ディスカウントショップで兄がわたしを18禁コーナーに連れていこうとしています。
2020/08/25 前編
あの……これは、のろけとかじゃ全然ないんですけど……
わたしは生まれてから、おにーちゃんがお仕事の都合で引っ越す3年前まで、16年間もずっといっしょにこの家で暮らしていたわけなんですが……
おにーちゃんが実家に帰ってきて1か月、世界で一番大好きなおにーちゃんとひとつ屋根の下で暮らしていることに、ドキドキしてしまって、全く眠れない夜があるのです……
そんな夜は、部屋にひとりでいるのがさびしくなり、おにーちゃんに夜這いでもしようかなーなんて思ったり思わなかったり……
まぁ、思った直後に即実行してしまうわけなんですけど!!
隣の部屋で寝ているおにーちゃんは、パンイチだというのに引くくらい寝汗をかいていたのです……
あれはおそらく、リッター単位……
シーツに汗で人の形ができてた……
おにーちゃんが抱かないと眠れない、いわゆるライナスの毛布的な存在のくまのぬいぐるみのりさちゃん・あみちゃんまでびっしょり濡れてるし……
正直毎晩いっしょにおにーちゃんと寝れるこの子がうらやましい……
いや、雑巾みたいにしぼれちゃうくらい、こんなにびっしょり濡れるのはいやだわ、やっぱ。
何か飲ませてあげないと……
脱水症状をおこしちゃうかも……
でも、おにーちゃん寝汗はすごいけど、すやすや眠ってるから、起こしちゃうのは気がひける……
いっそのこと、口移し?
無理無理!
してあげたいけどまだ無理!
無理だから!!
無理なのーー!!!
そんな葛藤をなんとかひと段落させたわたしは、おにーちゃんをとりあえず起こして、わたしの飲みかけのペットボトルの経口補水液を飲ませてあげました。
あ、間接キス……
そんなの今までに何回もしてるけど、このタイミングでそれに気づいちゃうとすごく恥ずかしい……
夜這いにきたわたしでしたが、頭の中はそんなだし、さすがにその寝汗びっしょりのベッドでいっしょに寝るのは無理だから、おにーちゃんをちゃんと寝かしつけてから、しょんぼりして部屋に戻ったのです。
でも、やっぱり眠れない……
だって、大好きなおにーちゃんが隣の部屋であんな無防備に寝てるんだよ?
しようと思ったら、「おさわり」なんて「し放題」だし……
たぶんわたしの覚悟次第でどんなことでもできちゃう……
「ぺろぺろ」とか「ちゅぱちゅぱ」とか「じゅっぽじゅっぽ」とか……
それをしてる自分を想像するだけで、えっと、なんていうか、あそこが……これ以上は言わなくてもわかるよね!?
こんなとき、やっぱり相談相手になるのは幼馴染の佳代ちゃんなんだよね……
「夜中にごめんね。ちょっと相談したいことがあるんだけど」
そうLINEを送ると、佳代ちゃんは、起きていたのか、起こしてしまったのか、すぐに返事をくれました。
――もしかして、3年ぶりに帰ってきた大好きなおにーちゃんが、隣の部屋で無防備に寝てることに、緊張して寝れなかったり、とか?
エスパーか。
――玄関の鍵、開けておくから。
うちの親を起こさないように、こっそりわたしの部屋においで。
しかたないから、かわいいみかなを、もっとかわいいわたしが寝かしつけてあげる。
弱っていたわたしは、佳代ちゃんのその甘い言葉に騙されて、つい先日起きた悲劇のことを、そして、このあと起こる悲劇を、まったく考えずに、夜中に佳代ちゃんの部屋にしのびこんだのでした。
          
わたしは生まれてから、おにーちゃんがお仕事の都合で引っ越す3年前まで、16年間もずっといっしょにこの家で暮らしていたわけなんですが……
おにーちゃんが実家に帰ってきて1か月、世界で一番大好きなおにーちゃんとひとつ屋根の下で暮らしていることに、ドキドキしてしまって、全く眠れない夜があるのです……
そんな夜は、部屋にひとりでいるのがさびしくなり、おにーちゃんに夜這いでもしようかなーなんて思ったり思わなかったり……
まぁ、思った直後に即実行してしまうわけなんですけど!!
隣の部屋で寝ているおにーちゃんは、パンイチだというのに引くくらい寝汗をかいていたのです……
あれはおそらく、リッター単位……
シーツに汗で人の形ができてた……
おにーちゃんが抱かないと眠れない、いわゆるライナスの毛布的な存在のくまのぬいぐるみのりさちゃん・あみちゃんまでびっしょり濡れてるし……
正直毎晩いっしょにおにーちゃんと寝れるこの子がうらやましい……
いや、雑巾みたいにしぼれちゃうくらい、こんなにびっしょり濡れるのはいやだわ、やっぱ。
何か飲ませてあげないと……
脱水症状をおこしちゃうかも……
でも、おにーちゃん寝汗はすごいけど、すやすや眠ってるから、起こしちゃうのは気がひける……
いっそのこと、口移し?
無理無理!
してあげたいけどまだ無理!
無理だから!!
無理なのーー!!!
そんな葛藤をなんとかひと段落させたわたしは、おにーちゃんをとりあえず起こして、わたしの飲みかけのペットボトルの経口補水液を飲ませてあげました。
あ、間接キス……
そんなの今までに何回もしてるけど、このタイミングでそれに気づいちゃうとすごく恥ずかしい……
夜這いにきたわたしでしたが、頭の中はそんなだし、さすがにその寝汗びっしょりのベッドでいっしょに寝るのは無理だから、おにーちゃんをちゃんと寝かしつけてから、しょんぼりして部屋に戻ったのです。
でも、やっぱり眠れない……
だって、大好きなおにーちゃんが隣の部屋であんな無防備に寝てるんだよ?
しようと思ったら、「おさわり」なんて「し放題」だし……
たぶんわたしの覚悟次第でどんなことでもできちゃう……
「ぺろぺろ」とか「ちゅぱちゅぱ」とか「じゅっぽじゅっぽ」とか……
それをしてる自分を想像するだけで、えっと、なんていうか、あそこが……これ以上は言わなくてもわかるよね!?
こんなとき、やっぱり相談相手になるのは幼馴染の佳代ちゃんなんだよね……
「夜中にごめんね。ちょっと相談したいことがあるんだけど」
そうLINEを送ると、佳代ちゃんは、起きていたのか、起こしてしまったのか、すぐに返事をくれました。
――もしかして、3年ぶりに帰ってきた大好きなおにーちゃんが、隣の部屋で無防備に寝てることに、緊張して寝れなかったり、とか?
エスパーか。
――玄関の鍵、開けておくから。
うちの親を起こさないように、こっそりわたしの部屋においで。
しかたないから、かわいいみかなを、もっとかわいいわたしが寝かしつけてあげる。
弱っていたわたしは、佳代ちゃんのその甘い言葉に騙されて、つい先日起きた悲劇のことを、そして、このあと起こる悲劇を、まったく考えずに、夜中に佳代ちゃんの部屋にしのびこんだのでした。
          
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