パーティーを追放された俺は、隠しスキル《縁下》で世界最強のギルドを作る

赤金武蔵

幕間

 ──???side──






「おやおヤ。ちょっと助けに入るタイミングが遅かっタですかネェ。いち、にぃ、さん、よん……四人しか生き残っテいませんカ」






「負の感情を集めるためにタイミングを見計らっていましたガ……彼らを絶望の底に叩き落とすにハ、これだと足りないですネ」






「……いや……ふム……ふむふむふム! 何と素晴らしイ! 何と言うどす黒い負の感情でしょウカ!」






「魔導師のお嬢さン。とても深い後悔と悲哀の感情。甘美……実に甘美で青い感情デショウ」






「こちらの格闘士のお兄さン。マグマのように濃ク、まとわりつくような怒リ……まるで喉の奥に絡まって取れなイ、憤怒の感情……」






「剣士のお嬢さンは、また珍しイ! 虚無と羞恥が入り交じっタ一番不安定な感情! 一つ間違えれば感情諸共、魂が壊れてしまう程のアンバランス! ん〜〜〜〜ッ、実に香ばしイ……!」






「最後に貴方ァ……力へノ羨望、嫉妬、憎悪……負の感情を煮詰めて作られたようナ、闇の感情……私の仲間にモ、貴方程の闇に飲み込まれた人はいませン。じ〜つ〜にッ、興味深ァい」






「さア、あなた方には二つノ選択肢がありまス!」






「選択肢一。このまま生きる事を諦メ、生きながらに魔物に食われル」






「選択肢二。私の配下に加わリ、そのどす黒ク、行き場のなイ感情を復讐に使ウ」






「決めるのハ、リーダーである貴方次第」






「でーすーガ」






「私と契約するならバ、今までの力とは比べ物にならない程ノ力を、あなた方へ与えると約束しましょウ!」






「負の感情が濃ければ濃い程……恨みが強ければ強い程、あなた方は強くなれル」






「さァ、どうしまス?」






「…………」






































「本契約、成立でス」

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