異世界転生で貰ったチートがTS魔法少女変身能力でしたがこの世界で頑張るしか無いようです
47 創造の魔法 想像の術式
「くっ!ああっ、もう!何で魔法でないの!?っていうか私足遅いっ!!」
「先程までの威勢はどうしたのかしらっ!?無様ね!?」
「うっさいわ!魔法使えたらお前なんか...うああっ....うおおおおおっ!」
また防御壁が破られ、私はこけながらも基本フォームのパワーフォームの時とは違い身体能力が低下した足腰で必死に逃げ回る。
その背後から触手の闇が這い寄ってきていた。
クトゥルフかな?...そんな事言っている場合ではない。
この思考性創造術式とかいうのはよく分からない。
何でも想像した魔法を生成して使うらしいのだが全く発動しない...一体どうなっているんだ。
「げえっ...」
「「イオンさん!」」
「やあっ...ああああ...痛い...」
遅い来る触手を何とか左後方にダイブし何とかこうにか回避するが。
「いやああああっ!」
反対側からも魔の手が迫っていた。
今の身体能力では咄嗟に避けれず左腕と右足に絡み付かれたが...
「防御壁お願い!」
勝手に発動するスキルに懇願しながら巻き付いた触手を魔方陣が切り裂くと。
「イオンさん、前です!」
しおんの言う通りに前を向くとドリルの形状をした闇が貫こうと眼前に迫っており防御壁で何とか破壊するが続けて数本の闇が防御壁にぶつかった。
「ヤバい!やばいやばいやばいっ!」
防御壁がパキパキと音を立てヒビが入り始めた。
このスキルは使い勝手は良いが案外脆く何度も攻撃をくらい続けると直ぐに破壊されてしまう。
なんとか3つは破壊できたがこのままでは確実に破られ貫かれかねない...そこでふとスキルの一つ浮遊能力を思いだし、破れかぶれにジャンプした。
「たあっ!...あああ...あああああっ!止まらない~!どうやって止まんのこれ!?」
浮いたには浮いたのだが、そのままふわふわと上方に移動し始めた。
飛んだことなど無いのでどうやったらいいか分からずにいると。
「おバカさんね?いい加減死になさい?」
数本の槍型の闇が襲いかかる。
「う...おおおっ!はっ、せいっ、ほやっ!」
死ぬ気になれば何とかなるらしく魔力を使い深紅の羽を作り出し何とか避けることが出来た。
なんか虫の羽根みたいで嫌なんだけど。ブブブブブっていってる...
だがイメージ通りの虫の羽根が作れた事で何となく分かった...この思考性創造術式の使い方...いや創り方が。
虫ではなく天使の羽を思い描き魔力を背中に充満させると魔方陣が現れ虫の羽根が天使の4枚羽根に変化した。
「あら、意外と空中相手はめんどくさいのね?でも慣れてないみたいだしこれでいいかしら?」
「げっ!?マジかよ!」
闇が全てボウガンに代わりそこから漆黒の矢が数えきれないほど放たれた。
「くそっ!...ひゅーっ!速い速い!」
「空中飛んでますね。」
「何だか天使みたいで神々しいです。何ですか、しおんさん。その顔は...」
「いえ、別に。」
仲のよろしくない二人を一瞥しながら弓矢を避けていく。
上下左右に止めどなく動き回り魔法を生成するため思考を加速させながらも纏めあげていく。
想像し想像する...自分の妄想を細部まで思い描いて。
思考しろ。それがどんな材質、性質、属性でどんな動きをするか...それが対象に与える影響を想像する。
漆黒の矢は闇そのもので出来ている。なら闇の反対は...
先程までとは違い輪郭も分かるほどハッキリと、それが何をもたらすのかくっきりと思い描く。
「発動する魔法...いや思考し創造する魔法...名は〈シャイニングフォトンレイ〉!!」
右手を掲げそこから魔方陣が展開する。
それも小さいものではなく、そこら中を埋め尽くすほどの...
創りながらも創造しろ。私はこの魔方陣から何をどう出すのか...
「想像しろっ!はあああっ!」
すると大型の魔方陣が空を覆いつくすとその魔方陣から小型の魔方陣を50個生成する。
その小型の魔方陣からフォトンレーザーから得たインスピレーションを元にあれの威力を抑え、細身のレーザーを50本発射する。
「なっ!何なのそれはっ!?」
ローブの女が叫ぶのも無理はない。
そのレーザーが弓矢はおろか弓すらも全て破壊しつくしていく...大地にレーザー痕を作りながら。
「ひゃああああっ!スッゴいです!なんて魔法ですかっ!私の能力でもこんな事は出来ないです!」
「しおんさん、離れますよっ!此処にいたら邪魔になります!」
「はいっ!」
二人に当たらないように調整しながら女の周囲に光を集めていきそしてこの魔法最大の能力を発揮させるべく、思考を収束させる。
「何を...ちいっ!まずいわね...」
「もう遅い!〈ツイン〇スターライ〇ル〉!」
某ロボットアニメの最大出力レーザーを右手を振り下ろすのと同時に発射する。
「いっけえええっ!」
「やってくれたわね。イオン...転生者イオン!」
それが着弾すると途轍もない爆発を起こし木々を凪払い、谷の外部周辺を崩れ落ちさせ、大地をクレーターに変貌させた。
「やった...のか?死んでないよね?」
ローブも奴の身体の一部なのか所々破れながらも焼ききれてはいなかったが倒れているそいつを見張る。
「イオンさーん!やりましたね~!」
「ふう...帰ったら皆に話さないと...」
「あっ!ラケルタくん!それはまだ...」
私が言い終わる前にラケルタのフラグのせいか倒れているローブの女の指が動いたのを見て私は両手に魔方陣を展開する。
「.....!?くっ!まだあれでも!!」
「なんて人ですか!!化け物の方がまだ可愛いですよ!」
ローブの女が手を使わずにゆらりと浮き上がり...
「やるわね、流石は魔法少女イオン...と言った所かしら?まだほんの少ししか力が戻ってないとはいえこの私にここまで手傷を負わせるなんて...」
「何なんだお前は....」
私がそう問いかけるとフードを取りその素顔を晒した。
「そ...れは...何だ...」
「何か嵌め込まれて....」
「赤い石?」
奴の額には深紅の輝石が埋め込まれており異様な魔力の流れが感知できた。
その石を見ていると女の存在以上に不気味さと気味悪さに精神が蝕まれそうになる。
「これが何か分かるかしら?少年はまだしも地球生まれのあなた達なら聞いたことがあるんじゃないかしら?」
「な、何故それを!?」
「.....」
やはりしおんも地球人なのを知っていたようだ。
こいつは何者だ?転生者なのか?
と、考えていると怪しく微笑み...
「賢者の石...聞いたことがあるんじゃないかしら?」
私を見上げながらそう告げてきた。
「賢者の石!?」
「うそ...」
「何なんですか、それは...?」
「私も詳しくは知らないけど...持っていれば何でも願いが叶うとか...」
私もしおんもゲームやアニメで聞いた事があるだけでしっかりと知っている訳じゃない。
確か...錬金術の最終目標点だったかな...まあそもそも錬金術なんて地球では眉唾物だし...知らなくて当たり前なんだが。
「そんな物がどうしてあいつに...」
ラケルタの疑問も最もだ。
「ヒントはここまでよ。それじゃあ私は行こうかしら。あなた達はなかなか美味しそうだから後に取っておくわね。」
フードを被り直している女からそう告げられた私達は...
「逃がすかっ!真空閃!」
「逃がしませんっ!アルシオン!」
「ここで逃がすわけにはっ!インディグ〇イション!」
思い思いに技を放つ。
だがこちらの攻撃が届く間際に。
「ふふ...名残惜しいけど私もやることがあるもの。それではさようなら?」
消えてしまい私達の攻撃は空間に空しく響くだけだった。
「先程までの威勢はどうしたのかしらっ!?無様ね!?」
「うっさいわ!魔法使えたらお前なんか...うああっ....うおおおおおっ!」
また防御壁が破られ、私はこけながらも基本フォームのパワーフォームの時とは違い身体能力が低下した足腰で必死に逃げ回る。
その背後から触手の闇が這い寄ってきていた。
クトゥルフかな?...そんな事言っている場合ではない。
この思考性創造術式とかいうのはよく分からない。
何でも想像した魔法を生成して使うらしいのだが全く発動しない...一体どうなっているんだ。
「げえっ...」
「「イオンさん!」」
「やあっ...ああああ...痛い...」
遅い来る触手を何とか左後方にダイブし何とかこうにか回避するが。
「いやああああっ!」
反対側からも魔の手が迫っていた。
今の身体能力では咄嗟に避けれず左腕と右足に絡み付かれたが...
「防御壁お願い!」
勝手に発動するスキルに懇願しながら巻き付いた触手を魔方陣が切り裂くと。
「イオンさん、前です!」
しおんの言う通りに前を向くとドリルの形状をした闇が貫こうと眼前に迫っており防御壁で何とか破壊するが続けて数本の闇が防御壁にぶつかった。
「ヤバい!やばいやばいやばいっ!」
防御壁がパキパキと音を立てヒビが入り始めた。
このスキルは使い勝手は良いが案外脆く何度も攻撃をくらい続けると直ぐに破壊されてしまう。
なんとか3つは破壊できたがこのままでは確実に破られ貫かれかねない...そこでふとスキルの一つ浮遊能力を思いだし、破れかぶれにジャンプした。
「たあっ!...あああ...あああああっ!止まらない~!どうやって止まんのこれ!?」
浮いたには浮いたのだが、そのままふわふわと上方に移動し始めた。
飛んだことなど無いのでどうやったらいいか分からずにいると。
「おバカさんね?いい加減死になさい?」
数本の槍型の闇が襲いかかる。
「う...おおおっ!はっ、せいっ、ほやっ!」
死ぬ気になれば何とかなるらしく魔力を使い深紅の羽を作り出し何とか避けることが出来た。
なんか虫の羽根みたいで嫌なんだけど。ブブブブブっていってる...
だがイメージ通りの虫の羽根が作れた事で何となく分かった...この思考性創造術式の使い方...いや創り方が。
虫ではなく天使の羽を思い描き魔力を背中に充満させると魔方陣が現れ虫の羽根が天使の4枚羽根に変化した。
「あら、意外と空中相手はめんどくさいのね?でも慣れてないみたいだしこれでいいかしら?」
「げっ!?マジかよ!」
闇が全てボウガンに代わりそこから漆黒の矢が数えきれないほど放たれた。
「くそっ!...ひゅーっ!速い速い!」
「空中飛んでますね。」
「何だか天使みたいで神々しいです。何ですか、しおんさん。その顔は...」
「いえ、別に。」
仲のよろしくない二人を一瞥しながら弓矢を避けていく。
上下左右に止めどなく動き回り魔法を生成するため思考を加速させながらも纏めあげていく。
想像し想像する...自分の妄想を細部まで思い描いて。
思考しろ。それがどんな材質、性質、属性でどんな動きをするか...それが対象に与える影響を想像する。
漆黒の矢は闇そのもので出来ている。なら闇の反対は...
先程までとは違い輪郭も分かるほどハッキリと、それが何をもたらすのかくっきりと思い描く。
「発動する魔法...いや思考し創造する魔法...名は〈シャイニングフォトンレイ〉!!」
右手を掲げそこから魔方陣が展開する。
それも小さいものではなく、そこら中を埋め尽くすほどの...
創りながらも創造しろ。私はこの魔方陣から何をどう出すのか...
「想像しろっ!はあああっ!」
すると大型の魔方陣が空を覆いつくすとその魔方陣から小型の魔方陣を50個生成する。
その小型の魔方陣からフォトンレーザーから得たインスピレーションを元にあれの威力を抑え、細身のレーザーを50本発射する。
「なっ!何なのそれはっ!?」
ローブの女が叫ぶのも無理はない。
そのレーザーが弓矢はおろか弓すらも全て破壊しつくしていく...大地にレーザー痕を作りながら。
「ひゃああああっ!スッゴいです!なんて魔法ですかっ!私の能力でもこんな事は出来ないです!」
「しおんさん、離れますよっ!此処にいたら邪魔になります!」
「はいっ!」
二人に当たらないように調整しながら女の周囲に光を集めていきそしてこの魔法最大の能力を発揮させるべく、思考を収束させる。
「何を...ちいっ!まずいわね...」
「もう遅い!〈ツイン〇スターライ〇ル〉!」
某ロボットアニメの最大出力レーザーを右手を振り下ろすのと同時に発射する。
「いっけえええっ!」
「やってくれたわね。イオン...転生者イオン!」
それが着弾すると途轍もない爆発を起こし木々を凪払い、谷の外部周辺を崩れ落ちさせ、大地をクレーターに変貌させた。
「やった...のか?死んでないよね?」
ローブも奴の身体の一部なのか所々破れながらも焼ききれてはいなかったが倒れているそいつを見張る。
「イオンさーん!やりましたね~!」
「ふう...帰ったら皆に話さないと...」
「あっ!ラケルタくん!それはまだ...」
私が言い終わる前にラケルタのフラグのせいか倒れているローブの女の指が動いたのを見て私は両手に魔方陣を展開する。
「.....!?くっ!まだあれでも!!」
「なんて人ですか!!化け物の方がまだ可愛いですよ!」
ローブの女が手を使わずにゆらりと浮き上がり...
「やるわね、流石は魔法少女イオン...と言った所かしら?まだほんの少ししか力が戻ってないとはいえこの私にここまで手傷を負わせるなんて...」
「何なんだお前は....」
私がそう問いかけるとフードを取りその素顔を晒した。
「そ...れは...何だ...」
「何か嵌め込まれて....」
「赤い石?」
奴の額には深紅の輝石が埋め込まれており異様な魔力の流れが感知できた。
その石を見ていると女の存在以上に不気味さと気味悪さに精神が蝕まれそうになる。
「これが何か分かるかしら?少年はまだしも地球生まれのあなた達なら聞いたことがあるんじゃないかしら?」
「な、何故それを!?」
「.....」
やはりしおんも地球人なのを知っていたようだ。
こいつは何者だ?転生者なのか?
と、考えていると怪しく微笑み...
「賢者の石...聞いたことがあるんじゃないかしら?」
私を見上げながらそう告げてきた。
「賢者の石!?」
「うそ...」
「何なんですか、それは...?」
「私も詳しくは知らないけど...持っていれば何でも願いが叶うとか...」
私もしおんもゲームやアニメで聞いた事があるだけでしっかりと知っている訳じゃない。
確か...錬金術の最終目標点だったかな...まあそもそも錬金術なんて地球では眉唾物だし...知らなくて当たり前なんだが。
「そんな物がどうしてあいつに...」
ラケルタの疑問も最もだ。
「ヒントはここまでよ。それじゃあ私は行こうかしら。あなた達はなかなか美味しそうだから後に取っておくわね。」
フードを被り直している女からそう告げられた私達は...
「逃がすかっ!真空閃!」
「逃がしませんっ!アルシオン!」
「ここで逃がすわけにはっ!インディグ〇イション!」
思い思いに技を放つ。
だがこちらの攻撃が届く間際に。
「ふふ...名残惜しいけど私もやることがあるもの。それではさようなら?」
消えてしまい私達の攻撃は空間に空しく響くだけだった。
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