異世界行ったら、出会う女性みんな俺を好きになるので収集つかなくなっている ~スケッチブックに想いをのせて 死神に恋した男の無双&ほのぼのハーレム~
初めての共同作業
『カケルくん……』
「イリゼ様……」
いつもの白い部屋でイリゼ様と二人きり。
ヤバい……ドキドキが止まらない。
イリゼ様の緊張が俺にまで伝染してくるのだ。
『……場所を移すわよ、しっかり捕まってなさい』
「はい、イリゼ様」
あのイリゼ様がしっかりというのだから、それはもう全力で抱きつくよ?
『あ……ち、ちょっと……そんな強く……』
グッはぁアァ!? 止めてイリゼ様! そんな声出されたら死んでしまいますから!?
え? 神界では死なない? 瞬時に復活するだけで死ぬんですよ!!
なんかもう、ハァハァ言っているイリゼ様に連れられて、絶対にひとりでは帰れそうにない深層までやって来た。
『ここまで来れば……こっちよ!』
よく分からないが、イリゼ様が凄まじい数の力を行使しているのを感じる。俺の知覚でわかるだけでも、1秒に数千万以上。もう何が何だか。
『着いたわ! さ、入りましょう』
着いたと言われても何も無い。
でも次の瞬間、景色が切り替わって、いつの間にか、豪華な部屋の中に居た。
「イリゼ様……ここは?」
『私の秘密の別荘よ! こんな時のために用意しておいて良かった……ふえっ!?』
イリゼ様をお姫様抱っこする。
「寝室へ運びますね」
『ひ、ひゃい……』
ありゃ……イリゼ様ガッチガチに緊張しているな……どうしよう……死ぬほど可愛い……あ、今死んだ!? ここが神界で本当に良かった。
寝室というには豪華過ぎる部屋に入る。
そこは精霊たちが歌い踊り、あらゆる種類の花が咲き誇る、花吹雪が舞い散る夢のような場所……。
綺麗だ…………でも落ち着かねぇッ!?
「い、イリゼ様? さすがにこれは……」
『そそそそ、そうね!』
目をぐるぐる回しながら指を鳴らす。
「おお……」
今度は辺り一面煮えたぎる溶岩……すごい迫力だ。本当に熱が伝わってくるような……熱っ!?
「イリゼ様、あ、熱い! ぎゃあああ!?」
『ハッ、ご、ごめんなさい!』
慌てて指を鳴らすイリゼ様。
極寒、砂漠、海の底、街のど真ん中……目まぐるしく景色が変わってゆくが、マトモなのがひとつも無いですよイリゼ様!?
完全にテンパっているイリゼ様を抱きしめて、俺が知っている1番豪華な寝室のイメージを伝える。
『そ、そうね!! これにするわ!』
ようやく、まともな寝室になったけど、急に静かになったから、緊張感がヤバい。
腕の中ではイリゼ様が、小動物のように震えている。
「イリゼ様……俺はすっごい嬉しいんですけど、なんか無理してませんか?」
『か、カケルくん……そんな、無理なんて……私は女神なのよ?』
「そうかも知れませんが、俺にとってはひとりの女の子です。焦ることなんてないんですから。こうしているだけで十分幸せですよ?」
『……ありがとう、カケルくん。私……やっぱり焦っていたみたい』
イリゼ様のその微笑みに3回死んだ。
「自分のペースで良いんです。その時を楽しみに待っていますからね」
『うん……ごめんね……ありがとう、カケルくん』
私は何をしているのだろう。
これじゃあカケルくんを振り回しただけじゃない……。
でも、彼の言う通りだ。
無理に事をすすめてもしょうがない。
そんなのカケルくんに失礼だもの。
ありがとう。今は貴方に甘えるわ。
でもね……貴方にあげたいと思った気持ちは……その想いは本当よ?
カケルくんに甘えるように抱きついた。
サラサラの銀髪に華奢だけど出るところはしっかり出ているボディライン。
うふふ……まるでミコちんみたい――――げっ!?
『ふふふ、どうせこんなことだろうと思った』
咄嗟に逃げようとするイリゼをガッチリとホールドするミコト。
「み、ミコトさん!? どうして?」
『み、ミコちん……あの〜』
『問答無用……約束通り手伝ってあげる……』
「あ、あの、ミコトさん? これはいったい……」
『イリゼの授けた加護が強すぎて、私も含めてカケルに近付けないの。緩和するには、優先権を持つイリゼに行使させなければならない』
「な、なるほど! それで急に……」
『分かったら手伝って。待ってたら数百年たってもこのままだから……』
う……親友のミコトさんの言葉だけに説得力がある。確かにこんなチャンス滅多にない。
「……すいません、イリゼ様!」
『そ、そんな……い、いやあああ!?』
『大丈夫、私も脱ぐから恥ずかしくない』
『そういう問題じゃないのよ〜!?』
『良かった。無事加護が緩和された』
「イリゼ様……大丈夫かな?」
隣で幸せそうに寝息を立てる女神様。
『大丈夫。イリゼは昔から、自分からは何にも出来ないけれど、何でも出来る自慢の親友なんだから』
なにが大丈夫なのか分からないが、自慢の親友だということは分かった。
「そうか。それでその……ミコトさん?」
『ふふっ、分かってる。今夜は朝まで寝かせないから……』
神界に朝など無いけれど、そんな野暮なツッコミは無しで。
文字通り、死ぬほど頑張ってしまった。
え? イリゼ様? 罰当たりになるのでノーコメントですよ。
「イリゼ様……」
いつもの白い部屋でイリゼ様と二人きり。
ヤバい……ドキドキが止まらない。
イリゼ様の緊張が俺にまで伝染してくるのだ。
『……場所を移すわよ、しっかり捕まってなさい』
「はい、イリゼ様」
あのイリゼ様がしっかりというのだから、それはもう全力で抱きつくよ?
『あ……ち、ちょっと……そんな強く……』
グッはぁアァ!? 止めてイリゼ様! そんな声出されたら死んでしまいますから!?
え? 神界では死なない? 瞬時に復活するだけで死ぬんですよ!!
なんかもう、ハァハァ言っているイリゼ様に連れられて、絶対にひとりでは帰れそうにない深層までやって来た。
『ここまで来れば……こっちよ!』
よく分からないが、イリゼ様が凄まじい数の力を行使しているのを感じる。俺の知覚でわかるだけでも、1秒に数千万以上。もう何が何だか。
『着いたわ! さ、入りましょう』
着いたと言われても何も無い。
でも次の瞬間、景色が切り替わって、いつの間にか、豪華な部屋の中に居た。
「イリゼ様……ここは?」
『私の秘密の別荘よ! こんな時のために用意しておいて良かった……ふえっ!?』
イリゼ様をお姫様抱っこする。
「寝室へ運びますね」
『ひ、ひゃい……』
ありゃ……イリゼ様ガッチガチに緊張しているな……どうしよう……死ぬほど可愛い……あ、今死んだ!? ここが神界で本当に良かった。
寝室というには豪華過ぎる部屋に入る。
そこは精霊たちが歌い踊り、あらゆる種類の花が咲き誇る、花吹雪が舞い散る夢のような場所……。
綺麗だ…………でも落ち着かねぇッ!?
「い、イリゼ様? さすがにこれは……」
『そそそそ、そうね!』
目をぐるぐる回しながら指を鳴らす。
「おお……」
今度は辺り一面煮えたぎる溶岩……すごい迫力だ。本当に熱が伝わってくるような……熱っ!?
「イリゼ様、あ、熱い! ぎゃあああ!?」
『ハッ、ご、ごめんなさい!』
慌てて指を鳴らすイリゼ様。
極寒、砂漠、海の底、街のど真ん中……目まぐるしく景色が変わってゆくが、マトモなのがひとつも無いですよイリゼ様!?
完全にテンパっているイリゼ様を抱きしめて、俺が知っている1番豪華な寝室のイメージを伝える。
『そ、そうね!! これにするわ!』
ようやく、まともな寝室になったけど、急に静かになったから、緊張感がヤバい。
腕の中ではイリゼ様が、小動物のように震えている。
「イリゼ様……俺はすっごい嬉しいんですけど、なんか無理してませんか?」
『か、カケルくん……そんな、無理なんて……私は女神なのよ?』
「そうかも知れませんが、俺にとってはひとりの女の子です。焦ることなんてないんですから。こうしているだけで十分幸せですよ?」
『……ありがとう、カケルくん。私……やっぱり焦っていたみたい』
イリゼ様のその微笑みに3回死んだ。
「自分のペースで良いんです。その時を楽しみに待っていますからね」
『うん……ごめんね……ありがとう、カケルくん』
私は何をしているのだろう。
これじゃあカケルくんを振り回しただけじゃない……。
でも、彼の言う通りだ。
無理に事をすすめてもしょうがない。
そんなのカケルくんに失礼だもの。
ありがとう。今は貴方に甘えるわ。
でもね……貴方にあげたいと思った気持ちは……その想いは本当よ?
カケルくんに甘えるように抱きついた。
サラサラの銀髪に華奢だけど出るところはしっかり出ているボディライン。
うふふ……まるでミコちんみたい――――げっ!?
『ふふふ、どうせこんなことだろうと思った』
咄嗟に逃げようとするイリゼをガッチリとホールドするミコト。
「み、ミコトさん!? どうして?」
『み、ミコちん……あの〜』
『問答無用……約束通り手伝ってあげる……』
「あ、あの、ミコトさん? これはいったい……」
『イリゼの授けた加護が強すぎて、私も含めてカケルに近付けないの。緩和するには、優先権を持つイリゼに行使させなければならない』
「な、なるほど! それで急に……」
『分かったら手伝って。待ってたら数百年たってもこのままだから……』
う……親友のミコトさんの言葉だけに説得力がある。確かにこんなチャンス滅多にない。
「……すいません、イリゼ様!」
『そ、そんな……い、いやあああ!?』
『大丈夫、私も脱ぐから恥ずかしくない』
『そういう問題じゃないのよ〜!?』
『良かった。無事加護が緩和された』
「イリゼ様……大丈夫かな?」
隣で幸せそうに寝息を立てる女神様。
『大丈夫。イリゼは昔から、自分からは何にも出来ないけれど、何でも出来る自慢の親友なんだから』
なにが大丈夫なのか分からないが、自慢の親友だということは分かった。
「そうか。それでその……ミコトさん?」
『ふふっ、分かってる。今夜は朝まで寝かせないから……』
神界に朝など無いけれど、そんな野暮なツッコミは無しで。
文字通り、死ぬほど頑張ってしまった。
え? イリゼ様? 罰当たりになるのでノーコメントですよ。
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