Partito rivoluzionario〜革命隊〜

和泉太己

第十一話 世界侵略

泉はこれでやっと日本を手に入れることが出来た。次は世界だと。みんなで会議を開き日本を本部として海外進出することを話すと賛成の声が上がった。まずはどこを改革するかを決めるところから議論は白熱した。知名度はアメリカだが人口や距離で考えれば中国じゃないか、などなどいろんな意見が出たなかで泉はこう決断した。「わかったこうしよう。今や革命隊は日本のトップであるとともに犯罪者集団でもある。まず国のトップとしての立ち位置は他の諸外国との対等な地位を得て話し合いをすること。そして犯罪者集団としての活動は各国の世論調査を陰ながらに調査し、必要があれば革命を起こし国を改革を起こすこと。」とすると周りから
「かなりリスクはあるけど勝算がないとも言えない」
「やってみようそして我らが革命隊の力を見せつけるのだ!」
「おー!!」と言った賛成意見が出た。
そこでさらに泉はこう告げた。
「まず初めに攻めるのは中国にしよう。あそこは人口も多くさらに距離もそこまで遠くない、世界侵略の第一歩としては悪くないだろう」と。
こうしてファーストターゲットは決まった。
決まってしまえばあとはひたすら実行するのみだ。
まず対等な立場になるために電話会合などをたびたび開く。その間に裏では世論調査を行う。
すると驚くべきほどに国民が不満を抱えていることがわかった。そのため泉たちは行動を起こすことにする。
まず初めに世論調査で探りを入れて革命隊に入隊したい者たちを集める、その後泉たちは合流してクーデターを起こさせる。国家が不安定になったところで主要な立場の人間を始末していけば国家は崩壊する。これが今回のプランだ。
泉は最後にこう言った。「さあ、パーティーの始まりだ」と。
その瞬間拍手が送られた。

コメント

コメントを書く

「現代アクション」の人気作品

書籍化作品