貧乏領主の娘は王都でみんなを幸せにします
第52話ご褒美
部屋に戻るとクレアさんにこれからのお茶会のことを話すと…スチュアートさん同様怒っていた…。
「まぁ!ローズ様は坊っちゃまからの頼みで試験を受けているのに!坊っちゃまに雇われて我々がお世話をしているのだからローズ様から給金をもらう義理などありませんわ!」
部屋の中を行ったり来たりしながら鼻息荒く怒っていると…
「まぁまぁ…クレアさんほら座って?今お茶入れましたから…」
ローズが笑いながらお茶を手にクレアさんを椅子へと座らせる。
「はい、どうぞ…」
ローズはクレアさんの前にお茶を出すと自分の分も入れて隣に座る。
香りを楽しんで一口飲むと頬をほんのり赤らめフーっと息を吐く。
ローズののんびりとした様子にクレアも少し落ち着いてお茶を飲むと…
「まぁ…ローズ様またお茶を入れるのが上手になりましたね…これなら王子様に出しても大丈夫そうですわ…」
クレアがお茶の美味しさに一瞬怒りを忘れる。
「本当に上手になりましたね…私からは何も言うことはありませんよ」
スチュアートも苦笑しながらお茶を飲んでいる。
「そうですか?ならお茶は大丈夫そうですね~あとはお菓子かぁ…クレアさん程上手に出来ないけど…あと一週間よろしくお願いしますね」
ローズがクレアに笑いかけると…
「ま、まさかローズ達…全部お1人でやるつもりですか?」
クレアが目を見開き驚くと
「それしかないですよね~私お金ありませんし…」
「しかし…運ぶのもお一人ではとても…せめてもう一人はいないと…私お金などいりませんからお手伝いしてもよろしいでしょうか?」
クレアさんが聞くと
「そのお気持ちだけでとっても嬉しいです…でもクレアさんとスチュアートさんの手を借りないように念をおされましたので…」
ローズが寂しそうに答える。
「そうですね…下手に手を出して難癖でも付けられたらたまったもんじゃありません…それならとことん手を出さない方がいいかも知れません…」
「そう致しましょう…勉強は皆の目があるロビーを使ってそれ以外は極力一緒にいない方がいいかも知れません…」
スチュアートの言葉にクレアも寂しそうにローズを見る。
「ローズ様はしっかりしてらっしゃるから大丈夫だとは思いますが…何かありましたら声をかけて下さいね…」
「ありがとうございます。終わったら一緒にどこかに出かけませんか?」
ローズが二人に笑いかける
「辛いこともご褒美があれば頑張れます!」
「それは楽しみですね!」
「その時はたっぷりと我々がローズ様をもてなして差し上げます」
二人がいつのように笑うとローズは嬉しそう頷き返した。
「まぁ!ローズ様は坊っちゃまからの頼みで試験を受けているのに!坊っちゃまに雇われて我々がお世話をしているのだからローズ様から給金をもらう義理などありませんわ!」
部屋の中を行ったり来たりしながら鼻息荒く怒っていると…
「まぁまぁ…クレアさんほら座って?今お茶入れましたから…」
ローズが笑いながらお茶を手にクレアさんを椅子へと座らせる。
「はい、どうぞ…」
ローズはクレアさんの前にお茶を出すと自分の分も入れて隣に座る。
香りを楽しんで一口飲むと頬をほんのり赤らめフーっと息を吐く。
ローズののんびりとした様子にクレアも少し落ち着いてお茶を飲むと…
「まぁ…ローズ様またお茶を入れるのが上手になりましたね…これなら王子様に出しても大丈夫そうですわ…」
クレアがお茶の美味しさに一瞬怒りを忘れる。
「本当に上手になりましたね…私からは何も言うことはありませんよ」
スチュアートも苦笑しながらお茶を飲んでいる。
「そうですか?ならお茶は大丈夫そうですね~あとはお菓子かぁ…クレアさん程上手に出来ないけど…あと一週間よろしくお願いしますね」
ローズがクレアに笑いかけると…
「ま、まさかローズ達…全部お1人でやるつもりですか?」
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「それしかないですよね~私お金ありませんし…」
「しかし…運ぶのもお一人ではとても…せめてもう一人はいないと…私お金などいりませんからお手伝いしてもよろしいでしょうか?」
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「そのお気持ちだけでとっても嬉しいです…でもクレアさんとスチュアートさんの手を借りないように念をおされましたので…」
ローズが寂しそうに答える。
「そうですね…下手に手を出して難癖でも付けられたらたまったもんじゃありません…それならとことん手を出さない方がいいかも知れません…」
「そう致しましょう…勉強は皆の目があるロビーを使ってそれ以外は極力一緒にいない方がいいかも知れません…」
スチュアートの言葉にクレアも寂しそうにローズを見る。
「ローズ様はしっかりしてらっしゃるから大丈夫だとは思いますが…何かありましたら声をかけて下さいね…」
「ありがとうございます。終わったら一緒にどこかに出かけませんか?」
ローズが二人に笑いかける
「辛いこともご褒美があれば頑張れます!」
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