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おっさんの異世界生活は無理がある。

祐一

第402話

 街道に出てから数分後、俺は強引に同行してきたリリアさんとライルさんに今後の予定について簡単に説明しておく事にした

「さてと、そんじゃあ王都に到着してからの流れだが……ってそう言えば、今回っ手結構な長旅になるんだが2人の両親はその事を知ってるのか?もし教えてないなら、問答無用でトリアルに送り返すからな。」

「おーっほっほっほ!九条様、そんな心配はご無用ですわ!お父様にもお母様にも、きちんと説明をして了承を得ましたので!そしてロイド様と皆様のお役に立てる様にしっかり頑張って来なさいとも言われましたわ!」

「わ、私の方も大丈夫です。」

「そうか、なら良いんだ。家出したと勘違いされて警備隊に通報、そんで最終的には捕まる……みたいな展開になるのだけは勘弁したいからな。」

「はっはっは、その事件に首謀者とされるのは間違いなくお主じゃろうな。」

「あぁ、そうだろうな。」

「ふふっ、そうなったら私達が牢獄から九条さんを救い出してあげるね。」

「頑張って脱獄させる。」

「いや、出来る事なら捕まる前に何とかして欲しいんだが……ってそうじゃなくて、話を元に戻すぞ。王都に着くのは恐らく陽が暮れる頃だろうから、まず宿屋に行って荷物を置いきたらその後に晩飯だな。2人も一緒に食べに行くよな?」

「えぇ!勿論ですわ!ロイド様の行く所、何処へなりともお供させて頂きます!」

「そ、そうですね!その為にご一緒しているんですから!」

「ありがとう、それなら待ち合わせ場所を決めないといけないね。」

「いえ!待ち合わせをする必要はございませんわ!何故ならば、私達とロイド様達が利用する宿屋は同じなのですから!」

「………はっ?ど、どういう事だ?」

「す、すみません!実はその……皆さんにまだ言ってなかったんですが、数日程前に今回の件について了承を得ようとエリオ様とカレン様をお尋ねしていまして……」

「おや、そうだったのかい?父さんと母さんもそんな事は言ってなかったが。」

「皆様を驚かせたいから、旅行の当日まで秘密にしておきましょう!と、カレン様が満面の笑みで仰っていましたからそれでかと。」

「な、なるほど……えっ、じゃあ旅行の日程についても説明しなくて良かったか?」

「いえいえ、そんな事はありませんわ。お父様とお母様に説明をする為にトリアルをどれだけ離れるのかは聞きましたが、詳しい事はお楽しみにとの事でしたので。」

「……何と言うか、流石はロイドさんのお母さんって感じですね。」

「あぁ、まさに親子だな……」

「おや、それはどう言う意味かな?是非とも、詳しく教えて欲しいんだが……」

「ちょっ!ジリジリ近寄って来るなっての!ってか、分かってて言ってんだろ!?」

「これロイド、収拾がつかなくなるから後は宿に着いてからにせんか。」

「……ふふっ、それもそうだね。」

「はぁ……ったく……そんでなんだっけ……あぁ、一緒の宿だから待ち合わせをする必要は無いって話だったか。そんじゃあ次は明後日についてだが……簡単に言えば、王都に1日滞在だ」

「傷ついた体を癒す為の旅行ですからね!なので、ノルウィンドに到着するの2日後ですね!そして10日間の滞在をしてトリアルに戻る……と、こんな感じですね!」

「はい、分かりました。他には何かありますか?」

「ん?そうだな……あぁ、明日は俺とソフィは別行動だからそこはよろしくな。」

「あら、どうしてですの?」

「……闘技場に居るかもしれないぱぱとままに会って来る。」

「一応、俺も挨拶しとこうと思ってな。だからこっちの事は気にしないで、そっちはそっちで楽しんどいてくれ。」

「……かしこまりましたわ!それでは皆様、ご夕食の後にライルさんとお部屋の方へお邪魔しても構わないでしょうか!明日の予定について色々とお話が!」

「うん、皆で何処に行くか決めるとしようか。」

「は、はい!よろしくお願い致しますわ!」

「あはは……これは……大変な事になりそうですね……」

「うむ……一苦労しそうな気配がするのう………」

 揃ってため息を零しているマホとレミを見ながら少しだけホッと胸を撫で下ろした俺は、その後も皆と他愛もない雑談をしながら王都への到着を待ち続けるのだった。

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