灰色の詩

カムラ(仮村)

灰色のうた

かつて僕らの世界は白かった
なんでも信じられて
なんでも大きく見えた

でも少しずつ見えてきたのは
恐ろしくて美しい現実

現実に染まって僕らは何色になったのだろう
赤、青、黄色

何度も何度も
重ね塗り
混ぜ合わせ

酷く濁った黒色になった


かつて僕らの世界は無垢だった
なんでも許されて
なんでも親切に見えた

でも少しずつ見えてきたのは
楽しくて残酷な未来

未来を目指して僕らは何色を纏うのだろう
赤、青、黄色

何度も何度も
重ね塗り
混ぜ合わせ


だから僕は無垢を加える

黒く濁った感情に
純粋な白を加えてあげれば

ほら、綺麗な灰色だ
絶望と、誇りの灰色だ

なんて暖かい灰色だ

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