そんなウムルの発言を、
罪華は、一ミリも聞いていないようで、
「ユウキを解放しろ! その子を、もうこれ以上、苦しめるな!」
要求だけを押し通す。
そんな罪華に対し、
ウムルは、
「サイコパスの分際で! 人の心があるフリはやめろと言っている!」
奇妙な激昂でもって、
罪華の体を吹っ飛ばす。
「黙ってみていろ! 私が貴様を解放してやる!」
そう言いながら、
黒い炎で、
『祐樹の思念』を、無慈悲に炙(あぶ)っていくウムル。
「ぅああああああああ! 熱い! ああああああ! だ、ダメだぁあ! こ、これは耐えられないぃいい! だ、誰でもいい! 誰でもいいからぁ! 助けてぇええ!!」
「っっっ?!」
茶柱は、ギリィっと奥歯を強く噛みしめ、
「やめろと言っているだろうぉがぁあああああ!!」
強く、強く、強く、魔力とオーラを圧縮して、
「フルパレェェドッッ! ゼェタァァ! キャノンッッ!!」
凶悪なキャノン砲を召喚すると、
その銃口をウムルにロックして、
「死ね、吹っ飛べ、ブチ消えろぉお! ブラストオフ!!」
圧縮されたエネルギーが、
ウムルを襲う。
凶悪な波動。
それなりのGOOでも、一撃耐えることは厳しいであろう、
狂気の一撃。
ただ、
「ふふん」
ウムルは笑って、
右手に『魔力のこもったナイフ』を召喚すると、
それを、適切なタイミングで、横にスっと薙(な)いだ。
すると、
フルゼタの波動が、
スパァンッッ、
と、裂けるチーズみたいに、綺麗に切り裂かれ、
そのまま、エネルギーは、スゥっと溶けるように霧散していった。
その光景を一から十まで全て見ていた茶柱は、
「……は……ぁ?」
あまりの困惑に呆けているばかり。
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