おっさんの異世界生活は無理がある。
第544話
「いやぁ、それにしても本当にありがとうね!皆のおかげで楽しい夏を過ごせたし、滅多に手に入らない素材も手に入れる事が出来たからとっても嬉しいよ!」
「ハッ、そうやって礼を言ってくれるのも結構だが約束は忘れちゃいねぇだろうな?オレ達はタダ働きをしてやった訳じゃねぇんだからな?」
「うん、勿論分かってるよ!報酬はバッチリ用意するから安心して!っと、そうだ!皆、トリアルに到着する前に作って欲しい物を改めて教えて貰って良いかな?」
クアウォートを離れてから少し経った頃、話の流れからジーナがそう問いかけるとクリフの奴が真っ先に……何故だか腕を組んでドヤ顔を浮かべ始めた。
「ふっ、我は先日も言った通り黒龍のアクセサリーだ!威厳と恐ろしさと神々しさも表現してもらおうではないか!」
「いや、それは注文が多すぎるだろ……僕はシンプルなデザイン物をお願いします。それと普段から身につけられる物だと嬉しいんですけど……その辺りはジーナさんにお任せします。」
「うふふ、僕もアクセサリーですがデザインは可愛らしい物をお願いしますね。」
「了解!頑張って3人に満足してもらえる様な物を作り上げて見せるから、バッチリ期待しててね!それじゃあ次はフィオちゃんにオレットちゃん!」
「あぁ、オレのは前にも言ったが誰からも舐められねぇ様なイケてるやつだ。まぁ、どんなモンに仕上げるかはジーナの腕次第だな。」
「私はこのカメラを入れる専用のケースをお願いします!頑丈で雨風にも強い感じの物が良いですね!あっ、デザインに関してはジーナさんの好きにして下さい!」
「うん!それじゃあ出来上がりを楽しみに待っていてね!それじゃあ次は……ルゥナさん!どんな物が欲しいのか教えてくれる?」
「えっ?わ、私も良いんですか?素材集め、お手伝いしていませんけど……」
「良いの良いの!旅行でお世話になったお礼なんだから遠慮しないで!」
ウィンクをしながらニコっと微笑んんだジーナと視線を交わしていたルゥナさんはしばし戸惑った様にキョロキョロと視線を動かした後、小さく唸り声をあげると……
「そ、それでは……今回の旅の思い出となる物を……お願いしても良いですか?」
「ん~っ!もう、ルゥナさんってば可愛すぎだよ!まっかせて!加工屋としてきっと満足する物を作ってあげるから!」
「あ、ありがとうございます……」
屈託のない笑顔を見せながら真正面から可愛いと告げられたルゥナさんが恥ずかしそうに顔を赤らめていると、急に俺の隣に座っていたレミが体を前のめりし始めた。
「これジーナ、わし達には作って欲しい物を聞いてはくれんのか?」
「えへへ、ゴメンゴメン!3人のはトリアルに戻った後も確認する事が出来るから、とりあえず今は気軽に会えなくなっちゃう皆の加工品を確かめたかったんだ!てっ、そう言えば出来上がった品物は何処に送れば良いのかな?やっぱり学園?」
「あっ、すみません。学園は職場でもありますので、私用の物を送ってもらうという訳にはいかなくて……後で自宅の住所をお教え致しますので、加工して頂いた品物はそちらにお願いしてもよろしいですか?」
「うん、分かったよ!……九条さん、言っておくけど教えてあげないからね?」
「オイ、誰も何も言ってないんだから余計な面倒事を起こそうとするんじゃない!」
「あ、あはは……」
そんなやり取りをしながら馬車に揺られて街道を進んで行った俺達は、夕暮れ時になったぐらいにトリアルへの中継場所である村に到着するのだった。
「ハッ、そうやって礼を言ってくれるのも結構だが約束は忘れちゃいねぇだろうな?オレ達はタダ働きをしてやった訳じゃねぇんだからな?」
「うん、勿論分かってるよ!報酬はバッチリ用意するから安心して!っと、そうだ!皆、トリアルに到着する前に作って欲しい物を改めて教えて貰って良いかな?」
クアウォートを離れてから少し経った頃、話の流れからジーナがそう問いかけるとクリフの奴が真っ先に……何故だか腕を組んでドヤ顔を浮かべ始めた。
「ふっ、我は先日も言った通り黒龍のアクセサリーだ!威厳と恐ろしさと神々しさも表現してもらおうではないか!」
「いや、それは注文が多すぎるだろ……僕はシンプルなデザイン物をお願いします。それと普段から身につけられる物だと嬉しいんですけど……その辺りはジーナさんにお任せします。」
「うふふ、僕もアクセサリーですがデザインは可愛らしい物をお願いしますね。」
「了解!頑張って3人に満足してもらえる様な物を作り上げて見せるから、バッチリ期待しててね!それじゃあ次はフィオちゃんにオレットちゃん!」
「あぁ、オレのは前にも言ったが誰からも舐められねぇ様なイケてるやつだ。まぁ、どんなモンに仕上げるかはジーナの腕次第だな。」
「私はこのカメラを入れる専用のケースをお願いします!頑丈で雨風にも強い感じの物が良いですね!あっ、デザインに関してはジーナさんの好きにして下さい!」
「うん!それじゃあ出来上がりを楽しみに待っていてね!それじゃあ次は……ルゥナさん!どんな物が欲しいのか教えてくれる?」
「えっ?わ、私も良いんですか?素材集め、お手伝いしていませんけど……」
「良いの良いの!旅行でお世話になったお礼なんだから遠慮しないで!」
ウィンクをしながらニコっと微笑んんだジーナと視線を交わしていたルゥナさんはしばし戸惑った様にキョロキョロと視線を動かした後、小さく唸り声をあげると……
「そ、それでは……今回の旅の思い出となる物を……お願いしても良いですか?」
「ん~っ!もう、ルゥナさんってば可愛すぎだよ!まっかせて!加工屋としてきっと満足する物を作ってあげるから!」
「あ、ありがとうございます……」
屈託のない笑顔を見せながら真正面から可愛いと告げられたルゥナさんが恥ずかしそうに顔を赤らめていると、急に俺の隣に座っていたレミが体を前のめりし始めた。
「これジーナ、わし達には作って欲しい物を聞いてはくれんのか?」
「えへへ、ゴメンゴメン!3人のはトリアルに戻った後も確認する事が出来るから、とりあえず今は気軽に会えなくなっちゃう皆の加工品を確かめたかったんだ!てっ、そう言えば出来上がった品物は何処に送れば良いのかな?やっぱり学園?」
「あっ、すみません。学園は職場でもありますので、私用の物を送ってもらうという訳にはいかなくて……後で自宅の住所をお教え致しますので、加工して頂いた品物はそちらにお願いしてもよろしいですか?」
「うん、分かったよ!……九条さん、言っておくけど教えてあげないからね?」
「オイ、誰も何も言ってないんだから余計な面倒事を起こそうとするんじゃない!」
「あ、あはは……」
そんなやり取りをしながら馬車に揺られて街道を進んで行った俺達は、夕暮れ時になったぐらいにトリアルへの中継場所である村に到着するのだった。
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