異世界転生で貰ったチートがTS魔法少女変身能力でしたがこの世界で頑張るしか無いようです
41 ヤドルモノタチ
「やばいっすねー。ご主人もそうっすけど巨乳聖女さんが気絶したらあれ入ってくるっすよ?」
「どういう事?そもそもあれ何なの?」
「あれはしおんさんの能力らしいわ。あれで魔獣や無魔を遠ざけていたらしいのだけど...ヒビが入っているわね。」
母さんの話通りだとすると、つまりはしおんさんが落石で気絶したのが原因で、かつイオンさんも同時に気絶したものだから絶賛緊急事態だそう...
今すぐに逃げるべきだろう、とガレトに耳打ちする。
「ガレト、今すぐ避難の準備をして欲しい。」
「ああ分かった...げっ...ラケやべえぞ。見てみろ。」
「ん?...あー、冗談は止めてよ...」
逃げ出す暇も無いらしく、バリバリと音を出しながら割れていき...
「アリアだ!アリアが来たぞっ!」
「いやあああっ!」
「逃げろっ!!」
聳え立った谷の頂上からアリアが此方を見下ろしていた。
「村長、母さん!皆を!」
「分かったわ!ラケルタ...無茶しないで頂戴。」
「約束出来ないかな、それは。」
すれ違い様にそう告げると母さんは子供や老人の烏合に走っていき、「しっかりしんかい!お前さん達!ラケルタがわしらを守ってくれとる!しゃんとせい!」と杖で地面を鳴らし場に渇を入れると一斉に静まり返り順調に脱出している。
すると、いきなりドガンと何かが壊れる音が聞こえたと思い音のした方向を見てみるとこの村で最も立派な家屋を踏みつけひとっ飛びで降りてきた。
村長の家がお陀仏になったみたいだ。あれはもう直せそうにはない。
「ラケ!これ使え!」
ボーッと見ているとガレトが投げて渡してきたそれを受け取る。
「はっ!もう使えるよなっ!」
「当然!」
僕は一言発し剣を鞘から勢いよく引き抜いた。
久しぶりの長剣を眺めつつ一振りする。
四年も前だがまだ身体に感覚が残っている...目を瞑りその振動を肌で感じているとアリアが僕に向かって雄叫びを上げた。
「ガアアアアッ!」
「はあっ!!」
それを合図に僕は剣を右手に携え駆け出した。
背後からガレトの「任せたぞっ!親友!」と声が聞こえ、その内容に強敵の前だというのに笑みが零れた。
忘れていたこの高揚感に身を任せ。
「ああっ!任せてよ!親友!」
届くか分からない大声を出して感覚を研ぎ澄ませる。
アリアが真っ直ぐ掬い上げるように下顎を地面につけているのを目にし、直前で身を翻し口の端を切り抜ける。
すると剣には赤い血がついており後ろから痛みに耐えられず悶えているアリアのグルルルルという苦悶の声が聞こえてきた。
だがその隙を逃す程甘くはない。
地団駄を踏むアリアに腰を落とし居合い斬りの体勢を取り。
「飛ぶ剣戟!!秘技〈真空閃〉!」
一気に振り抜くと剣先から衝撃波が飛んでいきアリアの首筋の皮膚を切り裂いた。
しかしその技をもってしても多少血を流させるだけであまり効果は期待できないようだ...とどう戦おうか試行錯誤しているとアリアが別の方向に首を向けた。
「しまった!イオンさん!イオンさん、起きて!くそっ...ルルエナ、アーミン!二人を連れて逃げてっ!」
落石にあったというのに呑気そうに鼻ちょうちんを出してるイオンさんに叫ぶも深い眠りらしく動きそうもない。
この人なら食べられても平気そうだが放っておくわけにはいかないと、肝心のアーミンとルルエナに助けを乞うが。
「む、無理無理無理!私、腰抜けちゃったもんっ!あははは...助けてー、ラケルター!」
「うあーーんっ!死んじゃうーー!」
二人は腰が抜けてそれどころじゃない。
「くそっ!待ってて、二人とも!!」
急いで駆け出したが歩幅も速度も向こうのが上なのだからイオンさんじゃなければ追いつけやしない。
その間にもぐんぐん距離を詰めたアリアは大口を開いて鋭利な牙を剥き出しにし、涎を垂らしている。
「うわあああん!ラケルター!」
「は、はは...私死んじゃうんだ...ははは...」
このままじゃまた...また助けられない...しかし僕には叫ぶしか出来なかった。
「止めろ...止めろ!...くそおっ!僕の中に誰か居るんだろうっ!?なら力を貸してくれよっ!もう嫌なんだ!誰かを犠牲にするなんてっ!うあああっ!」
何とか止めようと左手を伸ばした時だった。
いきなり目の前が白く光ると見覚えのない草原に手を伸ばしながら立ち尽くしていた。
「ここは...何処だ?皆は?ルルエナは?アーミンは?もしかして全部夢だったのか?」
周りを見渡し自分が今何処にいるのか確認しようと走り出し始めると。
草原の向こう側にある川のその更に先に人が立っていた。
するとそこにいた8人程の人の中で年長者らしき人物が話しかけてきた。
「よお、ラケルタ...だったっけ?今回の名前は。」
「え?あなた方は一体...」
「あら、今回の子はあなたと違って礼儀正しそうね?」
騎士の格好をした女性がその男性に嫌みを言っている。
するとその男が「勇者ってのはこのくらい大っぴらな方がいいんだよ!」と食って掛かっていた。
何なんだ、この人達は...
見渡すと他にも場違いなだぼっとした上着に帯を巻いた格好をした人や白い服にその上に黒色の固そうな上着で見たことの無い字で書かれたボタンが6つかかっている上着を着ている人。
中でも異様なのが眼帯をした人で言ってることも訳が分かんなかった。
「蒼き者よ!恐れる必要はない!我は漆黒にして暗黒の...」
「あの...両方黒...」
「う...し、知っとるもん...でも格好いいから...」
何かいじけ出した...ちょっとめんどくさい人かもしれない。
その人をまじまじと見てしまっていたら。
「少年。此処にいてもいいが、やるべき事があるのではないか?」
今度は死神っぽい人に声を掛けられた。
なんかさっきの人の方が濃いからこの格好でも大して気にならない。
「此処って...何なんです、此処?僕はさっきまで村に...そうですよ!やっぱり夢な筈が無いです!どうやって帰ったら...み、皆もう...あああ、どうしよう...」
「落ち着けよ、ラケルタ。」
「そんなの無理に!」
「落ち着きなさい!」
女騎士さんが剣をドンッと地面に刺すとその威風堂々さに息を飲んだ。
そして次第に落ち着きを取り戻していく僕を見ると。
「彼方が出口です。帰りはそこから行けば...」
「じゃ、じゃあ今すぐ帰らないと...」
と、走り出そうとするとまたしても「待ちなさい!」と怒られてしまったがこっちだってそれどころじゃない。
「でもっ!」
「はあ...これを見なさい」
彼女が指をならすと先程までの光景の俯瞰視点が目の前に現れた。
「これは...僕?...これってさっきの!?」
「ええ、此処は貴方の心の中...時間もかなりゆっくりなので急ぐ必要はありません。」
「でも、どっちにしても行かないと!皆が危険な目にっ!」
「静まれと言ってるだろうがっ!てめえ、そのまま行って本当に勝てんのか!?助けられるのかよ!!」
至極全うな言葉に怯んでしまう。
確かに昔のように戦えるといっても簡単にはいかない...それどころか犠牲が出てしまう可能性の方が濃厚だ。
「なら...ならどうしたらっ!」
「ですから私達からアドバイスがあります。聞いてもらえたら貴方の力になれますから。」
勇者と言われた男と似た感じの女の子がゆっくりとした口調で語り掛けてきた。
「貴方にはまだ使ってない力があります。ですがそれを使いこなすには条件があります。」
「条件?」
「過去を認める事です。そして受け入れれば力を使いこなせる筈です。...分かりますか?私の言うことは...」
「僕はもう認めて...いや、認めてないのか...結局引き摺ってはいるのかも。僕はどうしたら...」
苦虫を噛み潰したように歯軋りをすると勇者さんが語り掛けてくる。
「どうもしなくて良いんじゃねえか?ただありのままのお前でいればよ。まあ一つだけ言っといてやるよ...飲まれんなよ?」
「......!?その言葉!もしかしてあの時の!」
「ふふ、成功ですか。継承者の割りには遅咲きですね。....期待していますよ?貴方に勝利の祝福があらんことを...」
色々気になることはあるものの今はただこの人達があの時言葉をくれたんだという事実だけでいい。
そして彼らの姿が消え始めた。
「あなたならやれます。此処にいる皆が通った試練を乗り越えようとしていますから。」
「通った道...戻ります...その道を今度は僕自身が歩くために。」
「ええ、行きなさい。今度は止めないわ。」
「行ってくるがよい。少年よ。それではな。」
それを最後に跡形もなく消えてしまい僕は出口にあたる扉に手を掛け開け放つ。
ーーーーーーーーーーー。
「どう思う?今回の俺らは...」
「ふっ、面白いではないか。自ら此処に辿り着いたのはあの少年だけなのだから。」
「そうね。私達を継承しているんだもの。もうあの女に遅れは取らせないわ。今度こそ必ず....」
「はい...ロニーゼ...闇の力に打ち勝つのは恐らくはあの少年と...聖女、それと...」
「紅き外套を纏いしものだな!その燦々と輝く紅蓮の瞳にて怨敵をめっさ...ぐぶおっ...」
「うっさい、漆黒。...彼は行った?...そう...それじゃあ見物させてもらいましょうか...今回の転生の継承者の実力を。」
「どういう事?そもそもあれ何なの?」
「あれはしおんさんの能力らしいわ。あれで魔獣や無魔を遠ざけていたらしいのだけど...ヒビが入っているわね。」
母さんの話通りだとすると、つまりはしおんさんが落石で気絶したのが原因で、かつイオンさんも同時に気絶したものだから絶賛緊急事態だそう...
今すぐに逃げるべきだろう、とガレトに耳打ちする。
「ガレト、今すぐ避難の準備をして欲しい。」
「ああ分かった...げっ...ラケやべえぞ。見てみろ。」
「ん?...あー、冗談は止めてよ...」
逃げ出す暇も無いらしく、バリバリと音を出しながら割れていき...
「アリアだ!アリアが来たぞっ!」
「いやあああっ!」
「逃げろっ!!」
聳え立った谷の頂上からアリアが此方を見下ろしていた。
「村長、母さん!皆を!」
「分かったわ!ラケルタ...無茶しないで頂戴。」
「約束出来ないかな、それは。」
すれ違い様にそう告げると母さんは子供や老人の烏合に走っていき、「しっかりしんかい!お前さん達!ラケルタがわしらを守ってくれとる!しゃんとせい!」と杖で地面を鳴らし場に渇を入れると一斉に静まり返り順調に脱出している。
すると、いきなりドガンと何かが壊れる音が聞こえたと思い音のした方向を見てみるとこの村で最も立派な家屋を踏みつけひとっ飛びで降りてきた。
村長の家がお陀仏になったみたいだ。あれはもう直せそうにはない。
「ラケ!これ使え!」
ボーッと見ているとガレトが投げて渡してきたそれを受け取る。
「はっ!もう使えるよなっ!」
「当然!」
僕は一言発し剣を鞘から勢いよく引き抜いた。
久しぶりの長剣を眺めつつ一振りする。
四年も前だがまだ身体に感覚が残っている...目を瞑りその振動を肌で感じているとアリアが僕に向かって雄叫びを上げた。
「ガアアアアッ!」
「はあっ!!」
それを合図に僕は剣を右手に携え駆け出した。
背後からガレトの「任せたぞっ!親友!」と声が聞こえ、その内容に強敵の前だというのに笑みが零れた。
忘れていたこの高揚感に身を任せ。
「ああっ!任せてよ!親友!」
届くか分からない大声を出して感覚を研ぎ澄ませる。
アリアが真っ直ぐ掬い上げるように下顎を地面につけているのを目にし、直前で身を翻し口の端を切り抜ける。
すると剣には赤い血がついており後ろから痛みに耐えられず悶えているアリアのグルルルルという苦悶の声が聞こえてきた。
だがその隙を逃す程甘くはない。
地団駄を踏むアリアに腰を落とし居合い斬りの体勢を取り。
「飛ぶ剣戟!!秘技〈真空閃〉!」
一気に振り抜くと剣先から衝撃波が飛んでいきアリアの首筋の皮膚を切り裂いた。
しかしその技をもってしても多少血を流させるだけであまり効果は期待できないようだ...とどう戦おうか試行錯誤しているとアリアが別の方向に首を向けた。
「しまった!イオンさん!イオンさん、起きて!くそっ...ルルエナ、アーミン!二人を連れて逃げてっ!」
落石にあったというのに呑気そうに鼻ちょうちんを出してるイオンさんに叫ぶも深い眠りらしく動きそうもない。
この人なら食べられても平気そうだが放っておくわけにはいかないと、肝心のアーミンとルルエナに助けを乞うが。
「む、無理無理無理!私、腰抜けちゃったもんっ!あははは...助けてー、ラケルター!」
「うあーーんっ!死んじゃうーー!」
二人は腰が抜けてそれどころじゃない。
「くそっ!待ってて、二人とも!!」
急いで駆け出したが歩幅も速度も向こうのが上なのだからイオンさんじゃなければ追いつけやしない。
その間にもぐんぐん距離を詰めたアリアは大口を開いて鋭利な牙を剥き出しにし、涎を垂らしている。
「うわあああん!ラケルター!」
「は、はは...私死んじゃうんだ...ははは...」
このままじゃまた...また助けられない...しかし僕には叫ぶしか出来なかった。
「止めろ...止めろ!...くそおっ!僕の中に誰か居るんだろうっ!?なら力を貸してくれよっ!もう嫌なんだ!誰かを犠牲にするなんてっ!うあああっ!」
何とか止めようと左手を伸ばした時だった。
いきなり目の前が白く光ると見覚えのない草原に手を伸ばしながら立ち尽くしていた。
「ここは...何処だ?皆は?ルルエナは?アーミンは?もしかして全部夢だったのか?」
周りを見渡し自分が今何処にいるのか確認しようと走り出し始めると。
草原の向こう側にある川のその更に先に人が立っていた。
するとそこにいた8人程の人の中で年長者らしき人物が話しかけてきた。
「よお、ラケルタ...だったっけ?今回の名前は。」
「え?あなた方は一体...」
「あら、今回の子はあなたと違って礼儀正しそうね?」
騎士の格好をした女性がその男性に嫌みを言っている。
するとその男が「勇者ってのはこのくらい大っぴらな方がいいんだよ!」と食って掛かっていた。
何なんだ、この人達は...
見渡すと他にも場違いなだぼっとした上着に帯を巻いた格好をした人や白い服にその上に黒色の固そうな上着で見たことの無い字で書かれたボタンが6つかかっている上着を着ている人。
中でも異様なのが眼帯をした人で言ってることも訳が分かんなかった。
「蒼き者よ!恐れる必要はない!我は漆黒にして暗黒の...」
「あの...両方黒...」
「う...し、知っとるもん...でも格好いいから...」
何かいじけ出した...ちょっとめんどくさい人かもしれない。
その人をまじまじと見てしまっていたら。
「少年。此処にいてもいいが、やるべき事があるのではないか?」
今度は死神っぽい人に声を掛けられた。
なんかさっきの人の方が濃いからこの格好でも大して気にならない。
「此処って...何なんです、此処?僕はさっきまで村に...そうですよ!やっぱり夢な筈が無いです!どうやって帰ったら...み、皆もう...あああ、どうしよう...」
「落ち着けよ、ラケルタ。」
「そんなの無理に!」
「落ち着きなさい!」
女騎士さんが剣をドンッと地面に刺すとその威風堂々さに息を飲んだ。
そして次第に落ち着きを取り戻していく僕を見ると。
「彼方が出口です。帰りはそこから行けば...」
「じゃ、じゃあ今すぐ帰らないと...」
と、走り出そうとするとまたしても「待ちなさい!」と怒られてしまったがこっちだってそれどころじゃない。
「でもっ!」
「はあ...これを見なさい」
彼女が指をならすと先程までの光景の俯瞰視点が目の前に現れた。
「これは...僕?...これってさっきの!?」
「ええ、此処は貴方の心の中...時間もかなりゆっくりなので急ぐ必要はありません。」
「でも、どっちにしても行かないと!皆が危険な目にっ!」
「静まれと言ってるだろうがっ!てめえ、そのまま行って本当に勝てんのか!?助けられるのかよ!!」
至極全うな言葉に怯んでしまう。
確かに昔のように戦えるといっても簡単にはいかない...それどころか犠牲が出てしまう可能性の方が濃厚だ。
「なら...ならどうしたらっ!」
「ですから私達からアドバイスがあります。聞いてもらえたら貴方の力になれますから。」
勇者と言われた男と似た感じの女の子がゆっくりとした口調で語り掛けてきた。
「貴方にはまだ使ってない力があります。ですがそれを使いこなすには条件があります。」
「条件?」
「過去を認める事です。そして受け入れれば力を使いこなせる筈です。...分かりますか?私の言うことは...」
「僕はもう認めて...いや、認めてないのか...結局引き摺ってはいるのかも。僕はどうしたら...」
苦虫を噛み潰したように歯軋りをすると勇者さんが語り掛けてくる。
「どうもしなくて良いんじゃねえか?ただありのままのお前でいればよ。まあ一つだけ言っといてやるよ...飲まれんなよ?」
「......!?その言葉!もしかしてあの時の!」
「ふふ、成功ですか。継承者の割りには遅咲きですね。....期待していますよ?貴方に勝利の祝福があらんことを...」
色々気になることはあるものの今はただこの人達があの時言葉をくれたんだという事実だけでいい。
そして彼らの姿が消え始めた。
「あなたならやれます。此処にいる皆が通った試練を乗り越えようとしていますから。」
「通った道...戻ります...その道を今度は僕自身が歩くために。」
「ええ、行きなさい。今度は止めないわ。」
「行ってくるがよい。少年よ。それではな。」
それを最後に跡形もなく消えてしまい僕は出口にあたる扉に手を掛け開け放つ。
ーーーーーーーーーーー。
「どう思う?今回の俺らは...」
「ふっ、面白いではないか。自ら此処に辿り着いたのはあの少年だけなのだから。」
「そうね。私達を継承しているんだもの。もうあの女に遅れは取らせないわ。今度こそ必ず....」
「はい...ロニーゼ...闇の力に打ち勝つのは恐らくはあの少年と...聖女、それと...」
「紅き外套を纏いしものだな!その燦々と輝く紅蓮の瞳にて怨敵をめっさ...ぐぶおっ...」
「うっさい、漆黒。...彼は行った?...そう...それじゃあ見物させてもらいましょうか...今回の転生の継承者の実力を。」
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