パーティーを追放された俺は、隠しスキル《縁下》で世界最強のギルドを作る
第32話 戦争②
──リエンside──
「エタちゃん!」
猛毒竜ヒドラの大剣を担ぎ、高速で大柄な男に斬り掛かるエタちゃん。ですが、その大剣を難なく腕で受け止め、エタちゃんが殴り飛ばされてしまいました。
「くっ……!」
あのエタちゃんの怪力とスピードについてこれるなんて……この男、相当ヤバいです……!
「じ、お、ゔっ……踏み潰す……押し潰す……圧え潰す……噛み潰す……捻り潰す……曲げ潰す……歪め潰す……弾け潰す……磨り潰す……折り潰す……潰す……潰す……潰す潰す潰す、つぶぅぅぅぅぅぅぅす!!!!」
狂ってやがるです!?
「混合最上級魔法、《七曜の光線》」
っ、強力な魔法の気配……!?
「混合最上級魔法、《終極絶壁》!」
アンデッドマジシャン五人で結界魔法を展開!
でも……ま、魔法の威力も強いです……!?
一枚目砕かれ、二枚目砕かれ……三枚目にヒビが入ったところで、ようやく止まった。一体どんな威力の魔法ですか……!
「ジオウさん……どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ?」
っ……こっちの小さい子、目が完全にイッてます……こんな子が、あんな威力の魔法を……!
それに、ジオウさんの名前を呼ぶこの人達は……確か、男の方がガレオン、女の子の方がアリナ、でしたか。あの時【白虎】は全滅したと思っていたのですが、生きていたのですか。
でも、この生気のない状態……明らかに普通じゃありませんね。
「ぶっ潰死ィィィ!!!!!」
「くぅっ……!」
こ、この二人を相手に複数のアンデッドを操るの、めっちゃきついです……!
エタちゃんでガレオンの攻撃をいなしながら、アンデッドマジシャンでアリナを牽制しながらガレオンにも攻撃する。それだけでなく、アンデッドシノビも使って敵対エルフも相手をする。
あぁもうっ、頭が焼きキレそう……!
せめて一人だけでも!
エタちゃんを時空間魔法で高速で移動させ、完全にガレオンの背後取る。これで……!
「ぐるぉああああああ!!!!!」
メキュッ──!
「っ! え、エタちゃん……!」
う、嘘っ、エタちゃんの体がねじ曲がって……!?
…………この野郎……!
「殺す!」
エタちゃんの落とした猛毒竜ヒドラの大剣を拾い、ガレオンの首目掛けて振り下ろす……!
それを腕で止められましたが、そこは想定済み!
「ハァッ!」
頚椎蹴り!
「ッッ──!」
アンデッドマジシャンの魔法で強化した蹴りが、綺麗にガレオンの首に入る。手応えあり!
「がああああああああああ!!!」
「っ!?」
嘘っ、これでも倒れないの!?
何とかエタちゃんの時空間魔法でガレオンから離れる。その時にエタちゃんも回収したけど……酷いっ、右腕が捻れて……!
「炎最上級魔法、《黒炎》」
「っ! 《黒炎》!」
アリナの《黒炎》を同じ魔法で相殺する。でも、若干押されてしまった。
何なんですか、この人達のこの強さは……! ジオウさんと契約もしてないのに、私達より強いってどういう事ですか!
くっ……レアナちゃんの方にも、【白虎】の二人が向かってる……ここで、数の暴力を地で行く私が手間取ってる訳には行きません!
ある程度こちらに被害は出ますが、この二人を相手にするなら脳のリソースを全体に割いてる余裕はありませんね!
「エタちゃん、セラちゃん!」
セラちゃんをこっちに呼び寄せ、腕の曲がったエタちゃんと並ばせる。
そしてアンデッドマジシャンやアンデッドシノビの動きをオートに任せる。精密な動きは出来ませんが、今は致し方なし……!
「同調!」
二人と私の間に強固な思念糸を繋ぎ合わせる。さらにホープジュエリーの効果で、より精密に、より緻密に同調する事が出来た。
まずはセラちゃんから!
弓の弦を引き絞り、一本の矢が高速で放たれる。
それをアリナが防ごうと物理障壁を展開しようとしますが、まだ私の攻撃は終わってません!
「エタちゃん!」
次にエタちゃんの時空間魔法で、矢を物理障壁の中に瞬間移動させる。
アリナはそれに無反応。だけど、ガレオンがその矢を掴もうと動いていた。
まだまだぁ!
「《増殖》!」
その瞬間、一本の矢が十五本に増え、二人の体を穿った。
アリナには致命傷のように見えますが……チッ、ガレオンの方は全く効いてないみたいですね……!
ごめんなさい、レアナちゃん。もう少し掛かりそうです……!
「エタちゃん!」
猛毒竜ヒドラの大剣を担ぎ、高速で大柄な男に斬り掛かるエタちゃん。ですが、その大剣を難なく腕で受け止め、エタちゃんが殴り飛ばされてしまいました。
「くっ……!」
あのエタちゃんの怪力とスピードについてこれるなんて……この男、相当ヤバいです……!
「じ、お、ゔっ……踏み潰す……押し潰す……圧え潰す……噛み潰す……捻り潰す……曲げ潰す……歪め潰す……弾け潰す……磨り潰す……折り潰す……潰す……潰す……潰す潰す潰す、つぶぅぅぅぅぅぅぅす!!!!」
狂ってやがるです!?
「混合最上級魔法、《七曜の光線》」
っ、強力な魔法の気配……!?
「混合最上級魔法、《終極絶壁》!」
アンデッドマジシャン五人で結界魔法を展開!
でも……ま、魔法の威力も強いです……!?
一枚目砕かれ、二枚目砕かれ……三枚目にヒビが入ったところで、ようやく止まった。一体どんな威力の魔法ですか……!
「ジオウさん……どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ? どこ?」
っ……こっちの小さい子、目が完全にイッてます……こんな子が、あんな威力の魔法を……!
それに、ジオウさんの名前を呼ぶこの人達は……確か、男の方がガレオン、女の子の方がアリナ、でしたか。あの時【白虎】は全滅したと思っていたのですが、生きていたのですか。
でも、この生気のない状態……明らかに普通じゃありませんね。
「ぶっ潰死ィィィ!!!!!」
「くぅっ……!」
こ、この二人を相手に複数のアンデッドを操るの、めっちゃきついです……!
エタちゃんでガレオンの攻撃をいなしながら、アンデッドマジシャンでアリナを牽制しながらガレオンにも攻撃する。それだけでなく、アンデッドシノビも使って敵対エルフも相手をする。
あぁもうっ、頭が焼きキレそう……!
せめて一人だけでも!
エタちゃんを時空間魔法で高速で移動させ、完全にガレオンの背後取る。これで……!
「ぐるぉああああああ!!!!!」
メキュッ──!
「っ! え、エタちゃん……!」
う、嘘っ、エタちゃんの体がねじ曲がって……!?
…………この野郎……!
「殺す!」
エタちゃんの落とした猛毒竜ヒドラの大剣を拾い、ガレオンの首目掛けて振り下ろす……!
それを腕で止められましたが、そこは想定済み!
「ハァッ!」
頚椎蹴り!
「ッッ──!」
アンデッドマジシャンの魔法で強化した蹴りが、綺麗にガレオンの首に入る。手応えあり!
「がああああああああああ!!!」
「っ!?」
嘘っ、これでも倒れないの!?
何とかエタちゃんの時空間魔法でガレオンから離れる。その時にエタちゃんも回収したけど……酷いっ、右腕が捻れて……!
「炎最上級魔法、《黒炎》」
「っ! 《黒炎》!」
アリナの《黒炎》を同じ魔法で相殺する。でも、若干押されてしまった。
何なんですか、この人達のこの強さは……! ジオウさんと契約もしてないのに、私達より強いってどういう事ですか!
くっ……レアナちゃんの方にも、【白虎】の二人が向かってる……ここで、数の暴力を地で行く私が手間取ってる訳には行きません!
ある程度こちらに被害は出ますが、この二人を相手にするなら脳のリソースを全体に割いてる余裕はありませんね!
「エタちゃん、セラちゃん!」
セラちゃんをこっちに呼び寄せ、腕の曲がったエタちゃんと並ばせる。
そしてアンデッドマジシャンやアンデッドシノビの動きをオートに任せる。精密な動きは出来ませんが、今は致し方なし……!
「同調!」
二人と私の間に強固な思念糸を繋ぎ合わせる。さらにホープジュエリーの効果で、より精密に、より緻密に同調する事が出来た。
まずはセラちゃんから!
弓の弦を引き絞り、一本の矢が高速で放たれる。
それをアリナが防ごうと物理障壁を展開しようとしますが、まだ私の攻撃は終わってません!
「エタちゃん!」
次にエタちゃんの時空間魔法で、矢を物理障壁の中に瞬間移動させる。
アリナはそれに無反応。だけど、ガレオンがその矢を掴もうと動いていた。
まだまだぁ!
「《増殖》!」
その瞬間、一本の矢が十五本に増え、二人の体を穿った。
アリナには致命傷のように見えますが……チッ、ガレオンの方は全く効いてないみたいですね……!
ごめんなさい、レアナちゃん。もう少し掛かりそうです……!
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