転移したのに人間じゃない!?
第100話 この世界でのポジション 試験終了。
魔力が最大に高まったと感じた時。
ヒデは左手を前に突き出していた。
そして魔力が1つに収束した。
そして、ヒデが一言。
「完成、シオリの身体!」
その掌の上に現れていたのは、薄いピンク色のスイラム状のもの。
そして、そのスライムは両目をパチクリさせながらヒデを眺めていた。
{本当に規格外の主人様を持って、私は幸せです!!}
「はははははは!目の前で魔物が生まれた瞬間は初めて見た!」
リーナは目の前で起きた、魔物の誕生にテンションがおかしくなっていた。
そして
「ギルドマスター、こういうのはアリなのかな?」
「わからないよ!こんなこと試験で起きたことないからね!
ヒデくん!召喚は無しって言ったよね!」
「あっ、そうだった…」
焦っていたら、掌の上のスライムが滑り落ちて、どんどん俺の魔力を吸って
形を変えていった。
そして、その魔力から自身の体の面積を増やしていき、145センチ前後の少女へと姿を変えた。
「ヒューマノイドスライか」
ギルドマスター ルベリーが呟くと
「いえ、違います、ルベリー様
私の身体は魔力から直接生まれた希少種、オリジナルスライムです。
これは純粋な魔力から生まれたのであって、召喚では有りません。
誕生です!
そして、私がこの身体の主 鑑定栞です。お見知りおきお。」
「シオリちゃん!」「おぉ〜シオリか」と声を掛ける、アマリアと紅竜。
「皆様もこの身体では初めまして
そして、主人様もこれから宜しくお願い致します。」
そうして、黒髪で丸メガネの小柄の少女が俺の方を向いて挨拶をしてきた。
「宜しくね。
というか今は試験中だからどうしようか?」
「それなら私をお使いください。」
人型から一気に弾けて、スライム状になり俺の周りに浮かんできた。
「私に指示をくだされば、そのように動きます。」
「なら、前の人と戦っている時に隙を作って。」
そして俺は駆けだす。
しかし、その動きはリーナにはゆったりに見えているはずだ。
「君は攻撃はまだまだなようだな」
驚きはあったが、素人のような動きで突っ込んでくるヒデを
見て、そう思ったリーナ。
そして、レイピアを構えて、俺が突っ込んでくる所に合わせて連撃を放った。
連撃は先ほどとは違い、綺麗に俺の額に穴を開けた。
「何!?」
と驚いたが突き刺したものは俺に姿に化けていたシオリ。
人型からまたスライム状に戻り、レイピアに絡みつき動きを止めた。
そして、その動きを止まった一瞬に合わせて
俺に化けていたシオリの後ろから俺は不可視の魔力を解き
リーナの首元へ手刀を当てていた。
「本当に君は面白いな、そんな魔力の使い方は聞いたこともない」
「これ、初めてやりましたけど、燃費悪すぎて…」
「そこまで!」
リングの外から声を上げる、ギルドマスター ルベルー。
「以上を持って、試験を終了する。」
「で、ヒデは合格なのか?ギルドマスターよ?」
「はぁ〜彼は合格にするしかないよ、違反ギリギリなのもあったけど
それよりリーナに手刀とはいえ、当てれられたのは実力がある証拠だからね
そして、やっぱり君も冒険者登録をするのかい?紅竜様」
「あんな面白い事がポンポン起きるなら、冒険者になろうと思うぞ!」
「了解…」
この日、2人の冒険者がウンター・ヴェルトにある迷界樹ギルド デュアルで冒険者登録をした。
それは今まで起こりえない事件だった。
ヒデは左手を前に突き出していた。
そして魔力が1つに収束した。
そして、ヒデが一言。
「完成、シオリの身体!」
その掌の上に現れていたのは、薄いピンク色のスイラム状のもの。
そして、そのスライムは両目をパチクリさせながらヒデを眺めていた。
{本当に規格外の主人様を持って、私は幸せです!!}
「はははははは!目の前で魔物が生まれた瞬間は初めて見た!」
リーナは目の前で起きた、魔物の誕生にテンションがおかしくなっていた。
そして
「ギルドマスター、こういうのはアリなのかな?」
「わからないよ!こんなこと試験で起きたことないからね!
ヒデくん!召喚は無しって言ったよね!」
「あっ、そうだった…」
焦っていたら、掌の上のスライムが滑り落ちて、どんどん俺の魔力を吸って
形を変えていった。
そして、その魔力から自身の体の面積を増やしていき、145センチ前後の少女へと姿を変えた。
「ヒューマノイドスライか」
ギルドマスター ルベリーが呟くと
「いえ、違います、ルベリー様
私の身体は魔力から直接生まれた希少種、オリジナルスライムです。
これは純粋な魔力から生まれたのであって、召喚では有りません。
誕生です!
そして、私がこの身体の主 鑑定栞です。お見知りおきお。」
「シオリちゃん!」「おぉ〜シオリか」と声を掛ける、アマリアと紅竜。
「皆様もこの身体では初めまして
そして、主人様もこれから宜しくお願い致します。」
そうして、黒髪で丸メガネの小柄の少女が俺の方を向いて挨拶をしてきた。
「宜しくね。
というか今は試験中だからどうしようか?」
「それなら私をお使いください。」
人型から一気に弾けて、スライム状になり俺の周りに浮かんできた。
「私に指示をくだされば、そのように動きます。」
「なら、前の人と戦っている時に隙を作って。」
そして俺は駆けだす。
しかし、その動きはリーナにはゆったりに見えているはずだ。
「君は攻撃はまだまだなようだな」
驚きはあったが、素人のような動きで突っ込んでくるヒデを
見て、そう思ったリーナ。
そして、レイピアを構えて、俺が突っ込んでくる所に合わせて連撃を放った。
連撃は先ほどとは違い、綺麗に俺の額に穴を開けた。
「何!?」
と驚いたが突き刺したものは俺に姿に化けていたシオリ。
人型からまたスライム状に戻り、レイピアに絡みつき動きを止めた。
そして、その動きを止まった一瞬に合わせて
俺に化けていたシオリの後ろから俺は不可視の魔力を解き
リーナの首元へ手刀を当てていた。
「本当に君は面白いな、そんな魔力の使い方は聞いたこともない」
「これ、初めてやりましたけど、燃費悪すぎて…」
「そこまで!」
リングの外から声を上げる、ギルドマスター ルベルー。
「以上を持って、試験を終了する。」
「で、ヒデは合格なのか?ギルドマスターよ?」
「はぁ〜彼は合格にするしかないよ、違反ギリギリなのもあったけど
それよりリーナに手刀とはいえ、当てれられたのは実力がある証拠だからね
そして、やっぱり君も冒険者登録をするのかい?紅竜様」
「あんな面白い事がポンポン起きるなら、冒険者になろうと思うぞ!」
「了解…」
この日、2人の冒険者がウンター・ヴェルトにある迷界樹ギルド デュアルで冒険者登録をした。
それは今まで起こりえない事件だった。
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