ひだまりカフェ

もとひろ@絵本作家/エッセイスト

じぶんが、好き

あなたは、じぶんのことが好きだろうか。

いまのじぶんを、ありのまま、受け入れて、じぶんが、好きだと言えるだろうか。




じぶんが、好き。

こう、断言できる方は、どれだけ、いるのだろうか。




ふと、思った。

ぼくは、いまのぼくが、好きだろうか。




以前の、ぼくは、じぶんのことが嫌いだった。

仕事に追われ、やりたいこともできない。

けれど、闇雲に、前に進もうとしていた。

だから、じぶんのやりたいことを、素直に楽しんでいるひとが、うらやましかった。




ぼくは、ぼくが、嫌いだった。

比べては、落ち込んだ。




体を壊して、眠り続け。

ぼくは、すこしずつ、じぶんと向き合っていった。

じかんが、かかった。

ありのままのじぶんを認めてしまうと、もう立ち直れないと、思い込んでいた。




そんなことは、ないのに。




けれど、じかんをかけて、じぶんと向き合って、生きよう、と思った。

生きるなら、楽しく生きよう、と思った。




それからだ。

ぼくは、じぶんのことが、好きになっていった。

もちろん、変化させたいことは、ある。

この性格をなおしたい、と思うところもある。




けれど、そんなじぶんも、すこしずつ認めて、受け入れて。

ぼくは、すこしずつ、じぶんのことが、好きになった。




いま、ぼくは、やりたいことをやっている。

文章書き、物語をつくり、声で発信している。

そのどれもが、楽しくて、面白い。




以前ほど、ひとと、比べなくなった。

比べるのではなく、いいな、と思う部分の本質を、じぶんなりに、見て、じぶんに取り込んでいく。

じぶんで、味わって、じぶんの栄養にしていく。




書くことも。

声で表現することも。




日々、学びだと思って、やっている。

日々、成長していることが、ぼくには、嬉しい。




じぶんが、好きになっていくと、ほかのひとの、いいな、と思う部分が、どんどん、見えてくる。

そして、その、いいな、と思う部分を、素直に、すごいな、と思えるようになってくる。

うらやましく思うのではなく。

嫉妬するわけでもなく。




ただ、純粋に、すごいな、と思う。

その、すごいな、と思う部分を、じぶんに吸収させていく。




ぼくは、いまのぼくが、好きだ。

そして、これからの、ぼくが、好きだ。




これから、いろいろなことに、挑戦していこうと思う。

もちろん、無理はしない。

ぼくは、ぼくのペースで、歩いていく。




あなたも、いまのじぶんを、ありのままのじぶんを、じかんをかけて、受け入れてみては、どうだろうか。

じぶんと向き合って、じぶんのいいな、と思う部分、変化させたいな、と思う部分、その両方を見て、じかんをかけて、受け入れてみては、どうだろうか。

じかんがかかっても構わない。




あなたには、たくさんの、キラキラした部分がある。

その、キラキラした部分を、どんどん、輝かせて欲しい。

そして、じぶんを、好きになって欲しい。




ここまで、あなたの貴重なじかんをつかって読んでくれて、ありがとうございます。


「ひだまりカフェ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「エッセイ」の人気作品

コメント

コメントを書く