おっさんの異世界生活は無理がある。
第113話
「・・・・・ねむっ・・・」
ソフィのリクエストで冬の寒い時期にだけ出現する珍しいモンスターを探し回って運良く討伐する事が出来た次の日、微妙に疲れが残ってる事を感じながら目覚めた
俺はぼんやりとした頭のままベッドの中から時計を見つめていた・・・
「・・・もう朝飯の時間か。」
あー昨日はマジで疲れたな・・・てか、何なんだったんだあのモンスターは?
見た目かわいい雪だるまの癖にメチャクチャ堅い雪玉を豪速球で投げやがって・・・しかも何体か倒したら残骸が合体してゴーレムみたいになりやがったしな・・・マジであいつと対面した時は久しぶりに死ぬかと思ったんですけど。でもまぁ、弱点が
分かりやすく炎だったから魔法で楽に倒せたし結構良い稼ぎになったな。
だからそれで金稼ぎしようかと思ったんだけど、そもそもあの雪だるまが滅多に
出現しなくて討伐報告を聞いたのは2,3年ぶりだったらしい。だから討伐報告した時は凄く驚かれてたな・・・流石ロイドさんとソフィさんですね!って・・・俺は?
「ご主人様ー朝ですよー!朝ご飯が出来ますから起きてくださーい!」
昨日の出来事を思い出しながら心に吹く冷たい風に震えてベッドに潜り込もうとしていると、部屋の扉が叩かれてマホが勢いよく入って来た・・・っていうか。
「朝から元気だな・・・」
「いや、もうそろそろ9時になりますからね。って言うか、家事の担当が無い日
だからってだらけ過ぎですよ。ロイドさんもソフィさんも30分くらいまえに朝食を食べ終わってますよ。」
「・・・そうか。」
「分かったら早く支度をして朝食を食べる準備をして下さい。今日は皆で本屋さんに行く日なんですからね。」
「あぁ、そういやそんな事になってたっけか。」
「全くもう・・・自分が言った事なのに忘れないでくださいよ。」
マホは呆れながら部屋のカーテンを全部開けていくと、最後に俺の上にあった掛け布団を剥がして部屋を出て行った・・・うぅ、家の中は暖かいとは言え微妙に寒い
んですけど・・・まぁそれを分かっててやってるんだろうけどさ。
「はぁ・・・いい加減起きるか。」
俺は自分の体温で丁度いい温度になっているベッドから起き上がると、寝間着から部屋着に着替えて廊下に出た・・・その時、家の玄関からノック音が聞こえてきた。
「あ、ご主人様!出てもらって良いですか!」
「はいよー!・・・さて、こんな朝っぱらから一体誰だ?」
何か荷物でも送られてきたのか?それとも変な勧誘とか・・・いや、こっちの世界に来てからそういった類の奴らは全然来てないから確率としては低いか。
じゃあやっぱり荷物か?でもそんなの送ってくる様な相手いたかしら?とか何とか
考えながら扉を開けてみるとそこには・・・・
「あ、あの!朝早くに失礼します!あの!わ、あっ、僕!その!」
何か・・・黒髪ショートのロイドが普段装備している様な甲冑を着た子が顔を赤くしてテンパりながら立って居た・・・?その子は俺の顔を見ると、物凄い勢いで深々とお辞儀をしてきて・・・・
「で、弟子にして下さい!!!」
そう大きな声で叫んできた・・・・・・・・・・・・・・あれ?俺の平穏な日常、まだぶっ壊れようとしてないかこれ?
ソフィのリクエストで冬の寒い時期にだけ出現する珍しいモンスターを探し回って運良く討伐する事が出来た次の日、微妙に疲れが残ってる事を感じながら目覚めた
俺はぼんやりとした頭のままベッドの中から時計を見つめていた・・・
「・・・もう朝飯の時間か。」
あー昨日はマジで疲れたな・・・てか、何なんだったんだあのモンスターは?
見た目かわいい雪だるまの癖にメチャクチャ堅い雪玉を豪速球で投げやがって・・・しかも何体か倒したら残骸が合体してゴーレムみたいになりやがったしな・・・マジであいつと対面した時は久しぶりに死ぬかと思ったんですけど。でもまぁ、弱点が
分かりやすく炎だったから魔法で楽に倒せたし結構良い稼ぎになったな。
だからそれで金稼ぎしようかと思ったんだけど、そもそもあの雪だるまが滅多に
出現しなくて討伐報告を聞いたのは2,3年ぶりだったらしい。だから討伐報告した時は凄く驚かれてたな・・・流石ロイドさんとソフィさんですね!って・・・俺は?
「ご主人様ー朝ですよー!朝ご飯が出来ますから起きてくださーい!」
昨日の出来事を思い出しながら心に吹く冷たい風に震えてベッドに潜り込もうとしていると、部屋の扉が叩かれてマホが勢いよく入って来た・・・っていうか。
「朝から元気だな・・・」
「いや、もうそろそろ9時になりますからね。って言うか、家事の担当が無い日
だからってだらけ過ぎですよ。ロイドさんもソフィさんも30分くらいまえに朝食を食べ終わってますよ。」
「・・・そうか。」
「分かったら早く支度をして朝食を食べる準備をして下さい。今日は皆で本屋さんに行く日なんですからね。」
「あぁ、そういやそんな事になってたっけか。」
「全くもう・・・自分が言った事なのに忘れないでくださいよ。」
マホは呆れながら部屋のカーテンを全部開けていくと、最後に俺の上にあった掛け布団を剥がして部屋を出て行った・・・うぅ、家の中は暖かいとは言え微妙に寒い
んですけど・・・まぁそれを分かっててやってるんだろうけどさ。
「はぁ・・・いい加減起きるか。」
俺は自分の体温で丁度いい温度になっているベッドから起き上がると、寝間着から部屋着に着替えて廊下に出た・・・その時、家の玄関からノック音が聞こえてきた。
「あ、ご主人様!出てもらって良いですか!」
「はいよー!・・・さて、こんな朝っぱらから一体誰だ?」
何か荷物でも送られてきたのか?それとも変な勧誘とか・・・いや、こっちの世界に来てからそういった類の奴らは全然来てないから確率としては低いか。
じゃあやっぱり荷物か?でもそんなの送ってくる様な相手いたかしら?とか何とか
考えながら扉を開けてみるとそこには・・・・
「あ、あの!朝早くに失礼します!あの!わ、あっ、僕!その!」
何か・・・黒髪ショートのロイドが普段装備している様な甲冑を着た子が顔を赤くしてテンパりながら立って居た・・・?その子は俺の顔を見ると、物凄い勢いで深々とお辞儀をしてきて・・・・
「で、弟子にして下さい!!!」
そう大きな声で叫んできた・・・・・・・・・・・・・・あれ?俺の平穏な日常、まだぶっ壊れようとしてないかこれ?
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