貧乏領主の娘は王都でみんなを幸せにします
第38話キャシーの気持ち
気を失っているロンをソファーに寝かしてロイがキャシーに話をする。
「ローズ嬢が何も持たずに王都に来たと聞いたので我々が少し手助けをしたのですよ」
ロイが余所行きの笑顔を浮かべると、ローズが怪訝な顔をする。
「キャシー様も女性ならわかりますよね?何も持たない事が女性にとってどれだけ不利になるか…」
「そうですね…それはわかりますが…なぜ王子が一人の女性に特別扱いを?」
キャシーが不服そうな顔をした。
ローズはキャシーの様子に驚いてしまう!
(まさか…キャシーロイ王子の事が…)
ローズが二人を見つめると…
「それは勿論ローズ嬢が僕にとって特別だからですよ…」
ロイが笑いながらローズを引き寄せると…
「おい!」
「何を!」
カイルとキャシーが止めさせようとする!
ローズはロイを押しのけると
「お巫山戯はおやめ下さい。キャシー…誤解よ…」
ローズが気にしながらキャシーを見ると…
「そうですよね!ローズは私の特別な友達なんだもの!」
キャシーがロイ王子からローズを離すように自分の方へと引き寄せる。
「あれ?」
何だか思ってた感じと違うぞ…ローズはキャシーの顔を覗き込み。
「キャシーはロイ王子の婚約者になりたいのよね?」
候補者だもん…そうよね?
キャシーを見るとかわいい瞳をうるめて見つめ返してきた。
「私もここに来た時はそうなるように頑張ろうと思っておりました…でも…私出会ってしまったのです…運命の人に」
キャシーはローズの手をギュッと握りしめる。
「キャシー…そっか、もう相手がいるのね…」
ローズはキャシーの恋を応援しようと決めた。
「はい…その方は…ローズです…」
キャシーが頬を染めて俯いた…その仕草は可愛らしく同じ女のローズでさえもキュンと来てしまった。
「そっか…キャシー…私が好きなんだ……えっ?私?ローズ…って他にいたっけ?」
ローズが周りを見ると皆がポカンと口を開けて呆然としていた。
「お、お嬢様…」
ちょうど目覚めてその様子を見ていたロンは…再びひっくり返ってしまった。
「キャ、キャシー!私は女よ!こんな格好を今はしているし…そりゃあ胸もないけど…あなたと同じ女なのよ…一応…」
ローズは言ってて悲しくなる…
「知ってますわ、ローズがかっこいい女性で男よりも男らしい事も!」
「まぁ確かに」
王子が納得すると
「ま、待って!キャシー気持ちは嬉しいけど…私達結婚とかは出来ないのよ?」
慌てるローズの姿にキャシーはクスクスと笑うと
「ローズ安心してください。私今は、ただ今はローズより素敵だと感じる方がいないだけです、ローズと楽しく過ごせるだけで幸せなの…」
「キャシー…」
「別に結婚なんて出来なくても友達として暮らすなんて言うのも楽しそうじゃありませんか?」
キャシーの言葉に想像してみると…
「確かに…友達と仲良く暮らすなんて…悪くないわね」
「でしょ!」
ローズとキャシーがきゃきゃと笑いあっていると…
「おい、待て待て!話が脱線しているぞ…」
ロイが頭を抱える。
「アイリック嬢が隣の部屋に変えたのは…ローズに会いたかったからか?」
カイルが聞くと
「勿論ですわ!ロンに調べさせて王宮の方に許可をちゃんととって移動してきました!ですから困った事があったらいつでも言ってくださいね!」
キャシーがローズをみてにっこりと笑う。
「ありがとうキャシー、すごく心強いわ」
ローズの嬉しそうな姿にキャシーは頬を赤らめて恥ずかしそうにしていた。
「ローズ嬢が何も持たずに王都に来たと聞いたので我々が少し手助けをしたのですよ」
ロイが余所行きの笑顔を浮かべると、ローズが怪訝な顔をする。
「キャシー様も女性ならわかりますよね?何も持たない事が女性にとってどれだけ不利になるか…」
「そうですね…それはわかりますが…なぜ王子が一人の女性に特別扱いを?」
キャシーが不服そうな顔をした。
ローズはキャシーの様子に驚いてしまう!
(まさか…キャシーロイ王子の事が…)
ローズが二人を見つめると…
「それは勿論ローズ嬢が僕にとって特別だからですよ…」
ロイが笑いながらローズを引き寄せると…
「おい!」
「何を!」
カイルとキャシーが止めさせようとする!
ローズはロイを押しのけると
「お巫山戯はおやめ下さい。キャシー…誤解よ…」
ローズが気にしながらキャシーを見ると…
「そうですよね!ローズは私の特別な友達なんだもの!」
キャシーがロイ王子からローズを離すように自分の方へと引き寄せる。
「あれ?」
何だか思ってた感じと違うぞ…ローズはキャシーの顔を覗き込み。
「キャシーはロイ王子の婚約者になりたいのよね?」
候補者だもん…そうよね?
キャシーを見るとかわいい瞳をうるめて見つめ返してきた。
「私もここに来た時はそうなるように頑張ろうと思っておりました…でも…私出会ってしまったのです…運命の人に」
キャシーはローズの手をギュッと握りしめる。
「キャシー…そっか、もう相手がいるのね…」
ローズはキャシーの恋を応援しようと決めた。
「はい…その方は…ローズです…」
キャシーが頬を染めて俯いた…その仕草は可愛らしく同じ女のローズでさえもキュンと来てしまった。
「そっか…キャシー…私が好きなんだ……えっ?私?ローズ…って他にいたっけ?」
ローズが周りを見ると皆がポカンと口を開けて呆然としていた。
「お、お嬢様…」
ちょうど目覚めてその様子を見ていたロンは…再びひっくり返ってしまった。
「キャ、キャシー!私は女よ!こんな格好を今はしているし…そりゃあ胸もないけど…あなたと同じ女なのよ…一応…」
ローズは言ってて悲しくなる…
「知ってますわ、ローズがかっこいい女性で男よりも男らしい事も!」
「まぁ確かに」
王子が納得すると
「ま、待って!キャシー気持ちは嬉しいけど…私達結婚とかは出来ないのよ?」
慌てるローズの姿にキャシーはクスクスと笑うと
「ローズ安心してください。私今は、ただ今はローズより素敵だと感じる方がいないだけです、ローズと楽しく過ごせるだけで幸せなの…」
「キャシー…」
「別に結婚なんて出来なくても友達として暮らすなんて言うのも楽しそうじゃありませんか?」
キャシーの言葉に想像してみると…
「確かに…友達と仲良く暮らすなんて…悪くないわね」
「でしょ!」
ローズとキャシーがきゃきゃと笑いあっていると…
「おい、待て待て!話が脱線しているぞ…」
ロイが頭を抱える。
「アイリック嬢が隣の部屋に変えたのは…ローズに会いたかったからか?」
カイルが聞くと
「勿論ですわ!ロンに調べさせて王宮の方に許可をちゃんととって移動してきました!ですから困った事があったらいつでも言ってくださいね!」
キャシーがローズをみてにっこりと笑う。
「ありがとうキャシー、すごく心強いわ」
ローズの嬉しそうな姿にキャシーは頬を赤らめて恥ずかしそうにしていた。
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