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おっさんの異世界生活は無理がある。

祐一

第110話

あれからなんやかんやと時間が経ち、特に問題も事件も起こる事なく時刻は夕暮れ時となっていた・・・・うん、平和って素晴らしいね!・・・こんな事で感動してる俺はどっかおかしくなってるんだろうか?それとも最近働きすぎ?・・・よしっ!
考えたら泥沼にはまりそうだからひとまずこの事は忘れよう!それよりも!

「さて、散々遊びまわって空も赤くなってたしそろそろ解散かな。フラウさん、
こんな時間まで付き合ってくれてありがとうな。」

「いえいえ、こちらこそありがとうございました。皆さんのおかげで今日は充実した時間を過ごす事が出来ました。」

「えへへ!そう思って頂けたなら良かったです!」

フラウさんは喜ぶマホの顔を優しく微笑みながら見つめたると、ゆっくりと大通り沿いに設置されている時計に目を向けて時間を確認した。

「・・・名残惜しいですが、そろそろ時間の様ですね。すみませんが、私はこちらで失礼させて頂きます。」

「そうか、それは残念だが仕方ないね。フラウさん、今日まで色々とありがとう。
貴女のおかげで楽しい旅になったよ。」

「ふふっ、私も皆さんとご一緒出来て楽しかったです。ありがとうございます。」

「フラウさん、また会える?」

「えぇ、勿論ですよ。あ、もしよろしかったら皆さんの住んでいるご住所を教えて
頂いても良いですか?」

「え、住所をか?」

「はい。もし皆さんが住んでいる街でイベントを行う機会がありましたら、是非ともご招待したいですから。」

「ほ、本当ですか!?それじゃあおじさんが住んでいる場所の住所を教えますね!」

「九条さんのお家のご住所ですか?」

「はい!私はおじさんのお家にお世話になっていますし、ロイドさんやソフィさんはご近所さんなのでおじさんの家にお手紙が届けばバッチリですから!ですよね?」

「お、おぉそうだな!俺の家の住所ならバッチリだな!」

さ、流石マホだぜ!俺達が一緒に住んでいる事を隠しながらフラウさんに怪しまれる事無く住所を伝えるとは!・・・後で制服姿の女の子達が話してた美味いクレープでも奢ってやるかな!

「・・・これがおじさんの家の住所になります。」

「なるほど、分かりました。それでは何かありましたらこの住所にお手紙を送らせて頂きますね。」

「よろしくお願いします!・・・あっ、そうだ!もし良かったらフラウさんが住んでいる場所の住所も教えてください!お手紙お出ししたいので!」

「私が住んでいる住所・・・ですか?」

「はい!・・・ダメですか?」

「あぁいえ、そうではなくてですね。私、常に各地を転々と動き回っているので基本には宿屋を利用して生活しているんです。ですから住所となると・・・そうですね、王都には住所が不定の方向けにお手紙などを預かる所がありますのでそちらに送って頂いてもよろしいですか?」

「分かりました!それじゃあお手紙を送りたくなったらそちらに行くようにしておきますね!」

「ふふっ、マホさんからのお手紙楽しみにしていますね。」

フラウさんはそう言って微笑むと、俺達から離れる様に一歩後ろに下がって優雅にお辞儀をした。

「それでは皆さん、こちらで失礼させて頂きますね。またいつか、お会いできる日を楽しみにしています。それでは・・・」

「それじゃあなフラウさん。」

「またお会いしましょう!」

「それじゃあね。」

「ばいばい。」

皆でフラウさんに別れを告げると、彼女は小さく頭を下げて人込みの中に消えて
行った。

「・・・さて、そんじゃあ俺達も宿屋に行くとするか。かなり歩き回って疲れたし、早い所風呂に入ってゆっくりしたいしな。」

「ですね!宿屋の場所はこの間の場所と同じですよね?案内します!」

「あぁ、よろしく・・・にしても、明日にもう家に帰るのか。」

「ふふっ、長いようで短い旅だったね。でも中々に楽しめる旅だったよ。」

「うん。色々と興味深かった。」

「それにフラウさんにも出会えましたからね!今回の旅はとってもいい旅でした!
またいつか、皆で旅行したいですね!」

「・・・まぁ、機会があればな。」

「ありますよきっと!その時はもーっと楽しい旅になると思います!」

そう言って満面の笑みを浮かべるマホは、軽い足取りで先頭を歩き宿屋に向かって行った。俺達はそんなマホの後ろを歩きながら自然を笑みを浮かべ、今回の旅の事を振り返っていた・・・色々と面倒事は多かったが、とりあえずは楽しい思い出の方が多くて良かったって感じだな。

でもとりあえずは、さっさと宿屋に行って疲れた体を癒したいねぇ・・・何て事を考えながら宿屋に着いた俺達は、前回と同じ割り振りで部屋に行くとそのまま朝までのんびりと過ごしていた。

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